『ZOOT SIMS / FIRST RECORDINGS!』
ズート・シムズの初リーダー・レコーディングを始めとする四つのセッションを集めたアルバムで、録音は1950/4/23から1953/8/25に亘ります。1950/4/23は、流暢なズートを聴くことが出来ますが、それ以前にもズートは流暢でよく歌っていたので、初リーダー・レコーディング云々の驚きはありません。聴き応えがあるのはB面全部を占める1950/6/6のセッションで、これはズートのワン・ホーン・カルテットなので存分に楽しむことができます。1950/4/23 (1-1~3)ZOOT SIMS(ts) TOOTS THIELEMANS(harmonica) JIMMY WOODE(p) SIMON BREHM(b) JACK NOREN(ds)1950/4/24 (1-4,5)ZOOT SIMS(ts) SIXTEN ERIKSSON(tp) LARS GULLIN(brs) DICK HYMAN(p) CHARLIE SHORT(b) ED SHAUGHNESSY(ds)1950/6/6 (2-1~8)ZOOT SIMS(ts) GERRY WIGGINS(p) PIERRE MICHELOT(b) KENNY CLARKE(ds)1953/8/25 (1-6,7)ZOOT SIMS(ts) LARS GULLIN(brs) LEE KONITZ(as) CONTE CANDOLI(tp) FRANK ROSOLINO(tb) DON BAGLEY(b) STAN LEVEY(ds)85点 side1-1 「YOU GO TO MY HEAD」1950/4/2387点 side1-2 「TICKLETOE」 1950/4/2386点 side1-3 「ALL THE THINGS YOU ARE」1950/4/2386点 side1-4 「YELLOW DUCK」 1950/4/2487点 side1-5 「THE WAY YOU LOOK TONIGHT」1950/4/2485点 side1-6 「DEDICATED TO LEE」1953/8/2585点 side1-7 「LATE DATE」 1953/8/2588点 side2-1 「LINGER AWHILE」 1950/6/687点 side2-2 「NIGHT AND DAY(TAKE1)」1950/6/687点 side2-3 「NIGHT AND DAY(TAKE2)」1950/6/688点 side2-4 「I UNDERSTAND」 1950/6/687点 side2-5 「DON’T WORRY ‘BOUT ME」1950/6/687点 side2-6 「SLINGIN’ HASH(TAKE1)」1950/6/687点 side2-7 「SLINGIN’ HASH(TAKE2)」1950/6/687点 side2-8 「TENORLY」 1950/6/6「ユー・ゴー・トゥー・マイ・ヘッド(1-1)」J.F.クーツの曲です。バラードとしてではなく、軽快なリズムに乗って演奏されます。Z.シムズのソロが殆どですが、途中切られた部分もあるみたいです。J.ノレン(ds)とのフォー・バース、J.ウッド(p)のソロもあります。ちゃんとしたジャズで再聴下限の85点です。「ティックル・トウ(1-2)」L.ヤングのオリジナルです。ここではウエスト・コースト風の流暢なズートが聴かれますが、ズートはこうでなくてはいけません。J.ウッド(p)のソロ、ズートとJ.ノレン(ds)との小節交換もあります。お洒落で格好いい87点です。「オール・ザ・シングズ・ユー・アー(1-3)」J.カーンの曲です。ズートはテーマをT.シールマン(harmonica)とユニゾンで演ります。ズートは歌うテナーの片鱗を見せます。S.ブレーム(b)とT.シールマン(harmonica)のソロもあります。ちょっといい86点です。「イエロー・ダック(1-4)」L.ガリンの曲で、バップ風の演奏です。ソロはZ.シムズ、D.ハイマン(p)、L.ガリン(brs)、Z.シムズ、L.ガリン(brs)です。滑らかに歌うズートが聴かれ、ちょっといい86点です。「ザ・ウェイ・ユー・ルック・トゥナイト(1-5)」J.カーンの曲で、最初からズートらしくよく歌います。その後はD.ハイマン(p)、ズートとE.ショーネシー(ds)とのフォー・バースと続きます。お洒落で格好いい87点です。「デディケイテッド・トゥー・リー(1-6)」L.ガリンの曲です。テーマの合奏に重きを置いた演奏で、ソロはL.ガリン(brs)だけで、ズートのソロはありません。ちゃんとしたジャズで再聴下限の85点です。「レイト・デイト(1-7)」L.ガリンの曲です。これも合奏が中心で、ソロはL.ガリン(brs)とズートですが、ソロは短くて直ぐに終わってしまいます。ちゃんとしたジャズで再聴下限の85点です。「リンガー・アホワイル(2-1)」Z.シムズのオリジナルです。スムース&ウォームなズートとG.ウィギンス(p)のソロが聴かれます。ワン・ホーンの良さが出て、お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。「ナイト・アンド・デイ(テイク1)(2-2)」C.ポーターの曲です。ほぼ完成したズートの後、G.ウィギンス(p)、ズートとソロが続き、お洒落で格好いい87点です。「ナイト・アンド・デイ(テイク2) (2-3)」C.ポーターの曲です。テイク1とほぼ同じ印象で甲乙つけがたく、お洒落で格好いい87点です。「アイ・アンダースタンド(2-4)」K.ガノンの曲です。G.ウィギンス(p)のイントロがあり、その後でズートのバラード・プレイを聴くことが出来ます。「1950年でズートのこんなバラードがありますよ!」と思わず言いたくなりました。お洒落で格好良く僅かながら気品を感じさせる88点です。「ドント・ワリー・アバウト・ミー(2-5)」T.ケーラーとR.ブルームの共作です。スイング感を持ってズートがテーマを歌い、G.ウィギンス(p)とズートがソロをとります。お洒落で格好いい87点です。「スリンギン・ハッシュ(テイク1)(2-6)」Z.シムズのオリジナルです。ズートはアップ・テンポで小気味よくスイングしてみせます。その後G.ウィギンス(p)のソロ、そしてズートと(ds)のフォー・バースがあります。お洒落で格好いい87点です。「スリンギン・ハッシュ(テイク2) (2-7)」Z.シムズのオリジナルです。テイク1よりほんの少しテンポが遅いです。テイク1同様G.ウィギンス(p)のソロ、そしてズートと(ds)のフォー・バースです。落ち着いていてどちらかと言えばこちらの方が好きです。お洒落で格好いい87点です。「テナリー(2-8)」Z.シムズのオリジナルです。ソロはズート、G.ウィギンス(p)、ズートで、ズートは安定してスイングするテナーを聴かせます。お洒落で格好いい87点です。86点 side1-4 「YELLOW DUCK」 1950/4/2488点 side2-4 「I UNDERSTAND」 1950/6/687点 side2-8 「TENORLY」 1950/6/6