これ、
メチャクチャヒットしたので
転載しちゃいます。
↓↓↓
【2人の若い商人の話】
まったく違う仕事のやり方をする、
ある2人の若い商人の話です。
「ふざけるな!」
新米商人の菊次郎は叫んだ!
菊次郎は魚を売り買いする
商人のところで働く新米商人。
なんですが、
同じような仕事をしている
新米商人の官兵衛が
自分の3倍も
小判をもらっていると知って、
ムカついて、
こう叫んでしまったんです。
あまりにもムカついた菊次郎は
主人に直接聞いてみることにした。
菊「なんで、僕の小判がアイツの1/3なんですか!おかしいでしょう!」
主「まあ、待て。言いにくいことなんだが、それでも理由を知りたいか?」
菊「もちろんです!すぐに教えてください!」
主「わかった。じゃあ、教えてやろう」
そう言うと主人は菊次郎に、あることを仕事を任せた。
主人は菊次郎にある仕事を任せた
主「今、通り過ぎた荷物を積んだ馬がいただろう。
あれが何を運んでいるか?聞いてきてくれ」
菊「わかりました。すぐに行ってきます」
そして、菊次郎は必死に走り、
馬を追いかけ戻ってきてこう言いました。
菊「カツオを運んでいる、とのことです」
主「そうか。じゃあ、
そのカツオをどこに運んでいるか、
聞いてきてくれ」
菊次郎はまた必死に走り、
戻ってきてこう主人に言いました。
菊「カツオは市場に運んでいるだそうです」
主「そうか。じゃあ、
誰に頼まれて運んでいるか聞いてきてくれ」
菊次郎はまた必死に走り、
戻ってきました。
菊「隣町にあるライバルの魚屋でした」
主「そうか。じゃあ、値段を聞いてきてくれ」
そんなやりとりを
さらに何度か繰り返したあと、
主人は菊次郎の3倍の小判をもらっている
官兵衛を呼びました。
そして、
官兵衛に菊次郎と同じように
仕事を任せたんです。
主人は官兵衛に同じ仕事を任せた
主「さっき通りすぎた荷物を積んだ馬がいただろう。
何を運んでいるか聞いてきてくれないか?」
官「はい。わかりました」
官兵衛は菊次郎と同じように、
馬を追いかけ、話をして、戻ってきました。
そして、主人にこういったんです。
官「あの馬が運んでいたのはカツオでした。
もう少し話を聞いてみたら、
その魚を注文したのは隣町にあるライバルの魚屋でした。
値段を聞いてみると5kgで小判1枚。
うちなら、4kgで小判1枚で買うことができる。
そう伝えると向こうも乗り気でした。
なので、馬も長旅で疲れてるらしく、
今、うちの倉庫で休憩してもらっています。
いつも買っている値段と同じぐらいですし、
すぐに売り切れると思いますが、、、
カツオを買い取りますか?」
そして、
主人は菊次郎に向かってこう言いました。
主「これで、
なんでお前と官兵衛に払う小判の数が違うか、
わかっただろう」
それを聞いた菊次郎は
大いに反省することになりました。。。
仕事は労力ではなく価値
菊次郎はとてもまじめな青年で、
いわれたことをしっかりと
やっていました。
実際、菊次郎の方が
何度もカツオを乗せた馬のところに
走って行っていますから、
頑張っているのは
菊次郎の方かもしれません。
ですが、、、
仕事の価値は、
本来、相手にどれだけ
価値を提供できるか。
ここがポイントです。
そういう意味では、
主人にとって菊次郎より、
官兵衛の方がありがたい存在であることは
間違いありません。
それに、
官兵衛はそんなに難しい技術がいることを
やっているわけではありません。
ちょっとしたことに
気づいているか、いないのか、
それだけの差です。
『仕事の目的を知る』
(何の為に?)
主人が荷物を運んでいる馬について
調べてほしい。
そういう仕事を頼むからには、
当然目的があります。
そして、今回の場合は、
馬が運んでいるものが
自分の商売に関係があるかもしれない。
ライバルの情報を知れるかもしれない。
などなど、なんとなく
思うところがあるわけです。
その目的を汲み取って
仕事を進められるかどうか。
これが菊次郎と官兵衛に
支払われる小判の差になりました。
一見、どれだけつまらない、
意味がなさそうな仕事にも
目的があります。
その目的を意識して
仕事をできるかどうかで、
仕事の価値を何倍にもできますし、
やりがいにもつながります。
どんなものを運んでいるか
聞きに行く仕事なんて、
しょーもないですよね。
でも、なにかライバルの情報や
ビジネスチャンスに
つながるかもしれない。
それを調査しにいこう。
そう思うと、
この仕事にも魅力が出てきますよね。
仕事の種類は人それぞれ。
置かれている環境も人それぞれ。
もちろん、そうなのですが…







