ホビー雑記《ベストオブフィギュア2019》 | ウィンテルフィギュア怪奇譚

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超像可動・figma・フィギュアーツをメインに、フィギュア劇を撮影し公開しているブログです。
ほか、アニメやフィギュアの雑記や、ガチャ商品の購入報告などを行っています。

去年に引き続き、その年で個人的に優れていたと思うアクションフィギュアをランク付けする企画、ベストオブフィギュアを始めます。

今年はfigma、フィギュアーツ、ねんどろいど以外のフィギュアはほとんど買わなかったので、その中からの上位5位のチョイスです。
また備考として
・発売・発送が2019年のもの
・スケールフィギュアは含まない
・フィギュアの単純な完成度より、新しいことに挑戦したりする技術の進歩などを高く評価する
といった具合でランキングします。


では、まずは第5位!


第5位 S.H.Figuarts キュアマシェリ

プリキュアーツがランクイン!
今作は何と言ってもお顔の完成度の高さに驚きました。
今までのプリキュアーツは、figmaと比べてうーん…と中々首を縦に振れなかったり、角度が変わると突然可愛く無くなったりするフェイスパーツが多かったんですが、どこから見ても可愛らしいマシェリのお顔がしっかりと再現されていたのでファンとしては嬉しいばかり。


ようやくプリキュアーツもここまで素直に可愛いと思える物が来ましたが、相変わらず関節の具合がまちまちだったり、そもそものアクション性能が大して良くないなどの課題は改善されていないので、まだまだ納得のいくレベルにまでは到達していないのが事実です。
そして次作のアムールは…
戦隊にしろプリキュアにしろ、きちんと個々の完成度を上げればちゃんと売れるんじゃないか?とは思うものの、現実は厳しいようです。

お次は第4位!


第4位 ねんどろいど 小淵沢報瀬

「原作愛」がキーワードの楽しいフィギュアです。
近頃のねんどろいどは必要最低限のオプションで何とか価格とのバランスを取ろうと努力していますが、結局は物足りないものもあったり。
しかしこの報瀬は「こんな物まで付けるの?」というくらい劇中の小道具が満載になっていて、報瀬というよりは作品全体のイメージを再現するためのパーツ構成となっており、原作の大ファンの私としては嬉しい限り。


ちょっと内容と売り上げのコストバランスが悪かったせいか、残り二人の発表が全くない厳しい状況にも見えますが…ここまで原作愛が詰まっていると、「遊ばなくても持っておきたい」フィギュアになるんだなと、改めて感じる良い機会になりました。
ただね…やはり宣伝上の主役がまだ出てない事実を考えると不満は残りますねw

第3位は!


第3位 figma 雪ミク Snow Princess ver.

ワンフェス2019冬の会場で販売され、後日受注販売となった恒例の雪ミクさん。
やはりfigma本来のコンセプトである「PVCスタチューのような美しさ」を、複雑な造形や印刷で再現しきった気合いの入り方には感服です。


さらにこれだけオプションが付属して、価格は驚きの6000円台。
イベント限定で、グッスマとマックスファクトリーが自社の技術をアピールする宣伝商品の側面が強いゆえの特別価格とは思いますが、お得感がきわめて高いです。
価格が高騰の一途を辿るfigmaですが、主力商品としてまだまだ本気で取り組みたいというメーカーの決意表明のようにも感じます。

さぁ、第2位は!


第2位 S.H.Figuarts 仮面ライダーエボル(フェーズ1,2,3セット)

テレビ放送当時、「これはアーツ欲しいけど立体化はまず無理だな…」と思ったほど複雑なデザインを見事に再現した点が本当に凄いです。
なおかつアーツでは珍しいフェーズチェンジの完全換装まで可能と、割と真骨彫でないアーツの限界に挑んだ感があるまさに最強のフィギュアーツではないでしょうか。


少し省略されている塗装もあるようですが、これだけの造形とオプションが付いていればもはや何も言うことはありません。
これ以上いい物が欲しいなら真骨彫で1から作り直すしかない…普通のライダーアーツとしては、いい意味でひとつの限界点に到達したのかな、と言えるフィギュアのように思います。

そして第1位は…!





第1位 S.H.Figuarts 仮面ライダーキバ キバフォーム

ファンが長年待ち望んだキャラクターでありますし、それに完璧に答えを出し、アーツ製作チームとしても念願を叶えることができたのでは、と思える最高のキバです。
やはり基礎構造をゼロから見直して、そのキャラクターに合った独自の可動機構を構築していくこの真骨彫製法は本当に凄いとしか言いようがありません。


全てのパーツにゼロから最適な答えを出す、という途方も無い作業の繰り返しなのに、最終的に1万円以下で提供できる価格に抑えてくるという太っ腹ですよ。
出したものが発売前に全て売り切れるという、メーカーにとっては夢のような現象が実際に起きているという真骨彫の素晴らしさを、存分に味わえる商品です。


以上が今年のランキングとなります。
『おもちゃ』というカテゴリーならベルトとかも買ってるんですが、かなり偏りがあるので除外せざるを得ず…キバ以外はそこまで真新しいことに挑戦したフィギュアも無かった感じですね。
最近は欲しいものだけ買う普通のアーツコレクターになりつつあります。

来年は子供のこともあり、いよいよ買い控えなきゃいけない年になってくるので、ちょっと寂しいなと思ったり。

絶対評価をするなら、良いものが今年もたくさんありました。
これからもこの業界を応援していきたいなと思います。

雑記おわり