走る映画王の日記!(2005年映画&ワイン激闘編) -9ページ目

今週の『神の雫』 (週刊モーニング連載中)はCh.ム-トン・ロ-トシルト1982年が登場!

 今週の『神の雫』 第13話『新たなる闘いのはじまり』

 こんばんは。
 今週も雫と遠峯一青との父・豊多香が残した遺産(約2億円相当のワインらしい)を巡っての対決のはじまりを描いています。
 今回登場のワインは『Ch.ムートン・ロートシルト』の1982年です。
 二人の対決の始まりにはふさわしいワインなんですが。
しかし、1982年とは雫と一青にもとっても何かいわく付きの思い出があった年だったんですね。

そんな感じでティスティングが始まります。
雫は慎重に何か確認するようにティスティングしているのですが、一方の一青は
 一口飲んだだけで自信満々の様子。
  
ジャッジ役のロベールにコメントも求められると一青はミレーの有名な絵画『晩鐘』に例えて、“自然の恵みに感謝する=その葡萄畑のテロワールに対する畏敬の念と感謝“
とコメントします。
 その的確なコメントに圧倒される面々・・・

そして、感じの雫は亡き母との別れの一場面を頭に浮かべて”永遠の別れ“とコメントします。
実は雫の母が亡くなったのが1982年だったんですね、ムートンの畑で過ごした母との最後の思い出を胸に携えて。

ロベールのジャッジは今回は一青の勝利を認めます。
父・豊多香がこのワインで伝えたかったことは永遠の別れと感謝であったと。

そして彼は一青の的確な表現力を誉める一方で、それ以上に雫の母の亡くなった年に食べたであろう醸造前のムートンのぶどうの記憶がかすかに残っていたのではとその雫の秘めたる記憶力に驚きを隠せません。

さあこの先、二人はどんな闘いを繰り広げていくのでしょう。
それでは、又、来週!

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今週のワイン『シャト-・ム-トン・ロ-トシルト』
Ch.MoutonRothchild Chムートンロートシルト[1973]

  <格付> メドック地区 第一級 ポイヤック村
  <所有者> バロンヌ・フィリップ・ド・ロートシルトSA
    ワイナリーは本業じゃなくて本来は銀行家でもあるロートシルト家です、その潤沢な資金力は半端じゃないよ。

  <作付面積>75ha  <年間生産量>約25,000ケース
  <使用葡萄品種> 平均 カベルネ・ソ-ヴィニョン80%、カベルネ・フラン10%、メルロ-8%、プチヴェルド2%
   主に樹齢40年以上の樹から収穫したものを使用しています。
  <オススメヴィンテージ> 1982、83、85、88、89、90、98、99、2000
   
  <セカンドワイン> 『ル・プティ・ムートン』
ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト 2001

 やはり一にも二にも初代オーナーのフィリップ氏の情熱が今のシャトーの地位を揺るぎないものにしたといって過言ではないでしょう。
 1923年にシャトーを所有するようになってから、1973年に一級に格付けが昇格するまで
約50年を時を賭けたことだけ見ても、氏の労力が並大抵ではなかったことを教えてくれます。

 それとこちらのエチケットは毎年、著名な画家に描かれるので有名です。
過去にピカソ、シャガール等の著名な画家が描いています。
 93年はバルテュスが描いた裸婦像が女児に見えてまずいということでホワイトラベルになった事件も・・・
ちなみに日本人では1979年に堂本尚郎画伯、1991年にクロソフスキー・ド・ローラ・セツコ(出田節子)サン、が描いています。
誕生の記念に残すには持ってこいのワインです。


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フランス・ブルゴーニュ地方ヴォーヌ・ロマネ村特集PART1

 こんばんわ!
 今、劇画『神の雫』(週刊モーニングに連載中)で取り上げられて、再び注目されているブルゴーニュ・ヴォーヌ・ロマネ村の作り手たち。
 今回から村の8つのグランクリュ(フラジェ・エシェゾー村の2つも含む)毎に代表的なドメーヌを紹介していきます。
 これであなたもにわかブルゴーニュワインファンなれますよ。


