毎年桜の季節に想う事・・亡き友へ | 酒井淑恵のブログ

酒井淑恵のブログ

年齢を重ねる毎にやる事を増やすのではなく、減らしていく。
どなたも再現できるシンプルで豊かな美しさのレシピを綴ります。

大阪・北浜女磨きサロンウイズブライト酒井淑恵でございます。


4月に入りまして桜が本当に美しいですね。

日本に生まれて良かったと感謝する季節でございます。


私はこの時期必ず思い出す光景があります・・・。


私は愛媛県西条市丹原町来見(くるみ)と言う、のどかな田舎に生まれました。

この土地は松山との山間を結ぶ「桜三里」という峠を越えた場所にあります。


この桜三里は名称どおり、本当に美しい桜が約10キロ続く圧巻の峠でございます。

今から30年以上前の1983年4月初旬、丹原高校を卒業し松山にある短大の

入学式も終え松山市に借りたマンション私は居ました。


夕方、友人が部屋に泣きながら駆け込んできました。

「としえちゃん、○○くんが事故でなくなった、ニュース見て!!」


その瞬間からの記憶がありません。


あるのは、迎えにきてくれた母と祖母と一緒に車で実家に帰る途中の

桜三里の満開の桜でした。


本当に美しくて・・美しくて・・


ただボー然として涙だけ流す私を

桜は中学時代からの一番の男友達だったヒロの死という受け入れられない

現実からほんの少しだけ優しく包み込んでくれたようでした。


ヒロもまた桜三里に住んでいました。


中学、高校と男子なのに本当に仲が良くて・・

長電話・・レコード(当時)の貸し借り、

少年ジャンプの貸し借り(笑)


私が少し高校女子特有の不安定な時期、付き合う人が悪いと

呼び出され、本気で叱られたり、、


そんな彼が、突然バイク事故で亡くなるなんて、、

まだ、子供で多感な時期の私には到底受け入れられない現実でしたね。。


あの時の桜三里の光景が今でも忘れられず、毎年桜を見るたび思い出します。


まだ18歳という若さで旅立った友ヒロへ・・


私は元気で生きていて、そこそこ自分の人生を自分の力で切り開いて

いるからね。


楽しく頑張っていますよ。


毎年この季節、一番にヒロを思い出すのよね。

ヒロはね、ずっと若くてピチピチした笑顔だわよ。


生きてる私たちは精いっぱい自分の人生を歩まなくちゃね。


本当にありがとう。。


また来年ね。