ー前回までのあらすじ
ことりと希の前に現れたのは、世界的有名服飾デザイナーのYOKO FUCHIGAMIだった。
YOKOはことりが制作したラブライブの時の服を見て、ド変態だと指摘する。
そんなはずはないと希が反論するものの、ことりはバレちゃったとか言って肯定してしまったのである。
YOKO「洋服はねぇ、誰よりも正直なのよぉ。嘘発見器みたいなものよ。知ってる?嘘つくとピーって鳴るやつ。」
希(知ってますけども…)
YOKO「だからこの衣装もねぇ、ピーピー鳴りまくりなわけなのよねぇ。ことりだけに。」
ことり「………」
YOKO「今のは笑うとこじゃないから笑わなくていいんだけどねぇ。」
希(アカン、この人読めないわ…)
YOKO「でもね、デザイナーは嘘ついちゃダメよねぇ分かるでしょ?」
ことり「はい、分かります…」
YOKO「正直に言ってみなさいよ。あなた本当はどんな衣装を着せたかったの?」
ことり「えっと…」
希(どうしよう、めっちゃ怖いわ聞きたない…耳栓…いや待って、でもメンバーとして聞いとかなあかん気もするし…)
ことり「あたし、本当は…」
ことり「穂乃果ちゃんには裸で踊って欲しかったです…」
希(うわああああああああああ!!)
ことり「でもね、裸にすると警察に連れてかれちゃうでしょ?だから穂乃果ちゃんだけ、なんとか素材を工夫してギリギリの危ない服を作ってたの…」
ことり「おっぱいの所にね、ちくびがくしゅぐったくなるソワソワした生地を当てたり…」
希(誰か!誰か耳栓!)
ことり「髪飾りはわたしが一晩しゃぶったやつを綺麗に洗って使ったり…」
ことり「靴下は私のパンツをリメイクして作ったりしてました…」
希「………」
希(本物やんか…)
希(それ本物やんかことりさん…言い逃れできん変態やないですか…どうしてくれんの…)
YOKO「よく言えたわね。偉いじゃない南さ~ん。」
ことり「はい、スッキリしました!」
希(こっちはもう脳がドロドロ。)
YOKO「そういうね、犯罪臭のするアブない雰囲気が他の子の衣装からも伝わってきたのよねぇ。でも分かる。裸もおしゃれなのよ、誰も気づいてないだけでね。」
ことり「はい!特にホノカチャンは何も着てないのが一番なんです!」
YOKO「素敵なモデルに出会ったのねぇ。その出会い、大事にしてね。一生モノだから。」
ことり「はい、命をかけて守りました!」
希(フォーチュンのくだり台無しやんか!ウチの涙を返せ!)
希「いや待ってことりちゃん!納得できんわ、ほんとに穂乃果ちゃんの衣装はヤバいことになってたん!?」
ことり「うん、限りなく裸に近い衣装だよ♪」
希「限りなくアウトな発言ですけどね!」
希「これは!?オープニングで使った大事な衣装やろ!?」
ことり「それは白い生地が水に濡れると透明になる特殊素材だよ♪」
希「ほぼ上半身裸になる!」
ことり「赤い帯がちくびを隠すのがドキドキするの♪」
希「なんか穂乃果ちゃんのだけ透けやすいなぁと思ってたけど…軽くて薄い生地にしてたんじゃなかったん…?」
ことり「汗で透けてただけだよ。すっごく興奮した。」
希「アウトだよおおおお!」
希「さすがにファーストライブからそんなモン仕込んでないやろ!?なぁ大丈夫って言って!」
ことり「この衣装はとっても大事なものだから…」
希「大事なものだから…!?」
ことり「わたしの力で簡単に破ける衣装になっています♪」
希「破く気だったの!?」
ことり「だってぇ、ライブ中にホノカチャンが急に裸になりたいって言い出しても対応できるじゃん?」
希「安田大サーカスか!」
ことり「まぁ今はネクロムの力でどんな衣装でも破けちゃうから幸せちゅん☆」
希「フォーチュン許すまじ!!」
がくっ…
希「だめや…全てを知った今、リーダーが人知れず痴女スレスレの変態ダンスをやらされながらラブライブまで優勝したことを知ったウチはもう…立ち直れん…」
ことり「結果的にバレなかったからセーフかなって。」
希「アウトアウト。」
パチパチパチ…
YOKO「さっすがねぇ~南さん、見上げた根性してるわぁ。裸への飽くなき探求心に技術がついて来てる。これは鍛えがいがあるわねぇ。」
ことり「鍛えるって…まさか!」
YOKO「私の所へ来なさい。あなた…もっと上を目指す気があるでしょ?」
ことり「……!」
ことり「はいっ!!」
希「いい返事すな!!」
YOKO「とんでもない金の卵を見つけちゃって私も嬉しいわぁ。凄いデザイナーにして巣立たせてあげるから頑張んなさいよねぇ。ことりだけに。」
ことり「あははははっ!」
YOKO「今のは笑うとこじゃないから笑わなくてもいいんだけどねぇ。」
希「待ってやことりちゃん!」
希「あかん!ラブライブ勢は変人はいても変態はおらんかったんや!それを変えたらだめなんよ!」
希「コトリチューーーーーン!!」
希「とんでもないことに…なってしまった…」
希「も、もしかして鞠莉もあの時…」
『ハノケチュンに代わる新しいお友達~~~~っ!!』
希「あれってそういう意味だったん!?」
希「あっでも鞠莉ならいいか。鞠莉が裸になるぶんにはどうでもええわ、心配して損した。」
希「真姫ちゃん誘ってタピオカでも行こかな。」
鞠莉だったら別によかった。
アク劇おわり
おまけ衣装ギミック
Snow halation
背中に隠された糸を勢いよく引き抜くと、上半身の衣装が横に吹き飛んでブラだけになる仕組みを採用。
ブラもことりのパンツをリメイクしているので隙がない。
練習着
実はこれもことりの手製で、特殊な光を当て続けると左肩に隠れていた『ちん。』という文字が浮かび上がるので、『ほ』と併せて『ちんぽ』になる非常に凝った衣装。
二期ではさらに改良が加えられ、『ちんぽダイスキ』まで文字が追加された。