張正さんの折縫い絞り / 有松絞りを巡る旅 その9 のつづきです(^-^)/

手ぬぐいの代名詞ともいえる豆絞り。
きもの カンタービレ♪
現在、お祭りなどで見かける豆絞りの手ぬぐいはほとんどが捺染で染められたもの。
板締めで染められる豆絞りは技術と共に一時途絶えてしまいますが、昭和30年に
張正さんが試行錯誤の上に復刻されました。
今では本来の板締めの技術で豆絞りをつくっているのは張正さんだけなのだそうです。
きもの カンタービレ♪
豆絞りの手ぬぐいを持った中村芝翫の浮世絵。歌川豊国の絵です。
そういえば豆絞りのイメージは「粋で鯔背な…」こんな印象です!
きもの カンタービレ♪

【本豆絞りの工程】
少し水分を含ませた生地を蛇腹状に折り畳んで、溝の彫ってある板締絣台に仕組み合わせます。
きもの カンタービレ♪
蛇腹に折った生地と板の溝が十文字に交差するように仕組むのがポイントひらめき電球
きもの カンタービレ♪
板締絣台の横に数十本の溝が彫ってあるのがわかりますでしょうか。
きもの カンタービレ♪
板締め絣台に組み合わせた生地を側面より板を当てて圧縮します。
きもの カンタービレ♪
固定した台のまま染槽につけて染めあげます。
きもの カンタービレ♪
染めあがるとこんな感じになります。
きもの カンタービレ♪
滲んでほんわかした豆粒が板締めの特徴。豆の形が違うのが良い味をだしていますドキドキ
きもの カンタービレ♪
豆絞りを復活させた立役者のお二人です。
きもの カンタービレ♪

豆絞りの手ぬぐいは有松のお土産にもおススメ(^_^)v
きもの カンタービレ♪
お店では雪花絞りの生地でつくられたハンカチやネクタイ、あずま袋などもあります。
きものの生地見本に雪花絞りのハンカチも買ってくれば良かったな…(・_・;)
きもの カンタービレ♪

この後は、早川嘉英先生の嵐絞りの作品を見せていただくために再び竹田嘉兵衛商店さん
へ向かいます走る人

その前に…。
張正さんでも、昔につくられた嵐絞りをみせていただきました目
ギャザーに近い感じでしょうか。なるほど!生地を糸で括るのではなく、生地を棒に巻き付けて
紐で括って寄せてつくったというのがわかりましたひらめき電球 
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

夏前の目が回るほどにお忙しい中、工房見学させてくださいました張正さまには心より
感謝申し上げます。ありがとうございましたm(_ _ )m

お願いいたしました雪花絞りの染めあがりを楽しみにいたしております(≧▽≦)ラブラブ

有松レポ、まだつづいてます~。京都レポもうちょっとお待ちくださいませあせる


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