マスコミが動くと命が生まれる~小さな命の現場1. | 酒井淑恵のブログ

酒井淑恵のブログ

年齢を重ねる毎にやる事を増やすのではなく、減らしていく。
どなたも再現できるシンプルで豊かな美しさのレシピを綴ります。

大阪北浜女磨きサロンウィズブライト酒井淑恵でございます。


いきなりでございますが、タイトルの言葉は訪れた行政の所長さんが仰った

非常に重い言葉でございます。


例えば、崖っぷち犬 ・・・もしマスコミが騒がなければ、当たり前のごく当然の

事として捕獲後は処分されます。だってそれが決まりですから。


野犬は狂犬病から人間を守る為に、子犬であろうが見つけたら捕獲

即殺処分だそうです。


ですが、マスコミが騒ぎ、TV、ニュースに取り上げられますと・・・

殺処分できなくなり「命」が生まれると言われました。


大阪・北浜 女磨きサロン(外見・身体・心)ウィズブライト
(子犬ちゃん同志寄り添っています。恐いでしょね。。野犬という理由だけで

親犬から引き離され捕獲され殺処分です)

photo:07

(この中には、捕獲された子猫、成猫が一緒に10匹以上

つめられております。

人間にとって迷惑という理由だけで命は絶たれます)



確か・・去年も極寒の中ずっと飼い主を待っていたワンちゃんがTVで取り上げられ

助けられましたね。。


被災犬も同じような事があったそうです。


動物愛護団体エンジェルズ には常時沢山のワンコが里親を待っております。

そのような中、被災犬でないとダメ・・

被災犬ならいいけど、他のワンコは引き取らない。。


所長さんが言われたのは、、マスコミが取り上げてくれたら今まで無関心

だった多くの人が関心を持ち、応援をし命を救おうとしてくれる。


ですが、その陰で、同じ条件の動物たちが何の不思議さもなく、当たり前の

ように殺処分されていきます。


全て同じ命なのです。


その時だけマスコミの力で命が生まれても、その影には毎日多くの小さな

命が消えていく。


その時だけ・・でなく多くの人たちがずっと関心をもってくれること。

騒がれなかったらこの命はどうなってたのか・・現実を知ろうとしてくれる事。


マスコミが騒いでくれ生まれた命の向こう側、その奥を見ようとすると

TVからの発信はとても大きな動き、ムーブメントになるのではと個人的に思いました。


もし騒がれてなかったら、このワンコはどうなっていたのだろうか・・・。

「同じ命なんですよね。」と言われた所長さんの穏やかですが、何とも切ない表情に

仕事だからでは説明できない、なんとも辛いもどかしい思いをされてらしたのでしょう。。


私自身このような現場に足を運ぶとは夢にも思ってなく、できれば・・本当にできれば

行きたくありませんでした。


見たくない、、知りたくない、、できれば目を背けたい場所でした。


ですが、大阪で初めて作られる猫シェルターをお手伝いさせて頂くにあたり

「現場で何が起きているのかを知ってほしい」というエンジェルズ林統括 の深い想い

に「行かせて頂きます」と即決断致しました。


長くなりますので、センターで私が生まれて初めて遭遇した小さな命の現場は

次回お伝え致します。


お読み頂きありがとうございました。


photo:01


ウイズブライト
酒井淑恵