CX『笑っていいとも!』高級お着物おいくら万円?の反響が大きかったようで、
たくさんの方からメールをいただいております((((((ノ゚⊿゚)ノ

きもののお値段に関しての雑感は、過去記事「きもののお値段~インクジェットでも友禅?
買い物がむずかしい 」でも触れておりますのでご参照ください。

●「どこできものを買ったら良いのでしょうか?」
●「呉服屋さんを紹介してください」
●「きものの価格を教えてください」
などなど、たくさんのお問い合わせ、ご要望をいただきました。
個別でお返事させていただいておりますが、参考までにブログでもお答えしておきます。

ご質問によって若干違いますが、以下、お答えした文面から抜粋しましたこれ↓ 
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きもののお値段の適正価格を見分けるのはむずかしいです。どこの小売店でも得意不得意があるように思います。例えば、染めで誂えるならここ、大島を買うならここというような…。

その中でやはり基準となるのは、日本橋の老舗百貨店の価格付けでしょうか。呉服屋さんと違って、必ず値札がついていますし、そこから割引が発生するのが当たり前というようなこともないので、目安になります。←あくまでも目安ですビックリマーク押し売りするような接客もまずございませんし、商品も満遍なくあるので、まずはそこからご自分の好みを把握していくというのがいいように思います。←ここがポイントですひらめき電球

呉服屋さんの場合、着る方の好みと呉服屋さんのセンスがあうかが重要となります。例えば、京都の老舗でのお誂えは敷居が高いといわれていますが、好みさえあえば、費用対効果を考えても、お安いと思ってます。

いろんな方から、どこの呉服屋さんがいいのかと、お問い合わせをいただきますが、お値段よりも好みの問題や接客態度、購入後のメンテナンスなど、呉服屋さんに求めるものがそれぞれ違いますので、私がその方を存じあげていないと、アドバイスのしようがないのです…。
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『きものカンタービレ♪』では、つくり手さんやメーカー名、お誂えや独自のものを扱っている呉服屋さんはご紹介してますが、お買い物ブログではございませんので、購入先につきましてはあまり具体的には書かないようにしています。※旅先での買い物と展示会はご紹介してます。小売店さんの宣伝ブログになってしまうようなことは避けたいので…、ご了承ください。なので「うちの店で買ったと掲載してください!」というご要望にもお応えできませんm(_ _ )m
※読者の方からお問い合わせいただきましたものに関しましては、個別にお答えしています。

きものの価格についてですが、きもの市場の流通はとても複雑なので、一概には言えません。ただ、昔からのこの商法が成り立つ世の中ではなくなっているとは誰しもが思っているでしょう。私は2年前の京都きもの学で、京都産業大学経済学部の柿野欽吾先生の講義 を受講して、きもの業界の特殊な流通制度を漠然とですが少しだけ理解することができました。

「購入したきものの価格を参考までに教えて欲しい」というリクエストもいただいておりますが、ご予算のお見積もりとしてでしたら、売り手側にお問い合わせいただいたほうが確実です。きものは洋服のようにハッキリとした流行がありません。シーズン限りのものでないために、型友禅で染められる小紋など同じものが翌年や何年か後につくられることがよくあります。私が購入したときと同じ金額とは限りませんので、迂闊にお答えはできませんσ(^_^;)

最後に…。「笑っていいとも!のきもののお値段を見て、常々きものを着たいと思っていましたが、自分とは
別世界の話だと思って諦めました…」というようなメールも何通かいただきました。

あれは目安にはなってないです。←キッパリ! 誤解される方いらっしゃるので宣言しておきます。もっともっともっともっともっと!お値段がお安くて素敵なきものが世の中にはたくさんありますビックリマーク老舗百貨店の特選売り場にいって見てきてください!! 大丈夫!店員さんに囲まれたりしません。むしろ無視されるかもしれませんが、気兼ねなく見ることができますよ。

そして呉服屋さんには、極一部のお金をつかってくださるお客さまの取り合いのようなご商売でなくきもの好きの裾野を広げるような商売をしていただきたいものですー。

あのコーナーだけを見たら、普通の人がきものからドン引きしても当然だと思いますよ~(><;)

【今日の装い】
竺仙さんの流水に秋草の綿コーマの浴衣に紗献上の半巾帯。
この時期になると、簾戸(すど)の入った実家の夏座敷が恋しくなります:*:・( ̄∀ ̄)・:*: 
きもの カンタービレ♪
※コーディネートが同じなので昨年の帰省中の写真から流用です。

あとで、須坂レポあげます。


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