今回は、大阪の文理学科は、「高校入学後は英検熱は下降?!」と思ったことを記載します。

 

 

7月にブログに記載しましたが、中学生時代の大阪の英検熱はもの凄いものがあります。

 

 

 

英検2級以上取得していると、難易度の高い英語のC問題で一定の得点を獲得できることもあり、日本で一番英検が盛んな地域と言っても過言ではありません。

 

 

大阪の方の受験ブログを見ると、英検で苦労されている方もいらっしゃるのかな。。。と思います。

 

 

大阪の文理学科の高校は、「グローバルリーダーズハイスクール」に認定され、毎年色々な統計が公表されています。

 

 

 

その中に、「英語運用能力」という統計があり、そこに英語に関する情報が記載されています。

 

 

その一つに英検に関して、1年間で取得した人数が公開されています。

 

 

それをここ3年纏めたのが下記表となります。

 

 

 

高校別に、入試時の英検2級以上取得者数と、受検者に対する割合、高校入学後の英検取得者数を記載しました。

 

 

表の右3列が、「高校入学後の英検取得者数」になりますが、いかがでしょう。

 

 

例えば北野高校を見ると、英検準1級以上取得者は、古い方から11名、26名、11名の取得になっています。

 

 

ほぼ全員が英検2級を持って入学している北野高校でも、英検にそこまで力を入れていないことが分かります。

 

 

取得率が高い、茨木、天王寺でも同様かなと思います。

 

 

比較的多いなと思うのは、豊中と生野ですね。ここは高校入学時に2級を持っていなかった生徒が取得したものと思われます。

 

 

高校の中には、学校で英検以外の資格を推奨している高校もあります。

 

 四條畷・・・基本的にはGTECを受験する。

 天王寺・・・基本的にはTOEFLを受験する。

 

 

表を眺めると、あれだけ中学時代に加熱していた英検は、中学時代に卒業し?!、高校時代は受験英語に特化した勉強をしているのかなと思いました。

 

 

大学入試の英検優遇を見ても、例えば同志社大学では推薦ぐらいしか適用されなさそうなので、文理学科の生徒が受験するような大学ではそこまで優遇されていないのかもしれません。

 

 

中学時代にこれだけ加熱しているのに、入学後はそこまでないことが分かったので取り上げてみました。

 

 

この辺の実情が分かる方がいたら教えてください!