日本ではさらに盛り上がっていることでしょうね、ワールド・カップでの日本の活躍。

昨夜のデンマーク戦はやりましたね、凄かったですね。
日本では、午前3時開始のデンマーク戦放映までどう過ごすかが話題だったようですが
当地での放映は、時差が都合よくて1時間。第一ゲームが午後0時半から、第二ゲームが3時からで
夜は7時半から。まさに昨夜の日本戦は、ゴールデンタイムでした。

ところが肝心の日、これまで連日中継を続けていた
フランス放送局が、W杯中継をやめたのです。
・・・昨日までは2次元中継までもやっていたのにかかわらず。
・・・明日の日本戦を前にして。
・・・これもフランスが敗退したからです。しかもかなり無様な敗退。


途方に暮れましたが、下のカフェを覗くと、アラビア語の放映を皆が見ていたので
一躍乗り込んで観戦しました。


     ブドウのステンドがきれいです              Hondaがあっけなく決めました
      岡本監督の緊張顔                  日本の強さにあっけにとられてます
写飲食堂    写飲食堂

思いもかけない?大活躍に、チュニジア人で占めていたカフェで、やった~~、ブラヴォ~~!と
一人喝采と雄叫びを上げました。チュニジア人もビックリ。
大向こうからはこっちに向かって、やったね、のサイン。
終わってみれば日本の圧勝でした。隣などの席から felicitation (オメデトウ) と握手されました。
今朝のNHKワールドニュース(国際版)でも興奮が駆け回っています。

それにしても、アラブ万歳!ですし、こんな時に落ち目のフランスはストライキなんかやってしまうんですね。
サッカーの憂さ晴らしもあるのか、国際線も含めて交通網や流通が大混乱しています。

じつは、仕事でもお世話になっている方が、昨夜パリに着いて
そして本日の午後に、なんと生わさびを持ってチュニジアへ来て下さるのです。

このブログを見て、マグロにと生わさびをご持参。
万歳 2 です!

閑話休題。

チュニジアではイタリア米が入手でき、日本米に固執しないかぎり、そこそこに美味しく食べられます。
玄米もあれば、インディカ米もあります。
それで思い立ってカレーを作ることにしました。私的『地中海カレー』

     これだけの素材で約1,000円也        買物には皆このエコバッグを提げていきます

適当なスパイスが無かったのでカレーパウダーで作るのが癪でしたが
野菜の力でいい地中海カレーになりました。
なにぶん、
玉葱とトマト、そして意外なほど人参の甘味がとても強く、カレーパウダーもパンチが不足します。
6時間ほど煮込んで、ヨーグルトと赤ワイ ンで味をしめました。

        
        インディカ米です                     夜10時 一丁上り 

カレーには定番のロゼワイン。
赤ワインで有名なMagonがロゼ、それに白ワインを出していたので購入しました。市価400円。

    今時に最適な地中海ワインです            風が強く地中海が濁っています


写飲食堂    写飲食堂

今週は涼しかったのですが、さて、来週からはどうなることでしょう。
チュニジアは地中海に面して、気候や産物に恵まれているからでしょうか、
人々が見かけ以上に穏やかで、微笑を返してくれます。
気遣いも結構細やかで、さらにイスラムの教えもあって困った人には特に親切です。

道端では花売りが至る所で花を売っています。ジャスミンで香りがよいのです。
しかしそれを付けるのは、男なのです。やわな男の風習ではありません。
いかつい顔の男が耳に花を飾るのです。        出くあうとギョットします
写飲食堂     写飲食堂

女性も颯爽としています。他のイスラム諸国ほどスカーフ姿が多くなく
まして顔を覆い隠すチャドの衣裳は、まずチュニスあたりの人は身にまとっていません。

チュニジアを代表する家庭料理といえば、タジンにクスクスです。
タジンといえば鍋の煮込み料理で知られますが、あれはモロッコの名物になります。
チュニジアでタジンは、卵のオムレツ、またはキッシュのことです。
たっぷりの卵にチーズ、ポテトにチキン、ホウレン草やイタリアンパセリ等を入れ焼き上げます。
しっかり塩味が利いて、歯応えがある美味しさです。


クスクスは米ではなく、乾燥パスタの蒸料理なのですね。
トマトペースで味が深く、辛味もぴりりときます。
豆に鶏肉、人参にジャガイモが乗っています。
お店ではもっと飾るのでしょうが、家に来てくれるスーパーヘンダおばさんに作ってもらいました。

         タジン                              クスクス
写飲食堂     写飲食堂

肉は豚肉以外はどこでもたっぷり売っています。
意外なのは、卵の消費がすごいこと。それに海老が実に美味しいことです。
タジンがポピュラーだし、鮮魚貝類も豊富なのですね。

    羊肉は自分でローストしました            海鮮料理店での焼き海老です
爽やかな笑顔のお嬢さんが肉を売っています   こちらは中央市場の本マグロ この大きさが普通にあります
写飲食堂     写飲食堂
マーケットを見ていて verveine ヴェルヴィーヌというハーブを見つけました。
馴染みがなかったのですが、ミントと合わせると素晴らしいハーブティーと、日本の料理辞書に記してあります。
画像の左です。ミントは少ない方がヴェルヴィーヌの香りが引き立つようです。
近くのスーパー で10g 60円でした。 こうなると格安の中央市場でたっぷり買ってみたくなります。
写飲食堂     写飲食堂