1.『リシュブール』<栽培面積>7.7ha <収量>249hl
 <良年ヴィンテージ>78年、80年、85年、87年、89年
 ヴォーヌ・ロマネ村最北に位置するグランクリュ。
 ヴォーヌ・ロマネのグランクリュたちはその類まれな土地の風土、気候を総称とした“テロワール“という言葉で語らえるが、このリシュブールの畑においてもその繊細な香りと飲み口が特徴である。
 又、リシュブールの約半分の面積をかのDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンテイ社)が所有しています。

 ≪代表的な生産者≫

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
 
莫大な資本力を背景に葡萄の生態系にまで深く配慮した丁寧な葡萄作りが特徴。
熟成にも新樽を使用。
cool<br />
便/リシュブール [2001] DRC


ドメーヌ・アンヌ・グロ

名門グロ一族のフランソワ・グロのひとり娘。所有面積はわずか0.6haだが、その丁寧なつくりで高水準の評価を得ています。
<br />
リシュブール[2001]アンヌ・グロ(赤ワイン)


ドメーヌ・メオ カミュゼ
優良な畑を多数所有するブルゴーニュきっての名門ドメーヌ。
現在は直系のジャン=ニコラス・メオの代となり、御大アンリ・ジャイエの指導を受けている。
このドメーヌのこだわりとして畑あたりの収量を減らす=ワインのポテンシャルを高めるという理念があり、現に実行されている最高峰のドメーヌ。
[1997]<br />
 リシュブール 750ml/メオ カミュゼ


ジャン・グリヴォ

約200年以上に渡り、ワインづくりを行ってきた名門ワイナリー。
だが、その5代目当主エチェンヌ・グリヴォは伝統と奇抜さを併せ持った魅力的な人物です。ぶどうの有機栽培にもいちはやく挑戦している。
六角形のエレガントなエチケットが特徴的。
<br />
リシュブール[1998]赤ジャン・グリヴォ

映画『THE JUON』観るプラスTVで日本劇場版『呪怨』も連チャンで観る!

 こんばんわ!
 先週TBS系TV局で映画『呪怨』やってましたね。
実は僕はそれを知らなくて、前日に今回の米版の映画『THE JUON』を観てたのですが・・・連夜で日米の見比べする事出来ましたが、やっぱ、怖わ~!

12.『THE JUON』(2004年米)
 <監督> 清水崇
 <出演> サラ・ミッシェル・ゲラー、ビル・プルマン他
 先日の『MAKOTO』、『着信アリ2』に続いて話題のホラー『THE JUON』を観に行ってきました。
 
 2年前に前回の映画『呪怨』を観て、眠れなかったという記憶が鮮明に残っていて実は直前まで観にいこうかどうしようかと思案していたのですが、思い切って行ってきました。
 さすがにレイトは避けようと思って、仕事を早引きして平日の昼間に行ったのですが、これ又、失敗!
 なんとお客さんが自分も入れて5人!ヤバ~、そこまでは読んでませんでした・・・

 でやはり映画が始まるまでの独特の緊張感!前回が前回だっただけに胸のドキドキが止まらないいいんですよね・・・

 しかし、映画は始まっちゃいました

 TVで前作観てから書いているからなのですが、今回、セリフ、カット割と本当に忠実に映画の一作目もリメイクしています。
 で役者さんが伽耶子サン役の藤貴子、俊夫クンのキャスト意外は総入替でアメリカ人キャストになっているのは当然としても。
 一番のミソは脚本とキャラ設定を大幅にテコ入れしているんですね。
 実はTVで日本版を観て特に感じたのですが、話の筋が一本になってシンプルに誰でも解る筋になっています。
* 多分、脚本はサム・ライミが相当に絞り込んでます、話の理解度は日本版より大幅アップしています。解りやすいという事はイコール怖い。

 そして、”伽耶子”というキャラも話の発端となるインサイドストーリーを加えたことによって、日本版よりもキャラが立っているんですよ。
* それが本当にリアルな設定(ある大学教授のストーカーみたいになるんですが)になっているんで、そちらの方が僕には気持ち悪かったですね。

