きもの文化検定工房見学会の前日に京都入りし、京紅型の栗山工房へ。2年ぶりの再訪です♪
栗山びんがた工房の西田裕子先生とカメラ 2代目栗山吉三郎のお嬢さまですので3代目?
とってもパワフルで仕事に筋が通っていらっしゃる方です。同じぐらいの背丈という親近感?もあり、どことなく共通したものを感じた私…(・_・;)

琉球紅型の技術と京友禅の染料を取り入れた京紅型。琉球紅型の特徴は沖縄の陽射しにあう鮮烈で大胆な色の顔料による染めですが、栗山紅型は京友禅のような透明感のある染めをだすために染料をつかって染められます。栗山工房では工房内で一貫作業にて行なわれています。分業制の京都では珍しい。

【工程】
①図案作成②型彫り③糊置き④地入れ⑤挿し彩色⑤糊伏せ⑥地染め⑦蒸し⑧水元
蒸しの工程だけはムラなく蒸し仕上げるために大きな設備が整った専門の施設にだしているのだそう。
詳細のレポは、栗山紅型工房 その1 その2  を(^-^)/


今回訪問させていただいた目的は、お誂えのご相談です。
中国産の手績み苧麻糸のザックリした生の麻地が帯3反分あるので、江戸紅型、京紅型、琉球紅型で染めていただき、その違いを楽しもうという試みなのです♪ 

そして栗山紅型でつかっている大麻地でもお誂え。帯の着用感はきものほどありませんが、締心地というのはあります。何が良いかはつかってみないとわかりませんので興味があるのです♪

持ち込みの麻地はシンプルにしてザックリした素材感を活かして…、大麻地はエレガントな感じに。

栗山工房には大量の型紙があるので選ぶのも迷って大変…(@@;
地染めされていたこの型紙もやっぱり良いな…。まだ迷う。。。

つくり手の方に直接ご相談できるというのは何とも贅沢な時間。栗山紅型の意匠は既存の紅型にとらわれず新しいものがドンドンつくられています。西田裕子先生のセンスのファンなのです(〃∇〃)恋の矢
お誂えが完成したら、まとめてレポートしたいと思います♪


※追記します。
栗山紅型工房さんでは、基本的にお誂えは受けていらっしゃいません。
今回のお誂えは、朝香沙都子の熱意と我儘でお願いしたことでございます。西田先生が受けてくださったのは朝香沙都子との個人的な信頼関係によるもので、私がブロガーだからでもございません。
誂えは発注する側の要望通りになるかどうかもわかりませんし、つくり手が制作に専念するために問屋さんや呉服屋さんが存在しております。その辺りをご理解いただきますようお願いいたします。

実は半衿の京紅型染め体験もさせていただく予定で、ご用意くださったのですが…、型紙選びにテンションがあがり過ぎて体力が保たず…できませんでした。ご用意くださったのに本当にごめんなさいm(_ _ )m

京紅型はつかうのは染料ですが、筆でなく刷毛をつかいます。ここが友禅でなく琉球紅型と同じ。


久米島紬に栗山紅型の燕に牡丹文様の帯を里帰りさせました♪


夜は、結城紬に同じ帯で、しりとりコーデ。
きものに着替えられた西田先生も合流してくださり、京洋食まつもとへ。←写真がない
とっても楽しい夜でした!ご一緒してくださった皆さま、ありがとうございました~。


お誂えの出来上がりが楽しみです♪

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