冬日と夏日が交差する今年の晩春。
このところは風が強い日が続いています。

植物は移ろいに敏感で、薔薇が盛りと咲いていますね。
ご近所で薔薇を丹精に育てている家があり、華やかさに足を止め写真を撮ったところ
家の方に大変悦んでいただきました。そうなりゃ、画像をプリントして届けたいと思います。
『楊貴妃』の名を持つ薔薇です。

夜は目白駅前の「マックスキャロット」へ。
この地で30有余年のパワーで、平日なのにお客さんが満席。
http://homepage2.nifty.com/macscarrot/


ジャズのライブが流れ、食事もボリューム満載です。
赤ワインが進みます。

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      大名物チキンカレー               パクチが効いた蝦カレー
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ここで「九越し」という言葉を伺いました。
九越しとは、齢が大台になるとき、例えば19が二十歳に、29が30に、59が60に
というような時期は、単に一つ歳をとる以上に大変なことが身に起きやすいもの、と諭したこと。
仏教の教えからきているようで、厄の捉え方に似ているかもしれません。
いずれにしても、苦を越えるに通じて、なるほどと思わせます。

さて季節はアジサイに向かっているのですね。体調の管理に注意することとしましょう。

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大型連休の期間中に一気に夏になりましたね。
皆様は、いかが楽しくお過ごしになられましたか。
 
今年は山に例年以上の雪が残っていました。
普段は終了しているスキー場が営業していたり
桜がやっと咲いたりで、今年は桜を随分楽しめた気がします。
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そしてここに登場するのが木曽の桜こと、神出(じんで)さくらさん。
GW中に【トップテン】グラスを置いて下さることになりました。

【トップテン】
グラス:
http://www.winepartner.com/product/topten/index.html

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さくらさんを紹介戴いたのは長野県望月の『職人館』館主の北沢さん。
さくらさんがイタリアで料理修行をされた成果で
北沢さんにフォカッチャの作り方を伝授されたのです。

今は木曽の山中で素敵なパン工房『BASE バーゼ(イタリア語で土台、基礎)』を営み
パンと料理を提供されています。
 
北沢さんに倣ってフォカッチャを作っているワインパートナーが
今度はグラスでご縁となりました。

山間に大切な店があるのは大変イタリアぽくっていいものです。
Foods from Roots という店のコピーにも納得です。

皆様も機会を見て、お出かけになってはいかがでしょう。
 
BASE』:木曽郡木祖村小木曽1786 http://base1980.exblog.jp/i8/
平戸と生月島に旅をしました。

平戸は、学齢前に過ごした地です。
「みのり」保育園の時代でした。

かつて平戸大橋などなく、汽車やバスで平戸口に辿り着き、15分の間、船で渡っていたのです。

それから長崎市に移り、幾星霜。

平戸で憶えていることは、面白いことに大きなザボンです。
友人の家の庭に、季節になるとたわわに実っていたものです。
平戸でしか目にしなかった果実だったのです。

そして怖ろしいほどに澄み切った白い砂の上の青い海原。
教会と寺が相並ぶ石畳。
桟橋近くの土産物屋の「ごぼう餅」。
その桟橋から海に落ちて救助されたこと、などです。
腕白が島の坂を走り回っていたようです。

平戸をその後訪れたのは、今回で二度目です。
聞いてはいたものの、車で通れるとは驚きでした。
陸続きになったのです。本土の動物が侵入する問題が起きていると聞きました。
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観光名物になっている景色。教会の前に寺が並びます。
フランシスコ・ザビエルの上陸の地ゆえに、その名を冠した古い教会が街の丘に立ちます。
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  平戸城が港を見下ろします        平戸名物「ごぼう餅」 牛蒡は入ってません 色ですね
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「オラーショ」が残る隠れキリシタンの地、そして捕鯨で知られた生月島にも
大橋が架かって陸続きになっていました。
生月ではシーラが大量に獲れます。風は強く潮は急です。
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島に唯一の寿司屋で、昼を食べました。
マグロや海老も出たので、地魚にしてくれといったら、鯵が3貫。
実に美味しかった。。。
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平戸へ佐世保から向かう地の先に、炭鉱時代の十字路「江迎町」があります。
古い造り酒屋では「さだまさし」の歌の題が付い酒も販売されていました。
そして江迎町の特産は、日本で唯一のいのしし処理工場で解体された猪肉です。
ここの猪肉は実に淡白で品がよく、ステーキやすき焼でも美味しく戴けます。
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平戸そして生月も、知られていない埋もれた長い歴史と深い文化がある地です。
ことに平戸には多くの教会が、あたかも受難の歴史を示すように人里離れたところに数多くあり
今も強い信仰の対象です。
住めば住むほどに魅力が深まる地と思えました。
ゆくゆくはここに棲むのもいいではないか。
島中を歩き、新しい発見をその都度して、地の人と語り、旨い魚が食べられれば満足ではないか。
同じ感慨を佐渡で感じたものです。
人が生きる地だと確信した旅でした。
長崎といって、何を思い浮かべますか。