 やはりここはアメリカという国民性があるんだと思いました。
 日本では映画全体で得たいの知れないオドロオドロしい雰囲気を画面全体で作り出して、観客を恐怖のドツボに陥いれたのですが、アメリカの観客にはそれでは多分受けないんですねぇ。
 あの”ジェイソン”しかり”フレディ”しかり、それなりのキャラ設定があってこそ、そのキャラクター自体のパワーを作り出して、観客を恐怖に引っ張っていけるんですね。

 しかり”伽耶子”サンも本当に登場シーン増えているし、怖~くパワーアップしてますよ。
 パート2製作も早速決まった様だし、いずれはジェイソン、フレディと競演があるかも・・・

<評価>☆☆☆☆
<怖さ、ビックリ度>☆☆☆☆☆MAX


今日も余談
1.映画1作目で興行5億円⇒PART2で11億円⇒今回の米リメイクで既に1億ドル(約100億円)、日本での興行も20~30億円は稼ぎそう!本当に毎回、毎回興行麺でもパワーアップしています。
 でも清水監督のギャラは2,000~3,000万円とか、次回PART2で大台突入なのかな?

2.それと最後に本当に怖いので(特に女性は)ひとりでは絶対に観に行かないで下さい。誰かお友達とご一緒に・・・
 本当にここ二日間、寝不足ですから。

 それでは、又、失礼します。

TBS系『世界遺産』(2/20ハンガリー・トカイ地方)で貴腐ワインが紹介あり!

 こんばんわ!
 昨日の日曜の夜、たまたまTV観てたらTBS系局の『世界遺産』が放送してました。
 テーマはなんと”ハンガリー・トカイ地方と貴腐ワイン”の特集でした。

 貴腐ワイン”トカイ・アッス・エッセンシア”を
 かのルイ14世いわく
 『帝王の為のワインにして、ワインの帝王のワイン』と言わしめた16世紀当時、ヨーロッパの貴族を魅了した黄金のワインである。
 
 その奇跡のワインをつくり出すのはボトリティス・シネレア菌という菌が正体である。果皮を目に見えない様に傷を付けて、水分だけ蒸発させ、糖分だけ残し干しぶどう状態にするんですね。
 そのぶどうを原料にするので、必然的に良質の貴高い甘さを持つ貴腐ワインが出来上がるんですね。

 TVでは16世紀当時からフランス、オーストリアのヨーロッパ各国へ輸出することにより巨万の富を得たのである。
 その代表的な人物はトカイ地方の貴族だったラーコーツィ氏であり、現在も美しい居城とその地下には約2kmのワインセラーが残されている。
 第二次世界大戦、東欧社会主義の崩壊と時代の波に揉まれながらも今もそのワインと伝統だけは残っています。


 18世紀当時の女王マリア・テレジアはあまりの黄金色の鮮やかさにウィーン大学に科学分析させたこともそんなに美しいトカイワインを貴女は誰と飲みますか?

 それでは、又!

『三大貴腐ワイン特集』へGO!

* 最後のシーンでは貴腐ワインとあまり関係ないけど、トカイ地方の庶民の方たちがマグカップでワインを飲むシーンが出てきます。
 昔はワイン自体が貴族の飲み物で庶民は飲めなかったんだよね、でも今は庶民でも生活の一部となって普通のワインくらいは口に出来る様になってる。
 こういう風に楽しそうにお酒飲んでる人たち見ると、やっぱりお酒飲みたくなります!
 

今週の『神の雫』 (週刊モーニング連載中)第12話『見届けるものたち』より

 先週までの美島社長とアンヌとの話は一区切りがつき、ソムリエールみやびとくつろぐ主人公・雫。
 しかし、彼は今回の事件をきっかけに更にワインの奥深い世界に首を突っ込む事となり、ライバルであり義理の兄である新進のワイン評論家・遠峯一青との対決に燃える雫なのであった。
 そして父・豊多香が残した遺産(約2億円相当のワインらしい)を巡っての対決とは・・・
父の遺言では『12使徒』と呼ばれる12本のワイン+『神の雫』という幻の1本のワインをティスティイング行ない、その全ての銘柄とヴィンテージを当てた勝者が遺産を全て受け継ぐことが出来るというのだ。
今週はこの永遠のライバルとなるであろう遠峯一青との第一ラウンドの対決開始までが主な話の筋です。

それで今回はあの公園で出会った謎の老人ロベール氏が再登場!
二人のティスティング対決の審判役を買って出ることとなります。
さあ来週からが又、楽しみです!第一回のティステイングのワインはいったい…?

