![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)
それではさっそく行ってみましょうか。
1990年代に、テレビ東京系「ASAYAN」の人気コーナー「コムロギャルソン」(←このネーミングはしょっぱいなぁ
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/145.gif)
「ZUTTO ZUuTTO」(天方直実)
作詞:天方直実/前田たかひろ、作曲:久保こーじ、編曲:久保こーじ
[1997.5.14発売; オリコン最高位36位; 売り上げ枚数0.9万枚]
[歌手メジャー度★★★; 作品メジャー度★★★; オススメ度★★]
![ZUTTOZUuTTO(jpg)](https://stat.ameba.jp/user_images/20121001/18/wishy--washy/27/81/j/t02200424_0245047212215433218.jpg?caw=800)
さっそく詞の方からいきましょうか。この曲の歌詞を、職業作詞家の確かな腕による“密度の濃い” '70年代歌謡曲のそれと比べると、そのスカスカぶりが思わず泣けてくるほどです。・・・とまぁ、初っ端からあんまりネガティブなことは書きたくなかったんですが、その差があまりに歴然としてるもんで、ここのところはお許しを
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/142.gif)
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
我が国では’90年あたりから、それまでのアイドルポップスを引き継ぐ形で、いわゆる「ガール・ポップ」と呼ばれるシンガーソングライターが現れました。そして、ポップスの歌詞が「内容なくワザなく、従って味わいなんてあるはずもなく」というヤバい状況に本格的に陥り始めたのは、ちょうどその頃ではなかったでしょうか(・・・いやもちろん、職業作詞家をしのぐ技術と瑞々しい感性を合わせ持つ”アーティスト”だってちゃんといましたよ。ただ、'70~'80年だと間違いなくデビューできなかったであろうレベルの”シンガーソングラーターもどき”も大量に出てきてしまったという・・・
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/141.gif)
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/140.gif)
さて気を取り直して、次は曲の方です。こちらは親しみやすくて変化に富むマイナー調のメロディーがなかなか私好みの作品で、彼女の初期のシングルの中では頭2つくらい抜けた出来ではないかと思います
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/187.gif)
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)
それにしても、せっかく小室哲哉ファミリーとしてスタートを切ったにもかかわらず、弟子(?)の久保こーじに預けられて小室の手によるヒットの恩恵に預かることもなく(小室哲哉作曲のシングルは8枚目の「With Your Love」一作のみ)、一番大切なデビュー後3年間を不発不遇のまま過ごすことを余儀なくされて、歌手として中途半端なままフェイドアウト・・・。私の目には「テレビによる過剰な演出の犠牲者」としか見えませんでした
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/143.gif)
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/142.gif)
本人は、テレビの勝手な思惑に振り回された'90年代のことは、きっとあまり思い出したくないのではないでしょうか。まぁ、これは私の勝手な想像ですが・・・。