東京で、例年より6日早いという桜の開花宣言が出た翌々日。
長野県望月にある「職人館」を訪ねた日中は、みぞれ交じりの寒い天候で
峠は吹雪の中でした。
気温は0.5℃。真冬の寒さの比ではありませんが、山の峰は冬景色でした。

「職人館」へ入るときはこの鐘を突きます     中は薪が燃えて温かく迎えてくれます
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 天然の岩魚の味は澄み切っています       酒宴で躰の中からも温めます
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「職人館」館主と共に、最近はまっている笠間へ向かいます。
北関東自動車道の全線貫通は来年。
桐生から佐野間は一般道を通りますが、それでも信州から大変近い。

笠間では「回廊ギャラリー 門」を訪ねます。年に一度の展示換えで忙しいご様子でした。
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多くの陶磁器に混じって、ワインパートナーのワイングラス【トップテン】やワインクーラー
なども販売されています。

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笠間に美味い宿があります。
奇をてらわず、ご飯はかまどで焚き、野菜や肴も味よく設えて出てきます。
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一品ごとの料理も器と調和されて欲しくなるほどです。

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翌日帰京し、愛宕にあるナチュラルチーズの専門店「フェルミエ」へ。
愛宕神社の桜の開花に合わせ、「野菜とチーズのお花見会」。

笠間の宿の女将さんに頼んでおにぎりを16個  野菜は「職人館」館主が誂えます

チーズは「桜チーズ」などが用意されました   店内にはお客さんの彼岸桜が置かれました

花冷えでぐづついた天候が続いていますので、今年は桜も長持ちしそうです。
余技で男声合唱をやっています。
男声は濁っていて、いろいろな音が含まれます。
だからそれが重なると、厚味がある音声になります。
プロの指導を受けると、自分の声が一段ずつ変貌して行くのが分かります。
それらの声が、テノール、バリトン、バスに組み合わされ、まとまった歌声が誕生します。
はまっちゃいます。


合唱団名は「マトゥーリ男声合唱団」。「熟成、成熟」を意味します。
ワインのように、チーズのように熟成を楽しみ酒をこよなく愛する集団。
誕生5年で、昨年9月に初の英国公演を敢行しました。
毎年末にクリスマスコンサートを行っていますが、英国での評価を真に受けて
先週、「ザ・ビートルズを歌う」という公演を開催しました。

会場は王子ホール(銀座)。

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歌った曲は、Let it be, Michelle, Hey Jude.
4人のアンサンブルで And I love her.
メドレーで She loves you, All my loving, Yesterday. フィナーレは The long and winding road.


さらにこれまでお客さんから高い評価を戴いた「さくら」「島唄」そして「Shenandoah」も歌いました。

  男声合唱がホールに響きます
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  ギターを奏でて And I love her
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  愉しみの打上げ 団歌を歌っています
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 舞台を飾ったビートルズのポスターに寄せ書きです
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毎回、舞台の最後にはお客様と一緒に「ふるさと」を歌います。
このフィナーレには、いつもながらジンと来ますね。
マトゥーリ男声合唱団のHPで歌声が聴けます。宜しければどうぞ。
チュニジアの料理と文化の夕べ、と題されたチュニジア大使が主催した食事会でした。
アラブ諸国の外交官や
日本の政財界、ファッション関係などと出席者も多彩。
食べるだけではなく、演奏会、ファッションショー、さらにベリーダンスまであって

チュニジアの世界が演出された、なかなか楽しい食事会でした。


ナフキンの下に特産の小さなオリーブオイルが隠され

意表をついた演出です
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民族衣装を纏った陽気な大使の挨拶            ウードなどの民族楽器演奏が流れます

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食事はチュニジアからトップシェフラフィック・トラトリ氏を招聘していて

さすがにスパイスとソースが品よくまとまっていました。

チュニジアは西洋と東洋の接点に位置して独特のスパイスがあり

今回の料理に多く使われていました。


オードブルは多様な取り合わせ                 魚はスズキのレモンソース
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メインは仔羊とピーマンの網焼きを載せたクスクスですが

右の小鍋の野菜煮込みをかけて戴きます。   掛け合わせるとこのように

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デザートはバニラアイスクリームのマンゴソース。

デーツにチュニジアスイーツ。そして松の実入りミントティ。

ワインもチュニジアワイン。初めてという人が多く、よく飲んで堪能していました。

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ワイン名
白*Soltane Blanc 2006 *Domaine Clipea Chardonnay 2007
赤*Kurubis Rouge 2007 *Soltane Rouge 2005

