皆さん、私のことを覚えているだろうか。
そう、ジェダイの偉い人、メイス・ウィンドゥだ。
けっして仮面ライダーゴーストに出てくるマヌケなお坊さんではない。
私がここで語り始めたのは、私の設定について言いたい事があるからだ。
このメイスが登場したのはウィンテルフィギュア怪奇譚が誕生してまだ間もない頃だった。
あの頃のキャラクターと言えば、何となくその辺にあったフィギュアに何となくそれっぽい設定をつけて出演させていただけ。
のちに超人課の話を始めるにあたり、細かい世界観を付け加える前に生まれた最古参キャラクターというわけだな。
だから私の設定はフワッとしている。
なんか本物のジェダイっぽいんだけど、どこから来たか不明。
しかもジェダイだと思っている人もいないし、なぜだか某お坊さんの名で私を呼ぶのだ。
で、本家スターウォーズの世界の立ち位置というのは、前にネターウォーズという長編をやった時に明確にしている。
それはネターウォーズの世界に住むマワシ・ワン・ケノービという男が、叔父のギャースベイダーに弟のオビ・ワンを殺されていたのが明らかになった時、オビ・ワンは別の世界でジェダイとして生きていたという設定だ。
つまり、オビ・ワンが転生した世界こそ、本家スターウォーズの世界だということ。
本家スターウォーズの世界はマルチバース上に存在しているよ、と明確化されていたわけだ。
じゃあ私は何なんだと。
私はどこから来たんだい正史のメイスじゃないのかいと。
そこで私が提案した設定は、オビ・ワンが死亡後に本家スターウォーズ世界に転生したように、逆に私は本家で死亡した後、このブログ世界に転生した本物のメイス・ウィンドゥにしちゃったらどうだい?というものだ。
これはとても受け入れやすい設定だそうで、どうにか採用してくれた。
私の設定は「転生者」ということになった。まさかなろう主人公のようになっちゃうとはな、ふふ…
この世界は良い。
どこか遠い宇宙では争いもあるようだが、私はもうそんな生活とは無縁だ。
たまに現れる怪人や悪人をちょろっと成敗して、弟子のような者たちに剣をちょっぴり教えて、今の暮らしを守るだけで十分に幸福なのだから。
マコト「あっいた、ちょっといいか御成。」
メイス「メイスウィンドゥーーーーだ!」
メイス「やれやれ、どうしたマコト殿。」
マコト「近頃この近辺に、幽霊が出ると噂があるんだ。」
メイス「ほう、そうか。」
マコト「なんだか食いつきが悪いな。超常現象ですぞー!とか言わないのか?」
メイス「だから御成なんだよソイツは!子供ウケ重視の珍妙なキャラ押し付けてくるなよ腹立つなぁ!」
メイス「だが悪い幽霊なら放ってはおけんな。」
マコト「影のように移動する怪しい何かを見たという話がいくつか出ている。実際に何か被害があったわけじゃないが、幽霊騒ぎなら俺たちの出番だろう。」
メイス「ああ。現場に行ってみよう。」
こうして深海マコト、御成は現場へと向かう。
ー冬王第四公園ー
メイス「着いたぞ。ここの公園は広いし、物陰も多いから手分けして怪しい痕跡を探してみよう。」
マコト「いや、探すまでもないようだ。」
「ググウゥ…」
メイス「怪人!?」
マコト「あれはアマゾンか?」
マコト「聞いてた情報と違うな。」
メイス「だが放ってはおけん。」
ことり「こんにちは、マコトさん、御成さん。通りかかったから手伝わせて。」
メイス「メイスさんだ。南くん、心強いぞ。」
ことり「へんしん。」
ポチュン!
『テンガン・ネクロム』
バン!
メイス(これもう完全に仮面ライダーゴーストじゃん…)
メイス(こんな絵面で私はジェダイとか言っても誰も信じてくれないじゃん…)
マコト「ネクロム!?アランか!?いつの間に!」
ことり「ことりです…」
メイス「お前もどうした深海!?誰ひとり正しく認識できてないぞ!」
マコト「とにかく片付けよう!」
ドガッ!
ガンッ!
マコト「こいつらには斬撃の方が有効か。」
『ツタンカーメン!』
ブワッ…!
スパン!
スパァン!
ことり「んん~…」
ことり「えい、ほっ。」
スパンスパン!
メイス「二人とも澱みない太刀筋。町を守るために迷いのない面構え。清々しいまでにヒーローだな。」
メイス「私も負けてられん。」
ピシュワァーッ…!
ザッ…
?「なんだ、騒がしいな…」
メイス「ん?」
?「反乱か?」
メイス「お前は…!?」
その2へ続く































