これを文字にできるのなら、したいところなのだけど。
(できれば誰かのお役に立てるかもしれないのに)
しかし、どうやっても一目瞭然な HOW TO の形に体系化ができなかったのです。
だから10数年間分の経過は全部はしょって、とても曖昧に書きます。
読んでいただいても「?」かもと思います(謝)。
一言でまとめるなら
負の連鎖があるのなら、正の連鎖もあるはずだ、と
そう信じてきたんです、というお話です。
愛方の負は、母親からの連鎖。
かつての愛方の病はそれを『僕という身内』にも連鎖させようとしたけれど、ここで負の連鎖を終わらせられて、正の連鎖が起こり始めれば、
きっとそれは逆回転して、母親との関係にも繋がっていくのではないか。
ふたりでそう考えてきました。
負に繋がるときは、ある面では簡単なんだよ。
上から下に転がり落ちればいいのだから。
だけど下から上に這い上がるには、時間と忍耐と精神力が要る。
今日は愛方のお母さんの誕生日で、僕も聞いているところでスピーカーで電話をした。
アゲハの羽化を見たんだよ(//▽//)
という話題に、食い気味で聴いてくれたお母さん。
「指先に命の鼓動がね⊂(//▽//)⊃」
こんな他愛ない会話が、水が流れるように二人の間に流れていく。笑い声と共に。
数年前を思えば奇跡だった。
愛方が治り、それと接してきた母親も少しずつ変わっていったんだ。
愛方は、子供の頃にこれをしたかっただろう。
あのねあのね、きょう学校でこんなことがあってね(//▽//)
それを子の体験として、まっすぐに耳を傾けてくれるお母さん。
今、それをやれているのかな…。
「産んでくれただけで親には感謝しなさい」
なんて、人の苦しみをそんな表層の綺麗事で殴ってくるのは、どんな浅はかな人間なのだろう。
あるいはとても恵まれた人間か、いや、自分にこそ蓋をしている人間か。
愛方には言ってきたよ。
お母さんを許せなくてもいい。
嫌いでいい。
縁を切ったっていいんだよ。
だけど様々なことがひとつひとつ調って、巡り巡ってもしいつかこの日が来たら…。
心の中で、ずっとずっと願ってきたことだ。
今日はそれが叶った日。
愛方と母親の関係を見届けること。
それは僕の悲願のひとつだった。
僕が今生でやる宿題、本当に全部クリアしたんじゃないかな。
やり残していること、もう本当に無いと思う。
したら、残りはもはや余生だな。
愉しいことだけして生きましょう(笑)。
お母さん、長生きしてくれてありがとう。
あやを産んでくださってありがとう。
この善き日に、心から感謝いたします。
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