世田谷区豪徳寺にあるテオドラ邸。 | 中古マンション購入からリフォームまでの記録

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2024年3月16日

 

世田谷区で一番古いという水色の洋館を知ったのは、2021年くらいのことだったろうか。私の好きな三原順先生と若い頃一緒にお仕事をしたことがあり、講演などで何度かお見かけしたことのある漫画家の笹生先生が、この洋館維持費用のクラウドファンディングをしていることを旧Twitterで知った。その時、多少なりともお役にたてるのであればと、カード番号を入れて微額をポチっとしたのだった。そんなことがあったことをすっかり忘れていた2024年1月、突然封書が届く。

 

「洋館ティータイム体験&世田谷みやげコースご支援の皆様へ」と書かれたその封書は、メールで反応のない私のようなズボラな支援者に向けたもので、感謝状とともに、プレオープン期か3月以降に予約をして来てちょうだい、と言う内容だった。お手間をおかけして申し訳ない。

 

3月15日から三原順先生の展示が始まるというハガキも同封されていたため、最短の休日である3月16日で予約をし、方向音痴のため30分前には到着するような時間に家を出る。方向音痴ではあるが、姉が昔住んでいたので少し土地勘はあるはずだ。三軒茶屋で、昔は緑のチンチン電車だった世田谷線に乗り換え、宮之阪駅で降りた。昼前なのだが、なんだこりゃというくらい外人さんたちがワチャワチャ歩いている。この辺に何か人気のスポットでもあるんだろうか・・・

 

洋館に着き、スマホのQRコードを受付の方に見せると「ご支援ありがとうございます」と頭を下げてくれる。いやいやそんな金額じゃないんですよと心の中でいいながら、同じ一階の喫茶室へ。

山下和美先生の漫画から抜け出てきたようなスタッフの方々が給仕をしてくれる。ここでも「ご支援ありがとうございます」と頭を下げてくれる。いやほんと、こちらこそ微額ですみません。目が合うと苦笑いしてくれ、まるで山下先生の漫画のワンシーンのよう。ティラミスを食べ紅茶を飲みながら、喫茶室から周りを見渡ししているうちに、あの小窓はなんだろう、屋根の形状が変わっているなと建物自体に興味がわき始めた。

 

トイレもかわいい。広すぎて私のリフォームの参考にはならないが、記念写真。

 

2階の三原順の空想と絵本展をじっくり鑑賞し、再び1階に戻りグッズショップに向かう。三原先生のグッズでいいなと思うものは大体持っているので、新しいものを確認して購入。レジに向かう途中に、

「図解 旧尾崎デオドラ邸」

「世田谷イチ古い洋館の家主になる」1~3巻

が目に留まる。決して安い値段ではないが、洋館の維持にかかる費用に充てますと言う文字を見て、そうかまだまだお金がいるのかと買ってみた。

 

寝室で無理な体制で写真をとったためか、手首の皺がすごくて驚く。

 

庶民とは違う金額スケールに圧倒されながら、漫画家ってこんな金額を動かせるのか、激務ながら夢のある職業だなと思いつつ、読み進める。そういえば、三原先生も20代でアシスタントさん達にお寿司をご馳走していたと札幌で聞いたような。

2巻の後半でクラウドファンディングを始め、笹生先生が奮闘している様子が出てくる。おーこの頃だな、私が知ったのはとページを捲っていると

 

「巻末にあるお名前は今回のクラウドファンディングに参加してくれた方々です」

 

へ?まさか私の名前も?なんていう名前にしたか思い出せない・・・

・・・・・あ、あった!カタカナで苗字のみにしたのか私!

 

イヤーこの漫画を買ってきて良かった。名前が載っているなんて全然知らなかった。相変わらず運を持っているな私。先日行ったパワースポット日光も効いているのかもしれない。そういえばテオドラ邸の帰り道、なぜか道に迷って世田谷大神宮に出てしまい、ついでなのでお参りしてきた。勝負事の祈願にいいらしい。ついでに何か勝負でもしてみるか・・・

いや、ギャンブル依存症が話題の今はタイミングが悪いだろう。