諏訪の社寺建築彫刻には立川流と大隅流があります。
 
ちなみに諏訪大社下社の春宮は大隅流、秋宮は立川流。当時の諏訪藩主の諏訪忠林?が同じ工程期間でつくらせて競わせたものです。
 
手長神社は立川流、足長神社は大隅流。
 
桑原城跡山腹にある足長神社へ♪

 

ご祭神は脚摩乳命•足名椎(あしなづちのみこと)。元々は妻である手摩乳命•手名椎(てなづちのみこと)とともに祀られていました。鎌倉時代に桑原郷が上桑原と下桑原に分けられたとき、上桑原に足名椎を祀る足長神社がつくられ、下桑原の手長神社とともにそれぞれの鎮守となったとされています。


古くは荻葺きの屋根であったため荻宮と呼ばれていたのだそう。ちなみに茅葺きの茅はススキやチガヤ、荻葺きの荻は芒のないイネ科の多年草。
 
拝殿は1842年(天保13年)年に大隅流江崎専司らによって建築。山の斜面にくっつくように建っています。

木鼻に唐獅子、欄間に龍、鷹、鶴、脇障子に麒麟、鳳凰、内部扉の両脇羽目に龍がいます。

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足長神社にも御柱があります。
 
神楽殿は1862年(文久2年)に大隅流の石田房吉によって建築。
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年越し前で地元の方々が焚き火をされていました。
 
足長神社にいくには、足長丘公園まで車でいくのが便利。
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足長丘公園は足長神社の敷地ではないようですが、ふたつ岩注連縄のお宮があります。
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諏訪の古社から諏訪の宮大工と宮彫り師の流派にいきつき、中々に興味深い。
八劔神社、諏訪大社にも参拝しましたが、その紹介はまた折りをみて。
 
 
 

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