最初に人間から大事にされてこなかった動物は、ある程度なついてからも人間に対して意思表示というか、自己主張がうまくないなあと思うことがあります。
カシオペイアはたぶん、8歳くらい?
(正確には判らないけど、甲羅の年輪を数える限りそれくらいかと…)
おそらくペットショップ生まれで、6歳?のときに前の環境に買われてきて、昨年の10月、双月家の一員に。
個として大切にされるのは、うちに来てからが初めてだと思われます。
実は前の環境でも最後のほう世話をしていたのは主に僕だったので、我が家に来た初日から、手からごはんを食べたりはしてくれていました。
でもカメ飼いさんの間でよく聞く餌くれダンスとか、水槽から出してくれアピールとかは、カシオペイアはわりと最近までまったくしない子でした。
人間に何かを期待するとか、要求すれば叶えてもらえるとか、そういう回路が彼女の中では8年間、繋がってこなかったのでしょう。
何かしてほしいんだろうなあというのは伝わるんですけど、水槽の壁に片手をついて、「じーっ」とこっちを見上げているだけ…。
それが今の、僕のあとを全力で追ってくるようになったきっかけは、非常に分かりやすかった。
ある日、僕の手からもらった鯛の刺身が、大変おいしかった、と。
↑この瞬間、カシオペイアの中でその回路が光線のように一直線に繋がったのが見えた気がしました(T▽T)
今では僕が水槽のそばにいれば一人でもんどりうって引っくり返るくらい大暴れして、自己主張してくれます。
餌に釣られてる?
いいんですよ。ごはんください!という要求が人間に通じると信じて疑わないこと、それはひとつの信頼の形ですから(笑)。
ちび龍たちと戯れているとき…
向こうにも存在を猛アピールするひとの姿が。
『ワタシモ イマスヨ!』
ほわわわーん
人間の姿と見ればあたふたとシェルターに逃げ込んで首を引っ込めていたカメは、こんなアピール上手さんになりました。
残るはましろか…。
(手ごわい(T▽T)w)
《BGM》
角野 隼斗/ティンカーランド