犯罪からのサバイバル⑥ | WingMakerのブログ

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今回のテーマは「犯罪からのサバイバル」です。

 

テロに会った経験をした人達は人間はどうなるのか?

多くの事を学んだと言います。

なぜ誰もテロの可能性に備えて準備をしなかったのだろうと

思っていたと。

 

では、そのテロを経験をした人達から学んで

いざ、テロが起きた場合、どう対処すれば良いのか?

それを考えるシリ-ズ第15弾です。

 

今回は「犯罪からのサバイバル」

この本の中から考えていきたいと思います。

 

今回の本は非常に参考になる本でございます。

実際、起こった事件からどうすればよかったのか?

どうすれば助かったのか?

それを解説付きで教えてくれています。

 

犯罪からのサバイバル―この危機から自分をどう守るか (極限シリーズ) | 柘植 久慶 |本 | 通販 | Amazon

 

〇ケース16

 

平成3年(1991年)9月29日午後、東京都品川区旗の台

6丁目の路上で、近くの会社役員、野上清光さん(76)が、背中

から血を流して倒れているのを近所の人が見つけ、警視庁在原署に

届け出た。野上さんは背中、首、胸など四カ所を刺されており、

病院で出血多量により間もなく死亡した。

現場から2人の男がオートバイで逃げ去ったことから、警視庁捜査

一課は殺人事件と断定、在原署に捜査本部を置いて犯人を

追っている。

 

〇どう対処すればよかったか?

 

110番通報する

 

警察署に電話しても無駄。交通係あたりに回されると、やる気が

あるのかないのか判らない係が、眠くなるような話し方で対応

してくるからだ。こんな係を経由したら1時間か2時間してから

おもむろに様子を見にくるオチだろう。

 

素手では危険である。年配の方なら犬の散歩だけに丈夫なステッキ

くらい持っていて欲しかった。

 

ヘルメットをかぶっている相手は、左右と上下に死角が生じる。

そこで膝頭とか手首を打つと、避ける行動がかなり遅くなり、

効果的に当たるという寸法だ。股間への突きも死角となりやすい。

 

〇もし、戦う場合の戦法

 

①現場から離れる。なるべく人通りの多いところへ向かい、

囲まれないようにする。

 

②脚力の差で相手をバラバラにし不安を抱かせるようにさせる

 

③店の中に飛び込み、110番通報してもらう。上野の場合は

深夜なので殆どが閉店しているようだが。

 

④得意の戦法に持ち込んで戦う。一人対複数の場合は動き、

集中攻撃を避けよう。その危険性がその危険がある以上、まだ走り

続けるしかない。このように、脚力が大きなポイントとなる。

普段から乗物に頼っている連中には、脚力の勝負になると状況は

一変する。

 

 

〇ケース17

 

平成3年(1991)3月、神奈川県藤沢市に住む宮下律子さん

(63)が殺害され、現金通帳など800万円あまりが奪われた。

この事件で逮捕された律子さんの甥の宮下政弘(26)は、

その後の自供で他に3件の殺人事件を起こしていたことが判明する。

最初の殺人は昭和59年(1984)、香川県香南町の

ポルノショップで、管理人の古市トミエさん(当時64)を殺害、

現金数万円を奪った。

第二の殺人は、昭和63年に徳島で暴力団だった頃、同じ組員の

加藤政人さん(当時22)を貸した金を返さないと殺害した。

第三の殺人は、平成2年(1990)に日産自動車村山工場に

勤務していたとき、同僚の野呂和玄さん(当時18)から借金し、

返済を迫られ殺害、120万円の預金を奪った。

 

〇どうすればよかったか?

 

防犯ベルを設置する

 

催涙ガスを居場所のカウンタ-の下に隠しておく

 

顔見知りでもおかしいと思ったら、決して相手から目線を切ら

ない事。

 

親しい仲でも金銭の貸し借りは考えもの。貸すのは貸し倒れても

構わない範囲に留める。

 

〇貸した金を返済してもらう為に訪問せねばならなくなったら?

 

①相手が返済不能で切羽詰まって攻撃をしかける、との想定。

 

②相手から絶対に目を離さない

 

③出された茶などの飲み物や菓子などの類に、絶対に手を

つけない。

 

④反撃できる武器を隠し持ち、決して手元から離さず、一秒か

二秒で戦える態勢に入れるようにしておく。主武器の用意に

数秒を要するなら、何かを投げつけるなりして、時間を稼いでから

反撃に移る。体力差があり自分の方が有利でも、相手が必ず先手を

とるために油断してはならない。

 

⑤人気の無い河原とか、森の中、崖などの切り立った場所は

行ってはいけない。夜は特に危険である。昼間でも平日の独身寮や

独身者の多いアパ-トなど。また、自動車による誘いも、危険が

一杯と言えよう。

 

〇ケース18

 

平成3年(1991)12月22日から28日にかけて、松江市、

姫路市、京都市でスナックの女性経営者が4人、相次いで殺される

事件が発生した。4件とも現場に残された運動靴の足跡がよく似て

おり、女性が1人で経営する小さな店で他の客が帰ったあと襲う

など、犯行手口が酷似していた。このため警察庁は同一人物の犯行

とし、姫路市のスナックに残されていた指紋から、住所不定

西川正勝(35)と断定、<特別手配>するよう指示した。

西川はその後、大阪で一人暮らしの女性落語家の部屋を襲い、現金

14万円を奪う。さらに近くの母子2人暮らしの部屋に上がり込み

この女性を殺そうとするが、説得され断念、通報により駆けつけた

警戒中の警察官に逮捕された。

 

桂あやめさん 西川死刑囚に襲われた衝撃体験を振り返る|日刊ゲンダイDIGITAL (nikkan-gendai.com)

 

 

 

〇防止の手段

 

①閉店時間をピシリと定め、複数の客がいるうちに一緒に帰って

もらう。

 

②非常ベルのボタンをカウンタ-の下にとりつけ、襲われたとき

周辺に響き渡るようにしておく。

 

③カウンタ-のなかは自分の万一の際の防衛陣地と考え、その

内部に何かしら武器になるものを隠しておいてもよい。