【シングルよもやま話 4】 こちょこちょ娘 (小松みどり) | 歌謡曲(J-POP)のススメ

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音楽といっても数々あれど、歌謡曲ほど誰もが楽しめるジャンルは恐らく他にありません。このブログでは主に、歌謡曲最盛期と言われる70~80年代の作品紹介を通じて、その楽しさ・素晴らしさを少しでも伝えられればと思っています。リアルタイムで知らない若い世代の方もぜひ!

 今日は、

五月みどり

・・・じゃなくって、

小松みどり

・・・でもなくってこのお方・・・


の超迷作をご紹介します。

「こちょこちょ娘」(小松みどり)
作詞:浜口庫之助
、作曲:口庫之助曲:小杉仁三
[1977.11.5発売; オリコン最高位-位; 売り上げ枚数-万枚]
[歌手メジャー度★★; 作品メジャー度★; オススメ度★★ 


 
「CDが欲しくて長年探してるけど、手に入んな~い ・・・そんな曲が誰にも一つや二つあると思うんですよね。私の場合で言うと、4/6の記事にも書いた「虹いろの瞳」(新井薫子)とか、「処女飛行」(川島恵)とか、「恋する素敵」(山本理沙)なんかがそうなんですが、まぁこの辺りはそもそもこれまでにCD化されたことがないんだから、仕方ないっちゃあ仕方ない。

 だけど、「CD化されたことがあるのに入手しそこなって今じゃ廃盤~」ってな話になると、こりゃかなりアツいもんがありますよ
。そして私にとっては、今日取りあげる「こちょこちょ娘」がそんな曲の一つなのです。片想い歴は25年(爆)。1994年に発売されたCD幻の名盤解放歌集 東芝編 男と女の炭坑節」 に収録されたはいいけど、そんなマニアックすぎるCDなんぞ即刻廃盤・・・で、買いそびれました。あ~ぁ、誰か「小松みどりベスト」みたいなCDを企画してくれないもんですかねぇ・・・(いやマジで)。

 ハマクラ先生といえば、「人生いろいろ」、「バラが咲いた」、「夜霧よ今夜もありがとう」、「空に太陽がある限り」(以上すべて作詞作曲を担当)をはじめ、多くの名作を生み出した大御所的存在ですね。そーんな偉い先生のはずなのに、一方で、聴いてると思わず脱力しちゃうような変なテイストの作品(ノヴェルティ・ソング(冗談音楽)とでもいうんでしょうかね)を結構残していらっしゃる。その辺が、ハマクラ先生の尊敬できるとこだと思うわけですよ。

 この「こちょこちょ娘」に関して言えば、ハマクラ先生がおそらくニヤニヤしながら作ったであろう超迷作
を、小松みどりが感情を込めて真剣に歌ってるのがミソ。ま、ちょっと感情込めすぎだろって気がしなくもないですケド・・・。それと、ノヴェルティ・ソングのクセして、やけにメロディが良くできてて繰り返し聞きたくなる(←そんなん私だけか)ところも、有り難いんだか有り難くないんだかよくわかりません。

 まぁね。この曲に関しては、歌詞を書き下すなんて野暮なことは致しません。YouTubeでじっくりとご堪能下さいませ~


【2015/9/1 先日書いた記事でもお知らせした通り、ついにCD音源を入手しましたので、セルフアップしておきますね