昨年の秋、台湾へ添乗で行った。
しかし、出発前からかなりゴタゴタと・・・
突然、ランドオペレーターから出発1週間前に
「予定ホテルがオーバーブッキングで、ホテルが変更になりそうです!」
こういった電話は正直、どれだけ経験者であっても頭が真っ白になる・・・
「どこのホテルに?」と尋ねると、「圓山大飯店です」との事。
「もし、駄目ならば予定のホテルでなんとか交渉はしていますが・・・」
と、弱弱しい声・・・
圓山大飯店は士林夜市の近くに位置し、当初に宿泊予定だったホテルに比べると
立地条件は悪いが、ホテルグレードやかなりアップする。
それに、ちょっとした観光名所になっているホテルなので、お客様の記憶にも残る。
立地が悪くても、まだまだ台湾の場合、観光付き食事付きの商品が主流なので、
足に困る事も無い。
このオーバーブッキングに感謝して、お客様に説明をしてみよう!
結果的には御満足いただけた。
圓山大飯店は日本統治時代剣潭山に建立されていた、
台湾神宮の跡地を利用して建設されたホテルだ。
その敷地面積はかなり広く、大型バスも建物の前だと小さく見えるほどだ。
中国建築の特徴を全面に出した装飾となっていて、
建物は龍の彫刻を多用し、その姿から、龍宮とも呼ばれているらしい。
ロビーに入ると、赤一色・・・
ロビーには見学のみに訪れた観光客や食事のみの観光客でごったがえしていて、
少々、落ち着かない・・・
客室の鍵も、カードキーでは無く重厚な感じ。
以前に来た時は見学だけだったが、実際に泊まってみる事が出来る。
オーバーブッキングに感謝して、ゆっくり味わう事にした。