チュニジアから来てリオルファ・ベージというトップデザイナーによる
ファッションショーも新鮮でした。
モデルは日本人で、ゲストのチュニジア人たちが燃えていたようです。
さらにベリーダンス。こちらは日本人ゲストが喜色満面でしたね。

笠間にとても美味しい料理を出す宿があります。
4部屋のみで予約が難しい。と、20年ほど前に聞いて、訪ねたことがあります。

そのときは友人の車で行きましたが、笠間の魅力はまず焼物。
街道に焼物を販売する店、窯元の店が並び、立ち寄る選択に迷います。
益子も知られているが、笠間の焼物が自由で伸びやかに思えます。
そして、名画が揃う日動画廊がある。
さらに、魯山人の大船の住居を移築した春風萬里荘がある。
もちろん、笠間稲荷神社が知られているが、この街には魅力が結集しているのです。

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それに惹かれて、20年近くたって笠間を再訪しました。
笠間は常磐道を使って1時間半、100キロ足らずでとても近い。

日動画廊の企画展「輝ける女性像と高橋由一などの初期西洋画」の数々には圧倒されました。
http://www.nichido-garo.co.jp/museum/exhibition.html
美術館はさらに整備されて、中庭は広大な公園の感すらあります。
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魯山人の住居を移築した春風萬里荘
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笠間の焼物を見るならここが一番良いと推奨された「回廊ギャラリー 門」
http://www.gallery-mon.co.jp/
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その名のとおり、ぐるりと廻る回廊に笠間の作家さん80人ほどの作品が展示されています。
そしてここに相応しいスタイリッシュなワイングラス【トップテン】と
クゾンのワインクーラーも並ぶことになりました。http://www.winepartner.com/
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夜は、楽しみにしていた宿の料理。
4部屋のみの宿は代々女将さんが引き継ぎ、今は5代目か6代目。
予約が取れないというのは昔の話と謙遜されるが
ありきたりでない美味しい料理が何より嬉しい限りで、地元の方も推奨されます。

今回はアンコウで料理を作ってみたとのこと。
左下はアンコウの身や皮を固めています。         右はアンコウのにこごり
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鰹にコブシメ平目、青柳  右の碗はアン肝        薄味で上品なアンコウ鍋
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さらに牛肉の炙りが出ました                こちらは翌朝の食卓です
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20年来瞼に残っていた粉引の片口たち       造られたのはこちらの方でした写飲食堂     写飲食堂
   
特選のお土産は「白狐堂」のきつね焼    そして「二ツ木」のお稲荷さん 胡桃が入ってます
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笠間は愉しみに満ちていて、ますます通いそうです。
愛宕山にスウィングジャズが流れました。
主催したのはフレッシュチーズの輸入・販売で有名な「フェルミエ」さん。
https://shopping.fermier.fm/
題して、ジャズとワインとチーズの夜。
美味しいチーズの館でワインを飲みながら、ジャズを楽しもうという企画です。
ワインは、ワインパートナーが用意しました。

さすがに見事なチーズのディスプレイ
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盛り上がりましたし、歌も聴かせました。
歌姫は、トークも素晴らしい宮崎有加さん。
http://late-show.hp.infoseek.co.jp/

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彼女はなんと1930年、40年代のスウィングジャズを歌います。今でいうスタンダード。
ときとして20年代にまでさかのぼり、50年代の曲も歌うし、日本の隠れた名歌も拾って歌います。
人を和ませ明るくさせ、しっとりもさせます。

実は宮崎有加さんは、目白にある美味しいイタリアン「マックスキャロット」で長年歌っていて
楽しい歌とトークでお客を惹きつけて、当方もファンの一人でした。

たまたま昨年末の「マトゥーリ男声合唱団クリスマスコンサート」に見えて
来合わせ頂いたフェルミエの本間社長さんと意気投合して、この宵が実現したものです。
まさに、ワインは人つながりのパートナーです。

有加さんのステージの魅力は、心温まる歌にもまして、軽妙で洒脱なトークにもあります。
歌の紹介を挟みながら、明るいウィットでなごませます。
近年は演劇の経験を通じて、歌う術に歌舞伎でいうところの「見得」のような
華やかな勢いを身に付けたようです。
16人のこじんまりとした会場でしたが、演技が嫌味なく格好よくさえあるのです。

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伴奏したギタリストは、プロ中のプロの津村和彦さん。
アコースティックでの超絶技能で、穏やかに伴奏に徹しました。
ちなみに最近出されたCD「Ole」は名盤です。
http://www.fu-kyo.com/japan/html/guitar.html

この宵の感激は、早速に第二弾の呼び声がかかり、次は愛宕山にボサノバを、の期待です。