フィギュア報告会 第254回 | ウィンテルフィギュア怪奇譚

ウィンテルフィギュア怪奇譚

超像可動・figma・フィギュアーツをメインに、フィギュア劇を撮影し公開しているブログです。
ほか、アニメやフィギュアの雑記や、ガチャ商品の購入報告などを行っています。

今回はアニメRWBY:氷雪帝国より、figmaワイス・シュニーの簡易レビューを行います。


前にも申し上げましたが、RWBYには3DCGアニメ原作がある一方で、本商品はそれを元にオリジナルエピソードを追加した氷雪帝国という2Dアニメ作品のfigma化という位置付けです。

この氷雪帝国、悪く言えばあまり面白くありませんでした。よく言えば「オリジナリティのある内容ではあったけど、原作が好きで期待していた人が、原作本来の持ち味を感じることはできなかった」作品だと思っています。

で、アニメだけ見た人はワイスにあんまり良いイメージを持たないであろう内容で終わるんですよ。そして原作ファンにはとても古い衣装での立体化となるため、どっちの層にもピンと来ない衣装のfigmaなのでは?という背景があると考えています。

ただRWBYはどのキャラも大好きになる深い描写を積み重ねているので、「ワイスが好き!」っていう人は私のように何も考えずに買っちゃうんじゃないかなぁ。


まずは箱。




ブリスターが二層になっているので、若干厚めの箱です。


本体を見てみます。




う〜ん、流石にfigmaはプロポーションが完璧ですね。

時間をかけているのがすぐに分かります。



参考までに、最近ずっと着てる3rd衣装。

すごく大人っぽくて頼れるお姉さんに成長したんだ、この子。

でもチームメンバーの前だと気を許してアホなこと言い始めるのがほんと可愛いの。



肌以外は全塗装。

髪や服の端にかかった青のグラデーションが程よい感じでマットな質感で、触った時の高級感がすごいです。

左目の傷が良いのよね。

「大財閥の生まれで優秀な姉と生意気な弟がいる次女」っていう典型的なお嬢様の出自なんだけど、物語の最初から顔に傷があるんですよ。この設定は日本人には思いつかない。面白いです。



ポニーテールはジョイント可動式でよく動きます。

上もまあまあ向けるし、このキャラはよく上を向いて駆け回るバトルスタイルなので意識して動くようにしてくれたんだと思います。



そして珍しい…というか初めて?肩のジョイントがボール軸にはめるだけの仕様。昔のガンプラの股関節みたいな単純なアレ。

なぜこうなのか不明ですが、見た目や可動域に大きな違和感はなかったです。

ただしキシキシと固めなので、ポージング時にややストレス。



スカートは前後分割で、ご覧のとおり意外なほど前後に開脚するので良し。


全体的に可動域は広いように感じますが、実際に動かしてみるとやや斜めの可動が小さく、剣を流れるように操るワイスのアクションには少し物足りない感じもあります。

アクション性の高いfigmaが増えている中では、良くも悪くもない、が正直なところ。

某Vtuberの方が動くもんね。



他のfigmaと大きさ比較。

普通サイズ。

ってかnecoのキャラだけ頭身おかしいよなやっぱ…


付属品を並べます。



figma台座は大きめのヘックスタイプが付属。

魔法陣エフェクトに合わせて、専用の可動支柱が二本付いています。

他は武器だけですがこんなものでしょう。

ただルビーがデカい大鎌に差し替えパーツまで付いて同じ値段でしたから、比べると損してるような気分になってしまいます。


フェイスパーツを見てみましょう。



通常顔。

キリッとしてカッコいい。

アニメの顔とも似てると思いますが、12話では慣れず、やはり20時間くらい見ている原作の方を見慣れているのであんまりピンと来ないですかね。



叫び顔。

こちらもバトルアクションの必需品。



照れ顔。

かわいい。

正直なところ、微笑み顔も入れてほしかったかな…氷雪帝国だと「氷の女王」みたいなキャラクターを生かしてたんですが、最近はお人好しの苦労人になってるのでもっと表情豊かなんだよな…



ミルテンアスター。

シリンダーは設定通り6色で塗装されています。



リロードアクションの再現のため、ヒンジ可動します。これが細いので破損が怖い。

シリンダーの回転可動はありません。



魔法陣エフェクト。

劇中でも使いまくるので、なくてはならない必需品です。



加トちゃん手首も両手付属。



以下よりアクション!





武器が長くて画角に収まりきらず、なかなかいいアングルが見つからない。





髪が可動するので、空中アクションが非常に映えます。実際空中でばかり戦ってるので相性が良いですね。

でも写真にするとあんまカッコよく見えないので、撮るのが難しい子。




魔法陣エフェクト付き。

これも肉眼で見るほどカッコよく映らない。



照れ顔で〆。


以上で撮影を終わります。


まとめると

良い点

・見た目のクオリティは相変わらずのfigmaクオリティ

・見た目よりよく動くので遊んでみると楽しい

・出してくれた事自体が奇跡。嬉しすぎる


悪い点

・アニメより原作版が良いのに…

・よく動くけどアクションフィギュア好きには物足りない

・RWBYチームの四人の中でダントツで良い子なのに笑ってくれない


こんな所でしょうか。

アニメを批判する言い方をしましたが、あんまり日本で流行ってない作品なのに、何とかアニメ化してくれて、ついにfigmaにまで辿り着いたのだから、アニメ制作陣には本当に感謝しています。

ただね…やっぱりというか、残りの二人が原型も出ないままシリーズ終了する気配なのは残念でならない。

ルビーの時点で受注が伸びなくてどうにもならなかったんだろうな…

「原作の序盤の話をちょっと省略して、アニオリ展開を挟むことで原作ファンでも見返せる構成にした」のがコンセプトなんだろうけど、解釈違いでテンポも悪くて、ご新規さんにもキツい話だったろうなと。

うまく流行に乗って、原作まで評価されれば違う展開もあったのかと思うと惜しい気持ちにもなります。

残りの二人が揃わない空気なので、ルビーも買う気にならなくて結局推しのワイスだけ買ったっていう状況です。

みなさん、RWBYめっちゃ面白いから見てください。

長いから大変だけど、話に時間をかけた意味のある作品になっているので、たくさんの名シーンに出会えると思います。


以上です。


報告会おわり