SUTEMATSUカレッジへの想い「私達大切な事忘れていませんか」 | 酒井淑恵のブログ

酒井淑恵のブログ

年齢を重ねる毎にやる事を増やすのではなく、減らしていく。
どなたも再現できるシンプルで豊かな美しさのレシピを綴ります。

酒井淑恵でございます。

昨日はSUTEMATSUカレッジ木曜日クラスでございました。
前期も後半に入りまして今までの振り返りを致しました。

ここで、再度・・再度立ち返りたい思いがございます。
私は何故SUTEMATSUカレッジをしたいと思ったのか・・

SUTEMATSUカレッジについて初めて書いた記事でございます

「With-Bright新スクール開設のお知らせ~大切な事忘れていませんか・・・」

私たち、、
何か大切な事を忘れてはいないでしょうか・・・


私たち、、
自分の輝きだけを考えすぎていないでしょうか・・・


私たち、、
自分のやりたい事ばかりに必死になってないでしょうか・・・

本当に当たり前の小さな事かもしれません。
生活していく上で普通の事。
これで良かったのだろうかと振り返る時間。。。

自分のしたい事。達成したい事。そればかりに目を向けるのではなく
人と関わり、何かを行う中で非常に大切なっていくベースになる事。

ここに真剣に向き合うスクールを開設したいと思います。



そうなのです。当たり前のついつい忘れてしまいそうな
普通の事に目を向ける・・・ココなのでございます。

突然でございますが、いきなり失礼致します。
この写真は息子の結婚式の時のものでございます。
私が一番好きなショットです。

 

息子と姑でございます。

二人の笑顔は本当に幸せそうでしょう?
結婚式の時息子がとても大切な人、有難うと言いたい人
と言われ向かった先が姑でした。

この瞬間、、私は「亡き母を思っておりました」
今でもこの写真を見ると、ある確信が私を支えてくれます。

それは何か・・

母は私が20歳で酒井家に嫁いだ結婚式の夜
ある手紙をくれました。

「とこちゃん、20年間幸せをありがとう。
これからは酒井家に幸せをあげて下さいね」


と短く書かれておりました。

若干20歳の私に送られたこの手紙の深い意味を
理解するに至った出来事が写真の瞬間でした。

私は、母の教えをちゃんと守った。
当たり前の日常生活の中で、、当たり前の幸せを
感じれる家族がいる。

母から娘へそして次世代へ受け継がれた
「幸せと感じるココロ」がある。

子育てはいい加減。一流大学??とは全く無縁でしたが
息子はちゃんと立派な社会人となりました。

姑には滅多に連絡もせず、、気の利いた事も
なにもできない愛想の悪い嫁です。
今でも・・・ですがいつも笑顔で迎えてくれます。


特別な凄い事は何もしておりませんでした。
普通のごくごく当たり前の事を日常化しておりました。

1・挨拶
2・言葉遣い
3・素直であれ

(説明は聞きますが言い訳はNG)

このくらいでしょうか。


私はこれと言って大変な事も、また大袈裟な経験もなく
ごく小さな幸せを基準に日常生活を送ってきました。


SUTEMATSUカレッジは普通の日常そのものに
スポットを当てております。

当たり前、何でもない日常は突然不意になくなるかも
しれませんもの。

日常が美しいから、ハレの日、非日常が輝きます。
当たり前の事ができるからこそ、華やかな社交にビビりません。

当たり前が幸せと感じるココロがあり余裕があるからこそ
反省はしますが卑屈に謝りすぎたり致しません。

SUTEMATSUカレッジはそのような場所でございます。


凄い人を育成する気はございません。
凄い事をする気もございません。
無駄な美しさを追求致します(笑)





酒井淑恵