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今回はワインの紹介はありませんが、前回までのテーマとなっていたアンリ・ジャイエ一派、グロ一族のバックグランドであるヴォーヌ・ロマネ村のグラン・クリュ畑の詳細が
説明されます。

 簡単に説明するとヴォーヌ・ロマネ村には6つのグランクリュ(特級)の畑があり
 北西から降ってくると
1.『リシュブール』 7.7ha
2.『ロマネ・サン・ヴィヴァン』 9.4ha
3.『ラ・ロマネ』 0.8ha
4.『ラ・ロマネコンティ』 1.6ha
5.『ラ・グラン・リュ』 1.6ha
6.『ラ・ターシュ』 5.8ha です。

 4.『ラ・ロマネ・コンティ』と6.『ラ・ターシュ』の2つのグランクリュは著名なDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンテイ社)が単独保有を長年保っていた為に今日まで完璧な管理により、そのクォリティの高さとプレステージを現在も保っています。

明日から各グランクリュ畑の説明と主な生産者をご紹介していきますので、お楽しみに!

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 それと今夜やっとやっと待望のDVD『ロード・オブ・ザ・リング』SEE版トリロジーBOXが到着しました!
未公開映像が50分も追加された『王の帰還』のSEE版が観れると思ったのですが、今週末は日曜にマラソンの10Kmのレースとかあるんで時間ないなぁ・・・
でも早く観たいからチビチビと観ていきま~す!

それでは、又、失礼します!


≪どこのショップも予約数完売しましたが<br>追加申し込みのショップもまだあります<br>こちらからどうぞ!≫
ロード・オブ・ザ・リング SEE トリロジーBOX(2/21頃入荷分)

冬のホラー『着信アリ2』に行って来ました!

 さあ今日はお休み前ということで先週の『MAKOTO』の試写会に続いて、レイト
でホラー冬の陣の2本目『着信アリ2』を観てきました。
 ひとりで観に行ったので、ちょっとビビッテましたが、劇場内はカップル中心
にまずまずの人の入りでひと安心でしたが・・・

No.11『着信アリ2』
(2005年東宝)
 <監督>塚本連平
 <出演>ミムラ、吉沢悠、瀬戸朝香他

 携帯の着信音がいくつも重なるオープニングでスタート!
 (最近のシネコンの劇場はどちらも音響設備が良いので、本当にリアルに鳴り
響くんだよね)

 お話は前作の約1年後で柴咲コウが扮してた女性・由美の巻き込まれた携帯を通
じて起こる謎の事件が今も引き続き起きているという設定です。

 とある中国料理店でそこの主人が謎の死を遂げるところから始まるのですが、
そこで客としてでくわしたのがミムラ扮する恭子と恋人でそこの従業員の吉沢ク
ン扮する尚人の二人を軸に話が進みます。

 事件現場に警察登場!で出てくるのが前作にも出演していた石橋蓮司扮する刑
事と瀬戸朝香扮する謎の事件を追うライターの謎の事件を追っかけている二人で
す。
 しかし、お互いに未だ真相に至らずといった状況なのですが。

 そこで第2の事件が起きる・・・とあと橋は急展開に・・・

 今回は秋元サン以下だいぶ研究されてますね、観客の脅かし方が美味くなって
ます。
 怖いところの出所は大体解るのですが、あえてワンテンポずらしたりとか。
 心霊写真風に『あそこに何か居るんじゃない』って感じで直接的でなくて、さ
りげなく見せたり。とか工夫の跡が見れましたね。
 結構、女性のキャーっていう悲鳴が場内こだましてて、そちらの方にビックリ
させられた様な・・・(笑)

 それと脚本は今回、よく作られてますね。
 二組のカップル(ミムラと吉沢??、朝香???と前の旦那)が出てきますが、その
ラブストーリーも旨く織り込んでくれてて物語の伏線を作ってくれてるし。(結
構、泣かしてくれる)
 後半に大どんでん返しがあるのですが、そこいらの細かな説明もしてくれてる
し。

