こんにちは!
てつおじさんです^_^

今日のニュースは近くオープンする
ロンドン1号店の
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どうですか?
素敵でしょう^_^



さて、それでは
恒例の連続小噺をお楽しみください♫
↓↓↓↓
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前回はこちら→
【連続小噺13】

 部員を集めても集めてもみんな辞めて行ったとき、普通もうだめだと投げてしまうと思う。
 でも溝上は投げなかった。
 いや、投げられなかった。

 何故ならば溝上が初めて惚れたダンスを教えてくれた生意気だけど純粋な年下の先生との約束を守りたかったから。


「てっちゃん、人生は偶然の出逢いを必然に変えることが出来るから素晴らしいの」

   そう教えてくれたその子との思い出を、そして約束を守ることによって彼女との2か月を泥の船ではなくダイヤモンドにしたかった。
 

 それには自分がチャンピオンになるだけではなく部員を集めて強いチームを作らなければ約束を守ることにならなかった。
   そのためには指導力がどうしても必要だったんだ!


 そこで溝上が持っているものってなんだろう。僕はどんな勉強や経験をして来たのだろうと考えた。



 溝上の小学校・中学校のあだ名は以前説明した通り、「マンガ」だった。
 山ほどの漫画を読み、自分で漫画を描いたりもしていた。高校時代は“校誌福高”という本を編集したりして大学は西南大の文学部英文科に進学した。



 そしてEMフォスターの” Aspects of the novel”『小説の諸相』という小説の書き方や読み方、良い小説と駄作と呼ばれる小説の解説があり、それを読めば小説の書き方が勉強できるという本と授業の中で出会った。



 その作品が強く溝上の心に残っているのに改めて気づく。
   あのホートン先生の英語授業で半年かけて原著で読んだその本が、何故この時に、こんなにも心の中に浮かんでくるんだろう?

 それは溝上に影響を与えた“星の王子さま”とも、岡本太郎の“今日の芸術”とも全く違うものだった。


 それが何故なのか考えた時、この本が今の溝上に必要だから勝手に浮かんで来るんだと分かったんだ。
 人間はそう造られている。
 昔感じたことや経験したこと、学んだこと。それは何かをやろうと本気になった時に、その解決に役立つ大きなヒントをくれるんだ。
 今の溝上に必要な答えがこの本の中にあるんだって気づいた。

 単語の一つ一つの意味を確かめながら読み進めたその本の中で示された物語の基本。

story(物語)
plot(構成)
people(人々)
suspense(危機)
inevitability(必然性)

だったらこれから達成する「チャンピオンになって強いチームを作る」という物語を小説だと思おう。

 その小説を現実という原稿用紙に書こうと閃いた。


 小説はどんなストーリーにするのも作家の勝手だけれども、読み手が納得してくれなければ失敗!

 最後まで読んでくれなければ失敗!

 テーマやストーリーやプロットやサスペンスやイネビタリティが必要!


 そうだ、その勉強や漫画を描いた体験や演劇部に入って役者もやった経験がある。
 それならば、これから始まるチャンピオンになって強いチームを作るという目標を小説や漫画だと思ってシナリオを描き、実行しよう。役者にもなろう。
 それが溝上に出来る唯一の方法かもしれない。

 大人になってたまたま英文科の授業で半年かけて原著で読んだ心に残って離れないEMフォスターの小説の諸相”Aspects of the novel”

 人生は、出逢いは、物語であり小説だ。だったら本当に小説にしてしまおう!
 この偶然の出逢いの本を必然の出逢いにしてしまおう!

 
 それで西南大に社交ダンス部を作り、まず初代キャプテン溝上がラテンルンバでチャンピオンになり、2代目長身田中キャプテンがワルツでチャンピオンになり、3代目ラグビー部ガッチリ体型の藤本キャプテンがタンゴでチャンピオンになるというストーリーを作り、そこに必要なプロット、ピープル、サスペンスを落とし込んで行くことにした。



続きはまた次回!

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