フィギュア報告会 第186回 | ウィンテルフィギュア怪奇譚

ウィンテルフィギュア怪奇譚

超像可動・figma・フィギュアーツをメインに、フィギュア劇を撮影し公開しているブログです。
ほか、アニメやフィギュアの雑記や、ガチャ商品の購入報告などを行っています。

今回はスケールフィギュアのご紹介です。


アニメRe:ゼロから始める異世界生活より、KDcolle 1/7 フレデリカ・バウマン お茶会Ver.の簡易レビューとなります。


なぜ突然買ってしまったかと言われると、衝動的にとしか言いようがない購入でした。

金髪バブみ巨乳に弱い上にギザ歯が可愛すぎて好きなんですよ、フレデリカ…


KDcolleというブランドは、ウィンテル個人としては初の購入となります。

悪い評判を聞いたことがないので普通に良いものを作ってるという認識ですし、秋葉原ラジオ会館のあみあみで同ブランドの見本を見たことがありますが、なかなか質感が良くて、プライズフィギュアとして量産されがちなラノベ系キャラをきちんとフルプライスクオリティで差別化してて好感を持ちました。

本商品も、結論から言えば非常に安定感のある高クオリティフィギュアです。



まずは箱。




シンプルで明るいパッケージ。

KDcolleのリゼロお茶会シリーズという事で、統一されたパッケージになってるはずです。

お茶会シリーズはエミリア、ラム、レム、ベアトリス、エキドナ、ペトラ、フレデリカと7種類も出ている人気シリーズのようで、リゼロ人気の高さがうかがえますね。

小綺麗な箱ですが、悪い意味で言えばあまり高級感はないかな〜という印象。

定価18700円は安い方というわけでもないし、後述する台座もシンプルで安っぽいため、もう少し箱にパワーを注いで欲しかったですね。


本体を見てみましょう。





高身長のキャラクターが、バランス良くまとまっていると思います。

一目見て良い部分は、やはりメイド服の造形ですね。

控えめに揺れるスカートはフレデリカのキャラクターを上手に再現しているし、かなりディティールも細かいので明らかにプライズフィギュアとの違いを感じます。



惜しかったのが台座。

最近は台座に凝るフィギュアが多い中で、まさかの無地白板。

まぁ本体の完成度が高いので勝負してる所が違うのと、シリーズものなので並べた時にごちゃついた違和感が出ないようにする配慮もあったでしょう。


では、お顔から寄って見ていきましょう!



ギザ歯を手で隠して、横目に微笑む大人びた表情が再現されています。

フレデリカのイメージってこうですよね。

個人的にはギザ歯がヒットしたので歯が見えてるフィギュアを待ちたい気持ちもありましたが、(レムなどに比べると)あんまり人気のあるキャラじゃないので、立体化のチャンスがあるうちに購入した次第です。

残念なのは少し前髪の塗装が荒いこと。髪の隙間が気泡っぽくなってますが、他に悪い部分がないので個人的には許せました。

ただお顔の付近なので、嫌な人は嫌と言っていいと思います。



アイプリも問題なく、アニメそのままのフレデリカの再現に上手く成功していますね。

エッジが立っておらず全体的に丸い造形で、破損が心配になるような細かい箇所もありませんが、これは意図して造形師の個性を抑えてる印象を受けました。

あえてアレンジを入れないユニバーサルな造形と言えるでしょう。この辺がカドカワらしさでしょうかね。



長く伸びた髪も躍動感十分。

ケモ娘らしいハネた癖っ毛も可愛いですね。っていうか典型的メイド気質なのにビースト感を隠せてない感じが好きなの、フレデリカ。

先端にかけて塗装も穏やかなグラデーションになっていて、アニメ塗りっぽいけどプライズ的な安っぽさもない良い塩梅です。


さぁ、上半身に移りますのでね、さっそくおっぱいから見ていくからね!