 前半もたついて、あっ駄目かなって思ってた分を後半20分で一気に取り返して
くれました。

 まあ2作目としては良かったかな・・・

 <評価>☆☆☆
 *<怖さ、ビックリ度>☆☆☆☆

 今日も余談
1.刑事役の石橋蓮司サン、今年は頭から話題作に脇役ながら連続出演してますね

 『北の零年』の家老役、『東京タワー』(これはチョイ役だけど)そして、こ
の『着信アリ2』。
 去年のジョージアのCMから結構露出多いですよね、ブレイクの予感あり!じ
ゃないですか。

2.日テレも頑張ってる。『東京タワー』『MAKOTO』『着信アリ2』と3本も
製作。
 去年はTBSの一人勝ちだったけど今年はどうなる?

3.主題歌は前回の柴咲コウから今回は無名の新人aki
サン。
 どっかで聴いた様な声の様な気もするけど、果たしてその正体は・・・

今週も又、『神の雫』第11話(週刊モーニング連載中)から。

今週の『神の雫』第11話より。

 先週、美島社長と前恋人アンヌの15年ぶりの和解も出来てデイナーも佳境に・・・

 デザートで~す!
 ワインは代表的なデザートワインであるボルドーの代表的な貴腐ワイン『シャトー・ディケム』の良年ヴィンテージの1990年を。
 それと肝心なデザートには口溶けまろやかそうなホワイトチョコトリュフを上品に合わせます。

 談笑するふたり。しかし、その時、アンナに異変が・・・?

 偶然、雫はレストルームでそのアンナの異変の原因を知らされます。
アンヌは脳に腫瘍が出来ており、早急に手術が必要なこととアンヌは病状が思わしくない中で無理を押して美島に最後と思い、会いに来たことを知ります。

 しかし、アンヌは美島社長には病気のことは告げずにレストランを去るのですが、雫がアンヌの病気のことを告げ、美島社長に追いかける様にと諭します。
 躊躇する美島社長・・・しかし、雫の若さゆえの情熱に負けてアンヌを追いかけます。
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 無事、ディナーも終了し、雫とソムリエール雅は打ち上げがてら、なじみのワインバーへ。
 さあ、そこで登場したのが、ハートのマークで有名なメドックの格付第3級の『シャトー・カロン・セギュール 』
のこれまた良年ヴィンテージ2000年が登場!(バレンタイン・デー間近のサービスですね)

 そこで二人で乾杯で今週は終了、まずはめでたし、めでたし!

生の東山クンも登場!映画『MAKOTO』試写会に行ってきました!

 先日も述べましたが、今月はホラー冬の陣の様相!
 この『MAKOTO』と公開したばかりの『着信アリ2』、もうすぐ公開の『THE JUON』と3本がぶつかります。さあ結果はいかに・・・?

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世は韓流ブーム。ヨン様、四天王だの隆盛の中で、なんとなんと往年のアイドル少年隊の東山クンが舞台挨拶で登場!
 というわけで我がローカル熊本では、芸能人はただでさえ珍しいもので。
チケット交換が始まる夕方3時にははやくも50人ほどの行列が並んでました!

 はや開演いざ舞台挨拶が始まり、東山クン登場とともにオバ様方の黄色い声援が…
 一緒に行ったカミさんも目の前2m先を通り過ぎていったので、さすがに興奮状態!

 しかし、彼もはやくも30ン歳、コメントも場慣れというかオヤジギャグも交えての約20分、同年代の自分としては彼のオーラを感じつつも時代の移り変わりを感じてしまいました!

