今回は、国公立大学の出身地別の割合について記載します。

 

 

先月取り上げた北海道の円山アカデミーでは、北海道大学に首都圏から生徒が来るようになって地元から進学する生徒が減っていることもあり、中学時代から大学受験で勝てる学力をつけていかないといけないということを提言?!されています。

 

 

東北大学も地元から進学する生徒数が減っているというニュースがよく取り上げられているのかなと思います。

 

↓ 例

 

 

 

宮城県の麻布学院のブログでも、この辺の危機感を発信されているのかなと思います。

 

 

 

関東圏の国公立大学が難化していることもあり、北海道大学や東北大学という有名大学に流れているのかなと思いますが、大学4年間であれば北海道や東北大学のある宮城県で過ごすのも楽しそうです。

 

 

「国立大学法人 基礎資料集」に、国立大学入学者の出身高校所在地の割合を示すグラフが掲載されていましたので紹介したいと思います。

 

 

「2023年 国立大学法人 基礎資料集」

2023年 国立大学法人 基 礎 資 料 集

 

「2020年 国立大学法人 基礎資料集」

2020年 国立大学法人 基 礎 資 料 集

 

 

割合が確認できた一番古いのが2020年だったので、3年の違いですが、比較してみたいと思います。

 

 

(北海道大学)

 

 

3年の違いで北海道の割合が2%ほど減少しています。東京、神奈川、愛知、大阪の割合が増え、埼玉が4%以上になりランクイン?!しています。

 

 

 ※この統計では4%以上の都道府県を掲載しているようです。

 

 

再来年ぐらいには北海道の割合が30%を切る可能性が高そうです。。。

 

 

(東北大学)

 

 

宮城は0.6%ほど3年で減っています。ただ、青森は維持し、山形は2020年は入っていないですが、2023年で4.99%で1%ほど増やした計算になります。

 

 

東京は大きく増やしていますが、逆に埼玉や神奈川は減っています。この辺は年によっても異なるのかもしれません。

 

 

そう遠くない将来に宮城と東京が入れ替わることが出てくるのでしょうか。

 

 

(東京大学)

 

 

3人に1人は東京で、2人に1人は東京・神奈川・千葉ということになりそうです。

 

 

(東京医科歯科大学)

 

 

70%近くが関東4県のようです。

 

 

(東京工業大学)

 

 

こちらも関東4県に集中しているようです。

 

 

(一橋大学)

 

 

この辺の東京の大学は同じような傾向ですね。

 

 

(名古屋大学)

 

 

地元の割合を増やしています。愛知も3年で2%ほど増やしました。大阪や神戸といったところからはそこまで入学している生徒は多くないですね。

 

 

(京都大学)

 

 

さすが京都大学になると色々な都道府県がランクインしています。東京の割合が増えています。

 

 

(大阪大学)

 

 

地元勢の割合が減っていますね。その他が2%ぐらい3年で増えています。大阪大学には色々な都道府県から人が集まっているんでしょう。

 

 

(九州大学)

 

九州の中で佐賀がランク外になってしまいました。。。広島が2番目に多いようです。

 

 

掲載されている大学で、地元の割合が一番大きな大学と、一番小さな大学を取り上げたいと思います。

 

 

 

小樽商科大学は90%以上が北海道で、一方、鹿屋体育大学はわずか11%です。最初のほうに取り上げた東北大学もかなり地元の割合が小さな大学と言えそうです。

 

 

 

 

最後に、今回取り上げた基礎資料集に以下が記載されていたので、その通りにしておきます。。。

 

さすがに。。。メールで知らせなくても良いかなと。。。

 

 

(出典)国立大学協会「国立大学法人 基礎資料集」(2024年3月31日)

(元データ)文部科学省「学校基本調査」(2020)。

(出典)国立大学協会、国立大学法人 基礎資料集、2021年3月29日。
(元データ)文部科学省「学校基本調査」(2020)。