文楽へのいざない(1)(2)のつづき。 
きもの カンタービレ♪
舞台裏めぐりです目
若き大夫さんにご案内していただきました。

文楽の舞台の特徴は手摺り。この手摺りが人形遣いの足元を隠して人形にとっての地面
になります。
そして手摺りで高くなった分、観客の目線を下げるために舞台の床が掘り下げられています。
これを舟底というのだそうです。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
上にあるのは御簾内。物語のはじめの端場の部分はここで大夫と三味線で語られます。
暖簾がかかっているようなのが、小幕。コレには鈴がついていて、この開け方の鈴の音で
お姫様が出てくるのか夜盗がでてくるのかも演出のひとつ。文楽に関わって最初の仕事に
なるのだそうです。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
舞台セットも短時間で総入れ替わり。桜と椿は『彦山権現誓助剣』でつかわれたもの。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
裃姿の大夫と三味線が演じる場所が床です。これが舞台裏から見た状態。←貴重ひらめき電球
床には回転する台(盆というのだそう)が仕組まれていて、出番になると回転してお客さまの
方へ登場します。これを文楽廻しというのだそうです。
この机のようなものが見台。床本(台本)が置かれていて、表に登場すると、大夫はうやうやしく
頂きかまえてから語りが始まります。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪
見台をつくる職人さんがいなくて、今は皆さん骨董屋さんから探してくるのだそう。
立派な漆塗りで素敵ですドキドキ 謡をつづけていたら欲しかったな。
きもの カンタービレ♪きもの カンタービレ♪

特別セミナーの記事は後であげます。
文楽に関して知らなかったことばかりですが、とても興味がわいたので分けて詳細にあげます。
伝統芸能の中では、歌舞伎や能と比べると目立たない存在ですが、奥深く面白いです!!


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