フィギュア報告会 第256回 | ウィンテルフィギュア怪奇譚

ウィンテルフィギュア怪奇譚

超像可動・figma・フィギュアーツをメインに、フィギュア劇を撮影し公開しているブログです。
ほか、アニメやフィギュアの雑記や、ガチャ商品の購入報告などを行っています。

今回はイラストレーターneco氏によるオリジナルキャラクターシリーズより、figma NH-02-の簡易レビューとなります。


細かい設定などは全く知らない状態での購入です。

しかしneco氏のfigmaとしては、アバダもといA-Z:【B】でそのハイクオリティな完成度を知っていたのと、お顔含めたデザインが好みにどストライクだったのもあり、つい買ってしまいました。

期待を裏切らないフィギュアになっていると思います。


まずは箱。




色合いの調和がとれていて、非常に高級感のあるパッケージ。




大きめのデザイン画のカードが封入されていました。

絵師頼りのキャラクター性なので、こういう雰囲気の分かるアートがあると助かりますね。


本体を見てみます。




めちゃくちゃ頭身が高くて細いんですが、さすがのfigma、パーフェクトなプロポーションと言えるでしょう。



技術的にそれほど難しい処理は少ないように見えますが、細かいクリアパーツの使い方など、設定に忠実な良い仕事なのが分かります。



腰の巨大リボンは根元がジョイント可動、先にも可動部があって地面で折れ曲がる演出が可能。

やや干渉はしますが、表現力が高くてとても良い塩梅のパーツです。

ちょっと自然に立たせるのにもコツが要るんですが、自立もしやすいので面白いですね。



脚のエングレーブは金塗装でゴージャス。

膝を曲げた時だけ覗く金もセクシーでたまらんです。これはメカ娘好きもニッコリ。



スカート周りの可動は制限がきついですが、他の箇所がよく動くので大胆なポージングも余裕です。

後に紹介するスカートオフパーツを使用すると、バケモノ可動に進化します。


こうして見ると完成度が意味わかんないくらい高いです。

例えばこれがハルヒなんかを売ってた黎明期に5000円くらいで発売されていたら、オリキャラなのに大きな話題になっていたことと思います。

今の時代に12000円で売っちゃうとパッとしませんが…生まれた時代が悪かった傑作と言えるのではないでしょうか。


付属品を並べます。



控えめですね。

このボリュームと見た目だけで12000円となれば、高いと感じてしまうのも致し方なしかなと。

触らないと良さが分かりません。

公式特典の目閉じ顔も欲しかったのですが、10ヶ月前に予約が締め切られるので先が見えな過ぎて断念しました。figmaは待つ期間が長すぎて、届くまでそのコンテンツを好きでいられるか分からないリスクがどうしてもありますね。


まずフェイスパーツを見てみましょう。



通常顔。

ジト目に弱いから仕方ないねかわいいね。



睨み顔。

キリッとしていて、派手なアクションに向いています。



呆れ顔。

「あっ、こういう顔もするんだぁ」て感じですね。

かわいいんだね。



大型の杖。

いかにも動きそうな見た目ですが、可動部はなし。

非常に精巧なので、これだけをまじまじと見る価値があります。



平手は少し表情のついたものも。

手のひらにゴールドの塗装もあってセクシー。



さて、本作の最も素晴らしいオプションパーツが、このスカートオフ用の差し替えパーツでございます。



シルエットががらりと変わり、細身の体型が強調されます。

人間らしいスタイルとはかけ離れますが、そもそもアンドロイドという設定っぽいので大丈夫。

これがどう素晴らしいのかというと、可動域が爆上がりするからです。



まず前屈。

かなり俯けるだけでなく、足が顔につくんじゃないかぐらい上がります。



後屈もこの通り、90度まで曲がる大胆なポージングが可能に。

関節の隙間などが目立ってきますが、アンドロイドなのでそこまで分割線を気にしなくてもいいのです。



このポーズなんかは、メガミデバイスじゃなきゃできないと思ってました。

いや凄いです。


このように、スカートとリボンが美しいシルエットの状態と、バッキバキのアクションがこなせるスカートオフ状態の二面性を持ったフィギュアなんですね。

ある意味figmaの集大成です。

アニメの再現性が高いのがfigmaの強みですが、本気を出せば凄いアクションフィギュアも作れちゃうんだぜ、みたいな、マックスファクトリーの意地を感じます。

本来こういうフィギュアにも挑戦したいメーカーなんでしょうね。


以下よりアクション!





シルエットもお顔も良し、リボンと杖で余白も上手く使えるので、バランスの良い構図で写真が撮れます。






リボンのおかげで動きのあるポーズもかなり楽に決まります。

そんなに派手に動かしてないのに、派手に見えるという。








スカートオフアクションが本当に楽しい。

股関節周りの動きが非常に優秀なので、足に変化をつけて色々とやりたくなります。



以上で撮影を終わります。


アニメが大好きな自分にとって、好きなアニメキャラも作らず、ほとんどオリジナルの知らないキャラをわざわざイラストレーターに頼んで作るってどうなの?と思う時はあります。

そんなフィギュアを触ってみると分かるんですけど、ああ、凄いアクションフィギュアが作りたいって衝動と情熱があるんだなと理解できます。

こういう技術があるなら作った方がいい。自分もフィギュアが好きなんだなと再認識させてくれる、ハイクオリティフィギュアだと思います。


このneco氏のオリキャラシリーズ、たぶんどれを買っても出来が良いので集めたい衝動はあるんですが、やはり値段がネックになって手が出せないのが実情です。

「ダンジョン飯のfigmaは全部揃える」なんて思ってましたが、ライオスすら音沙汰ないので代わりにこれ集めてもいいかな、なんて思ったり。


以上です。


報告会おわり