ミサイル機構搭載型の素敵おっぱい。

じっくり整えたのが分かる立体感が素晴らしいですね…



上から覗くとハラハラする絶妙な隙間もございます。

なかなか穏やかなエロスを感じるナイスおっぱい。



当然下からも撮るよね。

USJにでも来たかのような迫力のあるアトラクションになっとります。ピーチ姫も裸足で逃げ出すぜ!



メイド服の黒塗装は、かなりしっかりと白でハイライトが入ったリアル寄りです。

「黒の表現でプライズとは完全に隔離する」といったコンセプトが透けて見えますね。装飾の少ない衣装に高級感を持たせる技を知っている職人の仕事です。良い。



個人的に思わぬヒットとなったのが右手の造形です。

キャラに似合わないか細い指がなんかエロい。

爪にこっそりグロス塗装が入ってたり、気が利いてます。



カップも丁寧な色分けで、磁器のツヤも良く出てます。

お茶会がテーマのフィギュアでここが適当にならない辺り、思ってた以上にこだわりが詰まってます。


さて、下半身の造形に移ります。



白のエプロン部分も、さりげなく陰影塗装が。



お茶会っつったって、メイドなんかお盆持って突っ立ってるだけじゃね?みたいなイメージと戦ったのが分かる「派手じゃないけど派手に動いてるスカート」。

風を受けて内側から膨らんだ感じが良いですね。

おかげで「ほぼ立ちポーズなんだけどつまらなくない」みたいな難しいラインの表現に成功してると思います。



設定通り、黒の内側には紫の塗装が。これもグラデーション入ってます。



大きく揺れたスカート部分。

ここから内側の白にも陰影塗装があるのが分かります。

更に、後述するスカート内部の造形も…



ブーツは控えめな光沢塗装。

っていうか、フォーマルシューズに黒タイツだと思ってたのに違うんすよ…!

じゃあどうなってるのか、見たいよね!見よう!



ガーター!

見えないけどすげぇしっかり色々と造形されてます!

パンツ細けぇ…手に取って角度を変えると、ふとももの形も凄く美しいんですよこりゃ。

見えない所で造形師が性癖ぶちまけた感ある。



撮りにくいですが前側も。

思わぬご褒美だったから幸せなんじゃ…


ちなみにキャストオフは出来ませんでした。

パーツ構成的にスカートだけ外せるっぽいんですが、接着されてるのでここから先は自己責任です。



以下より色んなアングルで。



少しアオリで撮ると、上品さと愛らしさが出てきて好きなアングルです。

なるべく動きのある髪やスカートまで見せるとベスト。



後ろ側の立体感が美しいので、この角度で飾ってもいいと思うくらい。



かわいい。

でもやっぱ、ギザ歯見せの替え表情パーツあったらもっと良かった。




ふわっと下に広がってく造形は、品があってたいへんよろしい。






横乳も素晴らしいんだぜ。

買ってよかった。



ちらりと覗いてしまう中の人。

なるほど、このめくり方はこのためかと感心。

意外と変態が作ってますよ、このフィギュア。



うひひ!



ベストアングル。

気に入ってる箇所が全部見えつつ、お茶会のフィギュアであることも主張。

かなり高いレベルでキャラクター表現に成功しているので、それらの要素を一枚に入れれば、十分にフレデリカの魅力を表せます。



以上で撮影を終わります。



KDcolleとかいう本屋のフィギュアで、パッケージの訴求力もいまひとつ…なんて思っていた時期が私にもありました。

自社コンテンツであることを活かして、かなり正確にキャラクター表現が出来ているフィギュアだと思います。「アニメが好きならほんとにそのままのフィギュアあるよ」って具合に。

最近は肉感的なアレンジを加えた半エロなフィギュアも人気ですが、クリエイターが作ったコンテンツを、余計な手を加えずに丁寧に立体化していく、中身で勝負してるフィギュアですね。

私はまあまあエロアレンジも好きなので、もっと変態的個性のあるものが欲しい人には、他のメーカーをオススメするかなとも思います。


けっこうちゃんと綺麗なフルプライスフィギュアに仕上がってますので、今後も機会があれば購入してみようと思いました。


以上です。


報告会おわり