現在元気に大学生活を送っている
元・起立性調節障害（疑い）の長女。
心療内科に通院し始めたのは中学３年生のころでした。
予約を取るにあたって、
小児科で内科的に問題がないかどうか確認してきてください、
と言われました。
小児科や内科では、特に異常は言われませんでした。
長女の場合、この段階で出会った漢方薬が効果があったので、
結果的に元気を取り戻すことができました。
それでも高校生活は非常に苦しいものでした。
病院を選ぶにあたって、もっと適切な選択肢があったのではないか、
心療内科へ行く前に、もっと行くべき所があったのではないかと
今でも悔やんでいます。
現在高校生の長男が同じような症状です。
こちらは起立性調節障害の専門病院へ行って診断を受けました。
検査の結果、症状としては軽度なもので
すぐに学校に行けるようになるから大丈夫と言われました。
しかし、中学校にはほとんど行けず、
通信制高校を選択せざるを得ませんでした。
他にもいろいろな病院へ行きましたが、
かえって本人に負担をかけてしまいました。
ただサボっているだけ、
早く寝ればちゃんと起きれる、
どうせゲームばかりしているんだろう、
学校でいじめられているのではないか、
メンタルが弱いんだろう、
親が甘やかしているだけだ
今まで各方面からいろいろと言われました。
それらをすべて払拭して、
「しんどい、だるい、起きれない」
「今は病院には行きたくない」
という長男の言葉をすべて、ただ受け止めようと
決めました。
「早く病気を治して、普通の生活に戻さなくては」
という気持ちも捨てました。
友達と一緒に過ごす充実した学校生活や
夢や目標に向かって頑張る、
キラキラした青春を送る息子の姿を諦めるという
親として非常に苦しい選択でした。