 英語が話せるハーブ店で交渉し            店のヴェルヴィーヌを買い占めました
写飲食堂     写飲食堂

チュニジアは歴史も長く、民族、文化、風習なども錯綜しているので、奥が深いのです。
次は何に出会えるのか、楽しみです。
地中海に面した北アフリカのチュニジアへ来て、明日で1週間を迎えます。
日本では関東地方も遅い梅雨に入ったようですが、当地はカラリとした晴天続き。
地中海のマリンブルーが輝いています。

先にマグロの禁漁が国際会議で討議されたときに、地中海諸国がこぞって反対にまわり
日本とすっかり同盟関係を強くしたのですが、その一国がチュニジアでした。
写飲食堂     写飲食堂

チュニジアまでは、ダイレクトフライトがありません。
これまではヨーロッパのパリやロンドンで乗り継ぐことが多かったのですが
今回はアイスランドの火山噴煙の影響を避けて、初めて南半球周りを利用しました。
日本→クアラ・ルンプール→ローマ→チュニス。
機内滞在はのべ20時間でした。

クアラ・ルンプールでは、深夜の搭乗便が機体不都合で全員乗り換えの目にあったり
ローマでの乗り継ぎ便のアリタリア航空には、トランクの重量が超過だと難癖をつけられ
無駄に料金を払ったりと、それなりの小さなハプニングもありましたが
ローマからチュニスまでは地中海を越えるだけで、1時間半。航空時間は55分という近さです。

今の最高気温は35℃。直射日光の温度計は45℃を指しますが
湿気が少ないので、木陰は思う以上に涼しいものです。
並木の切り込みも、影が重視されています。
お爺さんも、マルシェ(市場)の陰で涼みながらイチゴを売っています。
写飲食堂     写飲食堂

    今は果物や野菜が豊富です              平たい桃には思わず笑みが出ます
写飲食堂     写飲食堂

     中央市場には野菜が山積み             このチーズ屋さんはカラスミも売っています写飲食堂     写飲食堂
驚くような大きな魚が並びます。チュニジアは水産資源も豊富なのです。
そして今もっとも旬は、本マグロ。
マグロは日本への大きな輸出商品ですが、市場へも格安でふんだんに出ます。
1キロ600円~800円で、2キロくらいの塊で売っています。

何せ獲りたての本マグロですので、ついつい多く買ってしまいます。
最初は刺身で戴きますが、冷し中華の摘みになったり、漬けにしてどんぶりでも楽しみます。

チュニジアはとてもいい国です。入国カードを機内で渡されますが、記載はフランス語とアラビア文字。
最後の2行の意味が分からないので、不記載のまま入国審査時に係官に聞くと
自分の口に指を当てて「シーッ」。
何か書いてあればいい?
チュニジアが途端に気に入ったのです。
海の世界を描く画伯 松浦至郎さんの個展が、昨日から始まりました。
数年ぶりの会場は銀座SAg(スパン・アート・ギャラリー)

至郎さんの澄み切った海の世界は、とてもカメラの画像で再現は出来ないのですが。
写飲食堂

ここは串本、向かいは大島。歌で知られる紀州灘が郷。
海で育ち、海で遊び、子供時分から絵筆を持っても、海の世界を描き続ける男。

紀州灘と、ニュー・へベレス諸島で過ごした5年の体験が至郎さんの海の世界。
至郎さんは、本当の海の色を知っています。


古梅や桜にも世界があり、不動明王や菩薩も描き出します。
写飲食堂


ひたすら絵を描き続け、73年。
今日6月1日が誕生日。個展はいつもこの日を挟みます。
日本民藝館(駒場)で、70年ぶりの催事として『朝鮮陶磁』展が開催されています。
創始者柳宗悦氏の逝去50年記念事業ですが、70年前というと戦前にさかのぼる。
これまで部分部分で見た陶磁器や、文献上で知りえた逸品を目の当たりにできます。

この感動は大きい。
何より、本物は古くても実にきれい。
まるで新品であるかのように、器が持つ保存性、パワーを体感できる。

それゆえにでしょうか、実物は想像以上に大きく見えます。
ことに李朝白磁壺は、これまで見てきたどの白磁の印象を上回る迫力で圧倒します。

写飲食堂

民藝、つまり大衆の間で使われてきた工芸品だから、美術品とは価値が異なるでしょう。
浅川兄弟、柳さんたちの審美眼、努力、語られぬ饒舌を、作品を通じて感じられます。

写飲食堂

浅川伯教さんが京城で見出した秋草文の小壺に出会えて良かった。
ここから朝鮮陶磁の日本での評価が始まったわけだから。

大阪にある東洋美術館の前館長夫妻も見えていて
付かず離れずで耳学問も出来ました。
濃い時間が流れました。