ー前回までのあらすじ
冬王第三公園の周辺で、老若男女問わず転倒する事件が続発。
調査に来た鞠莉、アバダ、ルビィ、千歌はコロリンと名乗る怪人と遭遇。
うっかり敵のビームを食らってしまった四人は、首がグルっと後ろを向いてしまう術にかかってしまった!
コロリン「ハッハッハッハ!愉快愉快!その状態で俺様を倒せるならやってみなアバドゥンボルンババ!」
アバダ「アバダね!こんな首が反対向いた程度でおぬしなんぞに負けんわボケェい!」
アバダ「ぬおおーーーっ!」
アバダ「あれ?左手で剣を持ってるから左から後ろに振ると前に出るから右手を前に
ボゴッ!!
アバダ「ほぎゃーーーーー!」
バタン!
アバダ「あ痛ったい!受け身がうまくとれないからすっごい痛い転び方する!」
千歌「この人も理屈で戦うタイプじゃなさそうだもんなぁ…」
コロリン「ブハハハハ!この程度かサウザー課!」
鞠莉「ピンチね!変身よチカ!」
千歌「任せな!」
『シャイニー・ジャンプ!』『ダッシュ!』
ガチャ!ガチャガチャ!
千歌「うわーっ!手元が見えなくてキーが入らない!」
ガチャガチャガチャ…
鞠莉「ああもう!テレビのライダーはみんなすっぽり入れてるジャナイ!」
千歌「ノールック変身て難しいんだよね実際…」
ルビィ「急に特撮あるある始まった…」
ガチャン!
『オーソライズ』
千歌「よっしゃ入った!」
鞠莉「ヘンッスィン!」
千歌「変身!」
バァーン!
千歌「首が反対だからって恐れない!」
ズリ…ズリ…ズリ…
千歌「よいしょ…よいしょ…」
アバダ「見かけによらず慎重派だな。」
鞠莉「あぁ~ん動けないよぉ!恐ろしい能力だわ!」
アバダ「お前はどっちにしろ動けないじゃろ人のせいにすんな。」
鞠莉「いや動けます!見て見て動けてますから!」
ルビィ「ちょっちょっちょどこ行くの鞠莉ちゃ
ドザァッ!
ルビィ「ピギャーーー!!」
ルビィ「まっ…待って鞠莉ちゃ
ドザァッ!
ルビィ「ピギャーーー!!」
ルビィ「鞠莉ちゃ
ルビィ「ピギャーーー!!」
ドザァッ!
アバダ「えっ…?何やってんのあいつ…?」
千歌「いや~このブログ見てると忘れがちだけどあいつ死ぬほどドジなんすよ本来は。」
コロリン「コロリーーン!」
バゴォン!
千歌「ぎゃー!」
アバダ「ずわーっ!?」
コロリン「だっはっは!サウザー課が聞いて呆れるぜ!楽勝すぎやしねーか!?」
アバダ「ぐぬぬぬぬ…!」
アバダ「まさかルビィまで使い物にならんとは迂闊じゃった…!」
千歌「戦力は実質二人だけ…!」
アバダ「じゃが、まだ…」
千歌「勝機はある!」
ガバァッ!
コロリン「なっ!?なんだいったい!?」
アバダ「ふっふっふ…」
千歌「アバダチカダー、完成。」
バァ~ン!
コロリン「なん…だと…!?」
アバダ「どうだ見たか!魔術で千歌の視界と繋げてあるから前が見えるんじゃ!」
千歌「これなら普通に戦える!はず!」
コロリン「!!」
アバダ「どぉりゃああーー!」
ズバン!
コロリン「ぐぅわああ!?」
アバダ「あっダメじゃ、視界が高いし重いからやっぱ動きにく
ボゴン!
アバダ「ほげーーーッ!」
ルビィ「ピギャーーー!!」
ズダァン!
ガチィン!
アバダ「慣れてきたぞ…!」
千歌「その調子だよアバダちゃん!」
ガチャン!
コロリン「ぐ!?」
アバダ「もらった!」
マリア「やった!ついに新商品の億泰まんじゅうが食べれるぞ!嬉しいなあははは!」
千歌「えっ、億泰まんじゅう!?」
アバダ「うおおおおいそっち向くなアホ!」
バゴォン!!
アバダ「ぐわーーーっ!」
千歌「お腹へったなぁーー!」
ドザザッ!
コロリン「焦ったぜ…もう油断しねぇ、一気に倒してやるよ…!」
千歌「うぅ~…」
アバダ「あ~もうクッソめんどくさい…一通り遊んだしもういいか…」
アバダ「千歌、5秒後に上に跳べ。」
千歌「うん、分かった。」
アバダ「行くぞ。」
アバダ「5…4…3…」
アバダ「2…1…」
アバダ「ゼロ。」
シュザン!!
コロリン「あっ……」
バゴォォーン!!
コロリン「ぎゃあああーーーーーッ!!」
アバダ「ゴリ押し最強。」
キンッ!
千歌「ルビィちゃんも使い物にならなかったし、鞠莉ちゃんもどっか消えちゃったね。」
アバダ「姉妹で初共闘回だと思ってたのに消えるとかないわマジで…」
アバダ「ま、楽しかったからいいか☆」
千歌「そだね~。パン食べよ、アルパカちゃんの店で。」
アバダ「よっしゃ食うぞ~!」
今日も冬王町は平和です。
アク劇おわり
ー新商品ー
☆億泰まんじゅう
アルパカのお店の新商品。
超像億泰はわけあって手放してしまったんですが、初期不良の交換で一個余ってた頭部を有効活用して冬王町の新名物にしました。
千歌「うま~。アンパンマンもこんな味なのかなぁ~。」
アルパカ「いや~アンパンマンより美味しいよぉ、うちのパンはねぇ~。ぺっ!」