2、警戒
学校でアリスは遥に徳永についていつも通りノロケ話をしていた。
アリスは虫歯で歯がないために10歳頃からいじめられ続けていた。
そのいじめをやめさせ、アリスの唯一の友達になったのは遥だった。
遥は背が高く、胸も大きく、顔も整っていてクラスの人気者だった。
しかし、遥を嫌う者もいて、クスリや売春をしているなどのデマを流されることもあったが遥は無視していた。
アリスは徳永に買ってもらった100万はすると言われるブランドバッグをいつものように遥に見せびらかした。
遥はいきなり警告してきた。
「アリスが幸せだとわたしも幸せ。でも、考えてみてよ。まだ19でしょ?そんなお金どこから手に入れてるかわかってる?借金してるかもしれないよ。痛い目に会う前に別れることだね。」
アリスは反論した
「遥は徳永がどんなヤツかわかってないでしょ。勝手に言わないでよ」
アリスは袖を捲った。
腕の皮膚の一部はえぐられていた。
「元カレよ。痛い目あいたくなかったら別れなさい。最後の警告よ。」
やっと遥が季節問わず長袖を着ている理由がわかった。
徳永は歯がない自分を愛してくれている。
でも、付き合い続けると遥も悲しませることになる。
アリスは徳永の家のポストに手紙を投函した。
徳永へ
もうあえません
ごめんなさい
アリス
悪い予感は当たる
徳永は豹変しはじめていた