やっと観たぞ『オーシャンズ12』! | 走る映画王の日記!(2005年映画&ワイン激闘編)

やっと観たぞ『オーシャンズ12』!

  遅まきながら先日、試写会前の空き時間を利用して見逃していた『オーシャンズ12』を観てきました。

 No.9『オーシャンズ12』(2004年 米)
  <監督>スティーブン・ソダバーグ
  <出演>ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、キャスリン・ゼダ・ジョーンズ、マット・デイモン他

 実は今回、『12』を観ようと思って、TVとDVDで『11』を事前鑑賞していたのですが、ざっと見で観てしまった事もあり、このシリーズの面白さが解からなかったのですが、『12』を観てちょっと解かった様な気がしました。

 この映画はザッと言えばオーシャンに扮するG・クルーニーと気の会う仲間たちのシナリオなんかもほとんどなくてアドリブもあったりで楽しく、自由気ままに撮った映画なんですよ。

 そこに演技力とかはあんまり重要じゃなくて、各俳優さんのキャラクターのみを重要視した映画なんだよね。
あくまでスタイリッシュさ=格好良さのみを追求した映画なんだと思うなぁ。   
 だから会話なんかも、何の脈力もなくてもいいし、少々、ストーリーに無理があってもいいし、馬鹿騒ぎパーティーしてても良いんですよ。すべて格好良ければ…
 昔の『オーシャンと仲間たち』のフランク・シナトラたちもディーン・マーチンとかと徒党を組んでシナトラ組とか呼ばれていたみたいだし、日本では石原軍団が有名ですよね。
(圧巻はラストのパーティシーン。多分、絶対にプライベート・パーティにカメラ廻してただけだと思う!でも楽しそう。)楽しくやっているからイイよ!

 本当に話の筋はあってないようなものだけれど、映像は最高にスタイリッシュ!
 タイトルバックに一応準主役のはずのキャサリン・ゼダ・ジョーンズの美しい寝姿がアップでいきなりスタートしちゃうし、遊び心あり過ぎって感じでイイと思います。
(ここのシーン観ただけで映画観てるなぁと思えるからスゴイ、ゴージャス!!一見の価値あり)

 まあこんなにスゴイ役者さんたちが揃って出ているというだけでも、日本じゃ考えられない事だから、お祭りと思って観て下さい!!

<評価>☆☆☆

今日も余談
1.『オーシャンズ12』は本当のスター軍団!
調べた限りではG・クルーニーが18億、ブラピが21億、ジュリアが26億、キャサリン・Z=ジョーンズが8億、マット・デイモンが18億と主要キャストの5人だけで91億円。それにカメオ出演のブルース・ウィルスの26億も足したら100億円越えちゃいます。日本だったら映画5本ぐらい撮れちゃうね、まぁ本当に驚き!
(日経エンタ05年1月より抜粋)

2.中国人イエンが自宅のパーティで飲んでいたシャンパンはモエの『ブリュット・アンぺリアル』だったけど、イタリアの貴族の設定のヴァンサン・カッセルが邸宅で飲んでいたのはヴーヴ・クリコの『ラ・グランダム』(推定)かな。
 あちらでは同じシャンパンでも飲んでる人のクラスで飲んでるシャンパンも全然違います。

3.アムステルダムで宿泊するホテルで同宿になるのは、かのイングランドの名門アーセナルでした。チャンピオンズ・リーグかUEFAカップの予選リーグでの遠征中という設定。
 こっそりホテルを抜け出す時にブラピが被ってたのはアーセナルのオフィシャルCAPでした。

4.間違えなく80%以上の確立で『13』は出来るでしょう。面子はもう揃ってるしね!(笑)