家は買うのか借りるのか。 | 中古マンション購入からリフォームまでの記録

中古マンション購入からリフォームまでの記録

中古マンション買いました。おサイフと相談しながらどこまでリフォームできる?は2010年くらいまでです。
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2024年4月

最近、昔の同僚(というか会社の先輩とか年上の方)2人と別々に飲む機会があった。

 

K氏は、3月で会社を辞めることになっており、地元に帰る前に懐かしい人たちと会おうキャンペーンをしているとのことで、20年弱ぶりに突然電話がかかってきた。Facebookで生存確認できていたつもりだったのだが、実際に会って話を聞くと、会っていない間になかなかに壮絶な出来事が続いており、返す言葉を失ってしまった。K氏は先日、地元に戻る前にとしばらくぶりに帰省してみたら、実家は物であふれかえっており自分の居場所はなさそう、田舎なので仕事もあるかどうかわからないという話だった。田舎出身者としては、ものすごく理解できる話。年寄りとは、どうしてこうも物をしまいこむ生き物なのか。K氏に今どこに住んでいるのと聞いた第一声が、「〇〇市、賃貸だけどね」だった。

 

つぎにお会いしたI氏は、しばらく闘病もあり仕事をしていなかったのだが、最近昔の知り合いの会社で会社員として働きだしたのだそう。仕事をしていなかったので、東京都から物が送られてくるのだとか、医療費のこととか、興味深い話を教えてもらった。I氏も長く同じ賃貸に住んでおり、最近大家さんが代替わりしてから、居心地が悪くなってきたとのことだった。

 

2人とも60前後の年齢だが、今賃貸であることの不安を口にしていた。たしかにこの年齢になると、ローンが終わっていれば、毎月のコストは管理費修繕費のみで安い。まあこの先一生安泰なんてことはなく、地震とか地域の土地開発など何があるかなんてわからないけれど。

 

前の会社では住宅に関わる仕事をしている人が多く、若くしてマンションか戸建てを買っている人が沢山いた。周囲から買わないの?と言われていた若い頃の私には、とても恐ろしい買い物に思えたものだった。隣の家の人とトラブルになったら?土地開発で日当たりとか環境が変わったら?人生で一番大きい金額を出すのに後から失敗だとわかったら?そもそも欠陥住宅だったら?家のメンテナンスって自分でやらないといけないの?・・・ネガティブな話ほど目に付くし記憶に残る。

 

結果的に今の中古マンションを衝動買いした私ではあるが、15年経ったが悪いことは何も起こっていない。管理費が高いので、ある程度気持ちに余裕のある人たちが多いからかもしれない。両隣の住人は数年単位で入れ替わっており、今の隣人の犬は朝晩鳴き続けているが、そのうちまた違う一家に変わるだろうなと思っている。

 

冒頭の二人、たらればではあるが、人生のどこかのタイミングでマンションを買っていたら、年齢を重ねてからの選択肢はどう変わったのだろうかと、他人事ながらずっと考えている・・・