長女は新生児のころから、よく泣いていました。
布団に置くと常にバタバタしていて、
大きな背中スイッチがあるような子でした。
お祝いに来てくれた親戚が
「こんなに暴れる赤ちゃん、見たことないけど、大丈夫?」
と心配していました。
この頃夫も、
「この子はちゃんとした大人に成長するんだろうか?」
と不安を覚えたそうです。
一か月検診で体重が増えず、
「これだけ暴れてたら、そりゃ体重増えないわ」
と言われてしまいました。
とにかく、置くとギャン泣きするので常にだっこ。
レンタルしたA型ベビーカーは完全アウト。
チャイルドシートは道中ずっと泣き続けていました。
おんぶして料理をしようとしたら、背中で大暴れ。
家の中に知らない人が来ると
最初から最後までずっと泣き続けていました。
寝かしつけも本当に苦労しました。
夜中になっても、目がランランとして
「うひょひょ~」とジャンプしたりするのです。
それでいて、夜中にちょっとしたことで目を覚まし、
その都度泣いたり笑ったり、ハイテンションに
なっていました。
だっこもお風呂も寝かしつけも、
何をするにも私でないとダメで、
「まあ、お母さん大好きなのね」
とたいへんながらも嬉しく思っていました。
が、振り返ってみると、
お母さん大好きというより、
生まれつき過敏な性格で、いろいろ不安だったのかな
と思います。
大人になった今でも過敏なところは残っていますが、
お母さんがいないと不安、
ということは全くありません。
「あの頃、ママママだっこだっこ、言ってたじゃない?」
と尋ねても
「そんなの知らないけど」
と、そっけなく返されるだけなのです。