印象的なのは、港。雨。坂の街。
文明開化。出島。オランダ屋敷。グラバー邸。異人館。大浦天主堂。
そして、原爆被爆の地。平和記念像。原爆資料館。平和公園。浦上天主堂。

今年は圧倒的に、坂本龍馬に福山雅治。
ばってん、さだまさしも根強い。平原綾香もトレンドです。

食べ物では刺身や魚が美味いのは当たり前。
ちゃんぽん。皿うどん。角煮。卓袱料理。とんこつラーメンなどが知られています。

長崎は鎖国時代でも唯一開港していたように、最先端の学問や風習、文明が習得出来た都市でした。
竜馬も来れば、シーボルトも来る。
文明開化の街は、異国情緒がたっぷりだし、様々な文化が融合します。
そこに原爆の惨劇が加わり、また水害や台風などの自然惨害の歴史も加わっています。

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長崎を訪れた人が誰もが驚く、山の頂上まで家並みが伸びる、坂だらけの街。
また長崎港は「鶴の港」と呼ばれ、港と造船所の景観が人目を惹きます。

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でも実は、長崎は食い倒れの街でもあるのです。
3泊でも、4泊でも、5泊でも、泊まるたびに和食、洋食、中華に卓袱、生簀料理など
風情が異なる美食にありつけて飽きない街、が長崎のもう一つの顔なのです。

まずは定番、皿うどんにちゃんぽんではなくて、とんこつラーメン

好物の雲龍亭の小餃子                     一人前10個なので2人前
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ニラ卵とじもはずせません                   鯨は街角で普通に売られています
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何より美味しい有明海産の小さな牡蠣           濃密な美味しさが凝縮しています
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長崎のちゃんぽん、皿うどんのスープの決め手は、この牡蠣のだしです。
だから長崎以外の地でのちゃんぽんなどは、いかにつくろっても味が落ちます。

長崎でまたお奨めなのが、肉厚の鰻              鰻を食べずに帰ると後悔します
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昔はこけにしていたトルコライスがブームとか       長崎空港に戻る途中では大村寿司

トルコライスとは、甘く太いナポリタンにトンカツ、それにフライドライス。今風に言えばワンプレート。
随分久しぶりに食べたけれど、やはり大したことはない。
大村寿司は、とても美味しいのです。

長崎のお菓子といえば、カステラが知られています。      懐かしき太閤饅頭

お菓子でお奨めなのは、一口香に九十九島せんぺい。
はたまたラッキーチェリー豆に森長おこし。
ついでおたくさか、長崎物語。びわゼリーは、知る人ぞ知るところ。

長崎は茶処の佐賀嬉野と福岡の八女が近いので、和菓子の店も多いのです。

また長崎各地産の食べ物もいいもので、五島うどんは日本三大うどんで知られるし
島原ソーメンは他所の追随を許さない旨さ。
お菓子では平戸のごぼう餅がピカイチ。 野母のかんころ餅に、壱岐・対馬のかす巻。
九十九島せんぺいは佐世保で、チェリー豆と森長おこしは、諫早産。
長崎市では太閤饅頭。中華だと、よりよりに月餅も忘れられません。

つまり長崎は、語り尽くせぬ、食べ尽くせぬ魅力を持った街なのです。
ホテル・オークラ東京の新館最上階にある「ラ・ベル・エポック」は
日本フレンチの源流でもあり、現在も、強力な牽引者といえます。

この総料理長の地位は、単にホテル業界のみならず
日本のフレンチ料理界の頂点に君臨すると看做されるわけで
伝統と颯爽たる進取の腕前が期待されます。

「ラ・ベル・エポック」の先代の料理長(現総料理長)は中田氏でした。
何度か同じテーブルを囲んで食事をしたことがありますが、とても紳士な方です。
先般、新料理長池田氏の就任1周年を記念した「春の宴」が開かれました。

穏やかな格調に溢れた、美味しい食事会でした。

まず始まる前に隣の「バロン」でシャンパンを1杯。
貝柱と鱶鰭のジュレはコース前のまさにアミューズ  コースのアミューズ・ブーシュ
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ズワイ蟹とアボガドのコルヌ仕立て サラダ添え オレンジ風味のソース。
コルヌとはクリームコーンで作ることです    
濃厚極まるコンソメスープでした 3回濾すとか
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甘鯛のロースト ポワローのエチュベとともに
軽い赤ワインソース
               ここで楽しみのシャンボール・ミュジニ 2006が登場
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これまでの料理には、シャブリとムルソーをバイ グラスで戴きましたが

料理の赤ワインソースに合わせて、赤ワインが登場です。
このミュジニは若いものの造り手が良いのです。
                           
仔羊背肉のロースト クラシックなロマノフ風
  グラニテはオレンジ              ロマノフ風とは濃厚なクリームをかけたもの
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チーズはワゴンから適当に         デセールは種子島甘芋とヘーゼルナッツア イスのモンブラン仕立て      
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プティ・フールにコーヒーで終宴です          お隣の記念写真風景
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