起立性調節障害という言葉をそれほど意識していない頃、
中3の長女を連れていった心療内科で、
初めて漢方薬に出会いました。
処方されたのは
柴胡加竜骨牡蛎湯でした。
長女にはこの漢方薬が合っていたようです。
毎日喜んで服用していました。
(一度似たような名前の別の薬を試してみましたが
それは合わなかったようです)
体調は少しずつ回復し、
遅刻や欠席が減っていきました。
高校受験も何とか乗り切ることができました。
服薬は徐々に減らしていき、
最終的には服薬も通院も終了することができました。
希望の高校にも入学できて、楽しく通学していました。
学校行事も楽しんでおり、成績はまずまずでしたが
充実した高校生活を送っていました。
しかし、体調は少しずつ悪化していきました。
遅刻や欠席が少しずつ増えてきたタイミングで
コロナ禍に突入したのです。
ステイホームで生活リズムを整えることが難しくなり、
学校が再開しても登校できないことが増えていきました。
再度心療内科を受診することも考えましたが、
カウンセリングの必要性に疑問を感じていたため
近所の漢方内科へ相談することにしました。
念のため事前に電話をし、
高校生の受診は大丈夫とのことでした。
ありがたいことに、予約変更もネットで可能で、
厳しいキャンセルポリシーもありませんでした。
ここで改めて
長女と漢方薬の付き合いが始まったのでした。