青森地域広域消防事務組合は26日、飲酒運転で出向いたスーパーで万引きしたとして、浪岡消防署救助1係長の八木沢豊消防司令補(46)を懲戒免職処分にした。 同組合によると、八木沢消防司令補は非番だった今月9日夕、青森市内の自宅で焼酎の水割り4、5杯を飲んだ後、自家用車を運転。同市内のスーパーでワイン1本(798円相当)を万引きして、そのまま車で自宅に戻った。  店長から通報を受けた青森署が、車のナンバーをもとに任意で事情聴取。八木沢司令補は万引きを認めた。


 【北京=大木聖馬】中国国営中央テレビは22日、ミツバチが作り出すプロポリスを生産する中国企業が、実際には樹脂などを加工した物質を大量に混ぜて販売していると報じた。 プロポリスの有数の産地である河南省長葛市の複数の製造工場では、樹脂や木の芽などを煮詰めた物質を大量に混ぜ、「純化プロポリス」として販売。天然のプロポリスが「95%以上含まれている」としているが、実際には約1~20%しかないという。  中国ではプロポリスは高血圧などに効くとして健康食品に利用されている。国の基準では、人工物を混ぜたものはプロポリスとして認められない。業界のデータでは、中国で年間約300トンの生産に対し、販売量は1000トン近いという。本物のプロポリスは1キロ・グラムあたり約700元(約8800円)だが、同市の製造業者は150元(約1900円)前後で取引している。製造業者によると、こうした製法は10年近く続いていて、どこでも同じように製造しているという。


 世界遺産・醍醐寺(京都市伏見区)の塔頭(たっちゅう)・理性(りしょう)院で、東側の外壁(高さ約2・5メートル)に長さ約20メートルにわたって茶褐色の液体がかけられているのが見つかり、醍醐寺が22日、山科署に届けた。 同署はいたずらの可能性が高いとみて、建造物損壊容疑で捜査している。  同署の発表では、外壁は漆喰(しっくい)の塗り壁。液体はペットボトルなどの容器を使い、高さ1~1・5メートル付近に数回かけたとみられる。近くの住民が20日午前に発見。薬品や油の可能性は低く、22日に修復のための下見をした左官業の男性は「泥水ではないか」と話した。  醍醐寺は真言宗醍醐派の総本山で、874年に創建。五重塔など多くの国宝や重要文化財があり、寺全体が1994年に世界遺産に登録された。理性院の外壁は、終日通行できる参道に面している。