とある出版社のメルマガより
「君子は義に喩【さと】り、
小人は利に喩る」
里仁【りじん】篇
小さいお子さんには
「困った時のために自分なりのルールを決めましょう」
と言ってもなかなか難しいため、
「正しいか、正しくないかで決めましょう。
損か得かで考えてはいけません」
と、単純明快にお話しするようにしています。
もう少し年齢が上がって、小学校高学年くらいになってくると、
「判断」とか「基準」という言葉の意味を理解できるようになってきます。
そのようなクラスでは次のように説明をします。
「君子はそれが正しいか、正しくないかで物事を判断するけれど、
小人は利益があるか、ないかですべてのことを判断する」
でも孔子は、利益を追求することを決して否定しているわけではありません。
本来、義(=正しいこと)があってこその利(=利益)であって、
義のない利はどこかで必ず躓【つまず】いたり、
行き詰まってしまうものです。
だからこそ、人の道を外れてはいないか、
自分さえ儲かればいいという考えはないかと、
自問自答する必要があるでしょう。
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大人になればなるほど
自分に都合の良い事を
『正しい事』にしがちになる。
自分が基準じゃなく
人としてどうなのか?
を基準にして考えれば
自ずと正しい答えは出る。
今のお前の行動は
人としてどうなんだ!
って問いかけて行こっ!