ワインって難しいから卒業しましょう
ここでは、ワインがはじめての方向けに、入門編の知識をお伝えしていきます。細かいうんちくは、あえて書きません。
あなたが「ワインのある生活」を楽しめるように。


ワインの種類

赤白ロゼやいろんな分類方法がありますが、今日は「発泡しているワイン(スパークリングワイン)」と「発泡ていないワイン」について書かせて頂きます。
そこで以前にお話したアルコールの造り方というのが出てきます。
ぶどうを搾ったジュースに、酵母を加えると発酵が起こります。
酵母くんは糖分を食べて、その結果アルコールと炭酸ガスが生成されます。
その炭酸ガスを意図的にワインの中に閉じ込めたものがスパークリングワイン、炭酸ガスが残っていない、発泡していないものが、いわゆる普通のワインになります。
炭酸ガスをワインに留める場合も、いくつか方法があります。
スパークリングワイン(発泡性ワイン)
1、瓶の中で発酵させる方法(シャンパーニュ製法)
「ドン・ペリニヨン」 ワイン


「ドン・ペリニヨン」 は、1638年に生まれたキリスト教ベネディクト会の修道士。
彼は、29歳の時、フランスのブルゴーニュ地方のなかにある、シャンパーニュという地方の修道院の酒倉庫係を任されました。彼の仕事は、ぶどう

まだ、完全に発酵を終えていないワイン


上の図を見て下さい。
まだ、糖分が残っているので、瓶の中で発酵が起こり、炭酸ガスが生まれたのです。でも、炭酸ガスは逃げ場がなく、瓶の中の液体に溶け込みました。
「ドン・ペリニヨン」はその後もシャンパンを造るために、一生を捧げた

シャンパンの製法は、それ以前にイギリスで発明されていたという説もありますが、いずれにしても、「ドン・ペリニヨン」のシャンパンの発展における功績は多大なものだといえるでしょう。
その後、1797年から彼が一生を捧げた、ぶどう畑


「シャンパン」は世界的にも大変人気の高い発泡ワイン(スパークリングワイン)です。そこで、以前はシャンパン地方以外で造られる発泡ワインのことを、「シャンパン」という名前で売っていた時代もありました。(横の写真はドンペリです。)
しかし、現在ではシャンパーニュ地方で造られた発泡ワインで、独自ワイン法をクリアして造られたスパークリングワインのみが「シャンパン」を名乗ることを許されています。
日本では、よくスパークリングワインなら何でも「シャンパン」と呼んでしまいますが、厳密に言うとそれは間違いです。
海外旅行をした時など、安易に「シャンパン、プリーズ



シャンパンと同じ製法で造られるもので、特に有名なのはスペインの「カヴァ」というスパークリングワインです。「カヴァ」は、固有名詞ではなく、スペインでシャンパン製法で造られたスパークリングワインのこと。ボトルに{CAVA」と書いてあったら、それは「カヴァ」です。
シャンパンに比べるとかなりお手頃

スパークリングワイン、いいですよねー。私もめっちゃ好き

ただ、シャンパンは高くて、なかなか飲めないので、普段はもうちょっとお手頃なものを楽しみます。
それでも、とっても嬉しい、幸せな気分

2、タンクの中で発酵させる方法(シャルマ方式)
上でお話ししたシャンパン製法は、瓶の中で発酵を起こし、その炭酸ガスを瓶の中に閉じ込めるという製法でスパークリングワインを造っています。
でも、1本1本の瓶を管理することになり、それはとても手間のかかること


3,炭酸ガス注入方式
文字通り、ワインに炭酸ガスを注入するやり方です。
比較的、安価なものに使われる製法です。
発泡していないワイン(スティルワイン)
さて、発泡ワインについて長々とお話しましたが、今度は発泡していないワイン。これをスパークリングワインに対して、「スティルワイン」

コーラをコップに注いで放置すれば、当然炭酸ガスは飛びますね。

スティルワインも製造して間もない白ワ
インなどには、微量の炭酸ガスが残って
いることがよくあります。(コーラのように時間がたつと、炭酸ガスは消えてしまいます。)
「スティルワイン」でも、炭酸ガスを感じる時は、そのワインはフレッシュ

キリリと冷やして、そのフレッシュさを楽しみましょう。
今からの季節にはぴったりですよ。
今日はここまで。
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