なんと立派な平城京! 平城宮第一大極殿の高御座と現在の高御座 / 2018年秋 奈良の旅 その5 のつづき^^/

 

平城宮の正門 朱雀門へ♪

 

大極殿からテクテクと歩いてやってきました。

 

ワタクシは、第一大極殿側から入ったので、朱雀門まで歩いて行くしか手段がなかったのですが、朱雀門側からですとレンタサイクルがあることを知りました…。セグエイの体験もあるそうで、それなら着物でも乗りやすいかも!?

 

「着物でここから朱雀門まで歩くのは、無理じゃないかな〜」っと、大極殿にいらしたボランティアの方にもご心配いただきましたが、昔の人は舗装もされていない中を歩いて参内されていたわけで、着物だから歩けないということはないはず…。歩いて30分弱くらいでした。

 

途中、近鉄線の線路を渡ります。

 

朱雀門は1998年(平成10年)に完成しました。

 

以来、近鉄線の車窓風景としては見ていたものの、ようやく来れた♡

秋草とススキを従えたような秋の朱雀門も良い感じ。

 

朱雀門は薬師寺の様式を参考にして復元されているとのこと。

 

工事中の東西楼で隠れてますが、朱雀門から入って真っ正面が大極殿になります。

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広大な平城宮の中に朱雀門と大極殿だけがポツンとあることでよりスケール感を感じることができました。

 

平城宮跡の南方に位置する朱雀門。

 

朱雀門前の広場は、奈良時代の人々にとってかけがえのない祝祭の場。

それにちなんで、カフェやレストランも併設されています。

 

朱雀門広場には、遣唐使船があります。

 

そして乗船することもできます。神社のようなつくりになっているのが面白い。

 

帆が網代!!!

 

網代帆は風が網から抜ける…そして重いのが欠点。遣唐使船の絵的な資料は「吉備大臣入唐絵詞」ですが、遣唐使が廃止となって400年後の宋の時代に描かれたもの。奈良時代の遣唐使船は2本の帆柱に網代帆であったといわれています。

 
阿倍仲麻呂の歌
 
〜 天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも 〜
 
昨年は第9期の遣唐使であった阿倍仲麻呂が唐に渡ってから1300年というイベントが奈良では行なわれたのだそうです。玄宗皇帝に寵愛されなかなか唐を離れられず、ようやく帰国の途についたものの船は難破してしまい、とうとう日本へ帰ってくることが叶わなかったというのは有名なお話。

 

平城宮いざない館にも立ち寄りたかったのですが、今回は時間がなく素通りです。

これらの施設がすべて無料なのがすごい…。

 
ひたすらに、広大な面積を独り占めしたかのような〜〜〜。
 
ああ、ほんと広い…。
 
人がいないから、悠久の時をより感じることができた、平城宮跡歴史公園でした。
 
奈良の旅レポ、つづきます
 

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