衣紋道高倉流 の東京道場のお雛さま茶話会へぼんぼり

桃の節句ともいわれる雛祭りですが、旧暦の上巳の日である3月3日は
現在の4月であり、旧暦では桃の開花時期であったことから桃の節句といわれます。
上巳とは、古来中国(三国志の魏の国)であった上巳の日に川で身を清め不浄を祓う
習慣の上巳の祓のこと。日本古来のみそぎによる祓えの考え方と似ています。

日本では飛鳥時代頃から形代に穢れを移してそれを川や海に流して災厄を祓う風習
があるそうで、この形代がひとがたであり、後の雛人形の起源のひとつとなりました。
いっぽうで平安中期には、小さくて愛らしいものを“ひいな”といい、玩具としてのお人形遊びが
ひいな遊びといわれていました。
穢れを祓う人形(ひとがた)と遊びに用いたひいなの人形が混同され、流し雛の風習の根源と
なり、雛人形を飾る風習へと発展していくことになります。
※たかくら会のレジュメを参考にまとめさせていただきました。

白酒に桜餅、お菓子をいただきながら、仙石宗久先生による雛祭りと装束のお話。
素晴らしい雛人形が飾られてる中に雅な装束を纏った方々がいっぱい平安
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お話してくださった仙石先生と半尻と細長、汗衫(かざみ)を着たお子ちゃまたち。
半尻は子供の活動性に対応した狩衣よるも後身の裾を短くしたもの。
細長は細身で丈の長い水干のこと。
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汗衫(かざみ)は本来は単の汗とり肌着だったものが正装までなったもの。
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女児の細長と汗衫(かざみ)、男児の大きな菊綴と片身替の童水干。
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小袿を羽織らせていただきました。唐衣のかわりに重ねて袿の上に羽織るもので、
室町後期からは五衣唐衣裳でなく、袴の上に単と袿を着た衣袴姿が正装扱いになりました。
表地の縁から裏地をみせるのは“おめり”という仕立てで、この中間の生地を中陪といいます。
この着装の様子、リアリティがあって宮中のバッグステージみたいでした目
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簡易的にスポっと被せて着つけていただいた、五衣唐衣裳(十二単)。紐をつかっていないので
肩にずっしりと重さがかかって重い~(x_x;)
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今日の装いは、青海波は向い蝶、菊、七宝など古典文様の小紋に七宝の織なごや帯を
コーディネート。しだれ桜の絞りの道行に天鵞絨のショールを合わせました。
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ご一緒させていただいた母娘さんと松濤にあるガレット屋さんでランチをいただきましたナイフとフォーク
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