外国で生き、その国に根を張り、想いを広めるということ。 | 若松千枝加(ウィッシュ・ウッド社長/留学ニュースサイト編集長)のブログ

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ウェブニュース「留学プレス」、女性特化型の留学情報検索サイト「女子Ryu」を運営し、自身も留学ジャーナリストとして執筆活動を行う若松千枝加のブログです。
働くこと、学ぶこと、旅すること、つながること、笑うことなどを綴ります。

よくテレビ東京で、日本人が海外で活躍し、その国に貢献しているという番組をやっています。

私も録画してよく見ている番組ですが、その覚悟やご苦労というのは、どれほどのものなんだろうとしみじみ思っています。

 

一昨日、私はこんな公演を観てきました。

 

ベニート・ガルシアさんはフラメンコ舞踊家です。

日本でフラメンコを習っている人なら、誰でもそのお名前を知っています。

 

この20年間、日本のフラメンコ発展に大きく寄与された方で、昨日の在20周年記念公演は日本スペイン外交関係樹立150周年に重なるタイミングでもありました。

 

公演は、スペインから招聘した一流アーティストと日本の一流アーティストが融合して音楽を奏で、ベニートさんと、ベニートさんが日本で育て上げてきた日本人の踊り手の方々が協調し、力強い舞台を作り上げていました。

(以前、同じ教室で学んでいた友人も準舞踊団の一員として舞台を盛り上げていて、美しかったです。)

 

20年と一言で言いますが、スペインからこんな遠いアジアの国にやってきて、言葉を覚え、家族を持ち、フラメンコを踊り、教え・・・そのなかにはとてつもないご苦労があったと思います。

 

その20年を経て、大和田伝承ホールの350席が満席になる公演を実現させた。

お席には、日本の名だたるフラメンコ関係者のお顔がたくさんありました。

 

すごいとか感動とか、そんな言葉、不要だなと思いました。

もう、ただただ、すべての事実がそこにありました。