No.10『MAKOTO』(2005年松竹)
 <監督>君塚良一
 <出演>東山紀之、和久井映見、哀川翔、室井滋 他

人間が死ぬ瞬間に誰かに伝えられなかった想いがあったなら。そして、誰かが代弁して伝えてくれるなら

 そんな疑問が発想になったのがこの映画であり、そんな特殊な能力を持ったのがこの映画の主人公・真言(東山紀之)である。
 彼は想いを残して死んだ人間の霊体が見える、想いが伝わるという特殊な能力を持っているのであるのだが…
 彼は検死官という立場柄、色々な人々(霊体)と出会う。
 まだ幼い子供であったり、若い女性、そして半年前に亡くなった実の妻(和久井映見)の霊体とも出会う(一緒に生活している様なものかな)のだが・・・

 劇中、真言は様々な疑問を抱きつつも妻が最後に伝えられなかった想い(ダイイングメッセージ)を知る為に、妻の過去を探っていくのだが…果たしてその真相は?
 泣けるホラーと謳っているだけあって、霊の登場シーンも多いのだが全体に押さえ気味だし、随所に泣けるエピソードが織り込まれて良し。

 東山クンも映画出演はアイドル時代依頼かな?演技はともかくその妻を亡くした男の切なさと寂しさを旨く醸し出してくれています。
 妻で幽霊役の和久井映見ちゃんもセリフ少なめですが、演技力でカバーって感じだし、脇も“Mr.Vシネマ”哀川翔と室井滋のベテラン陣とまずまずの布陣です不足なし。

 ひとこと言わせてもらえば泣きのエピソードを盛り込み過ぎてる感じもありますがラストに向けての謎解きは解り易くすんなりと入り込めました。
 
 ラストシーンは観る価値あるかな、夫婦っていいなぁと思ってもらえると思います。胸が熱くなっちゃいました!
 個人的な印象、映画『らせん』と『黄泉がえり』をプラスしたような映画に仕上がってま~す。

 それとホラー対決の結果は次回に持ち越し!

 <評価>☆☆☆

 今日の余談
1.この映画の原作は郷田マモラさんの『MAKOTO』です。
ドラマにもなった『きらきらひかる』の姉妹作です、興味ある方はBOOK OFFにGO!
 映画の中のエピソードにも数年前にオンエアされた『きらきらひかる』ドラマSPと同じエピソードが出てきます。監督の君塚さん結構、思い入れあるのかなぁ・・・

2.主題歌は河口恭吾クンの『夢の真ん中』
 ちょうど一年前の『桜』につづくヒットになるか!僕個人的にはエンディングで聞いて又、好きになりました。ヒットして欲しいな!

やっと観たぞ『オーシャンズ12』!

  遅まきながら先日、試写会前の空き時間を利用して見逃していた『オーシャンズ12』を観てきました。

 No.9『オーシャンズ12』(2004年 米)
  <監督>スティーブン・ソダバーグ
  <出演>ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、キャスリン・ゼダ・ジョーンズ、マット・デイモン他

 実は今回、『12』を観ようと思って、TVとDVDで『11』を事前鑑賞していたのですが、ざっと見で観てしまった事もあり、このシリーズの面白さが解からなかったのですが、『12』を観てちょっと解かった様な気がしました。

 この映画はザッと言えばオーシャンに扮するG・クルーニーと気の会う仲間たちのシナリオなんかもほとんどなくてアドリブもあったりで楽しく、自由気ままに撮った映画なんですよ。

 そこに演技力とかはあんまり重要じゃなくて、各俳優さんのキャラクターのみを重要視した映画なんだよね。
あくまでスタイリッシュさ=格好良さのみを追求した映画なんだと思うなぁ。   
 だから会話なんかも、何の脈力もなくてもいいし、少々、ストーリーに無理があってもいいし、馬鹿騒ぎパーティーしてても良いんですよ。すべて格好良ければ…
 昔の『オーシャンと仲間たち』のフランク・シナトラたちもディーン・マーチンとかと徒党を組んでシナトラ組とか呼ばれていたみたいだし、日本では石原軍団が有名ですよね。
(圧巻はラストのパーティシーン。多分、絶対にプライベート・パーティにカメラ廻してただけだと思う!でも楽しそう。)楽しくやっているからイイよ!

 本当に話の筋はあってないようなものだけれど、映像は最高にスタイリッシュ!
 タイトルバックに一応準主役のはずのキャサリン・ゼダ・ジョーンズの美しい寝姿がアップでいきなりスタートしちゃうし、遊び心あり過ぎって感じでイイと思います。
(ここのシーン観ただけで映画観てるなぁと思えるからスゴイ、ゴージャス!!一見の価値あり)

 まあこんなにスゴイ役者さんたちが揃って出ているというだけでも、日本じゃ考えられない事だから、お祭りと思って観て下さい!!

<評価>☆☆☆

今日も余談
1.『オーシャンズ12』は本当のスター軍団!
調べた限りではG・クルーニーが18億、ブラピが21億、ジュリアが26億、キャサリン・Z=ジョーンズが8億、マット・デイモンが18億と主要キャストの5人だけで91億円。それにカメオ出演のブルース・ウィルスの26億も足したら100億円越えちゃいます。日本だったら映画5本ぐらい撮れちゃうね、まぁ本当に驚き!
(日経エンタ05年1月より抜粋)

2.中国人イエンが自宅のパーティで飲んでいたシャンパンはモエの『ブリュット・アンぺリアル』だったけど、イタリアの貴族の設定のヴァンサン・カッセルが邸宅で飲んでいたのはヴーヴ・クリコの『ラ・グランダム』(推定)かな。
 あちらでは同じシャンパンでも飲んでる人のクラスで飲んでるシャンパンも全然違います。

3.アムステルダムで宿泊するホテルで同宿になるのは、かのイングランドの名門アーセナルでした。チャンピオンズ・リーグかUEFAカップの予選リーグでの遠征中という設定。
 こっそりホテルを抜け出す時にブラピが被ってたのはアーセナルのオフィシャルCAPでした。

4.間違えなく80%以上の確立で『13』は出来るでしょう。面子はもう揃ってるしね!(笑)

週刊モーニング連載より 『神の雫』第10話『苺畑で微笑む乙女』

 僕とカミさんがはまっている週刊モーニングに連載中の『神の雫』の今週分をレヴューしました。読んだ人も読んでいない人も一読を・・・

 今週はいよいよ今クールの佳境に。

美島社長の客人アンヌとのディナーはすすむ。
二人は15年前の若かりし頃に互いの気持ちをはぐらかしたまま別れていた。
その最後のディナーで飲んだ想い出のワインがアンリ・ジャイエ『クロ・パラントゥ』で再会のディナーで飲むはずのものをソムリエールの雅が割ってしまった為にそれと同じヴィンテージのワインを主人公である神崎雫(ビールメーカーの営業マンって設定)は探し廻っていたのだが…
果たして公園で出会った老人ロベールから託されたワインはなんだったのか?

 そしていよいよ二人はその記念のワインを飲む、社長はそのワインが変わった事に
気付かないのだが、一口でアンヌの方は気付いた様子。
 しかし、会話は続く。
 アンヌは15年前の気持ちを伝える為に今日このワインを持ってきたことを告げる
そして美島社長が再度、ティステイングに挑み彼女の真意を知る事となる。
 そのワインは苺畑に乙女が佇み、その甘美さとともにその乙女に包み込まれる
至福の時を実感させてくれるワインだったのだ。
 イコール彼女の気持ちはあなたとずっと一緒にいたいというメッセージが込められて
いたのだった。
 少々ショックを隠し切れない美島社長。

 そこでいよいよ雫から二人が飲んでいるワインの正体が明かされる。
 そ・れ・は・
 (やはり私の読み通り、エマニュエル・ルジェ『クロ・パラントゥ』1999年でした!)

 しかし、すっかり中身はアンリ・ジャイエの『クロ・パラントゥ』と確信していた
美島社長は反論に入る。
 しかし、そこにアンヌによってそのワインの注釈が語られる。
 エマニュエル・ルジェはアンリ・ジャイエの甥であり、現在の正当な後継者だったが
当の1999年に関してはルジェが体調を崩していた為に御大アンリ・ジャイエが老体に
鞭打って自信が作ったのではと噂される代物だったのだ。
愕然として驚きを隠せぬ一同。
エチケットはエマニュエル・ルジェだが中身は神様アンリ・ジャイエが作ったものだったと噂されるものだったのだ、それ故に“神様の悪戯”といわくが付けられたということを…

とまああこんな感じで今回のクールは終わりのようです。

次クールはどんな話、どんなワインが紹介されるのでしょう。

又、楽しみになりましたね。

それでは、又、来週です!