サマンサタバサ 世界ブランドをつくる/寺田 和正
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来月のショートケースディスカッションは、僕がこのサマンサタバサについて発表するので、資料づくりの為に再読


第一に、この社長は羨ましい(笑)

9割以上の社員が女性

プロモーションで起用した世界のトップモデルと肩を組んで写真に写ったり

右肩上がりの業績


まぁ、そんな下世話な事はさておき

この本には社長の想いが書いてある。

しかし、IR資料を見たり、サマンサタバサの売り方を見ていると

理想と現実のギャップが段々と出てきているのではないだろうか。

何だか、一所懸命必死で余裕のない感じがするのは気のせいであろうか?


世界ブランドを目指しているサマンサタバサの戦略は


バッグをファッションや気分に合わせて組み替えてもらうこと

ターゲットは20代の女性


その為に、一つの製品ライフサイクルを非常に短くし、

季節ごとに新商品を少量投入して売りきる。

その為バッグの価格帯は3万円が中心、若い女性が頑張れば購入できる金額

日本市場が主戦場で、近年台湾や香港へ進出


が、戦略的にはコーチに似ている。

コーチは若い女性から40代以上までをターゲットとしており

価格帯も5万円位と若干高めだが、ルイヴィトンに比べれば半額

しかし、アクセシブル・ラグジュアリーと言われ、手が届く高級ブランドとの位置づけ

製品はやはり毎月投入している。

主戦場は当然に北米で、欧州やアジアにも展開

日本での売り上げは全売上高の約20%だ


何となく、サマンサはアジアで人気のある日本のミュージシャンという感じ

コーチは全米チャートに入っているミュージシャンという感じ


さて、

この本に書かれてた限りでは、セールを行わない方針に思えたのだが

最近、セールは行っているし

単体での売り上げは伸びないし

さて、ここが正念場なのだろうか。

頑張って日本初の世界ブランドを確立して欲しいものだ

さてさて、今週のワイン


火曜日から飲みすぎてしまった。


神田で頂いたワイン2本

MKの役年日記 ~MMM世界発信までの道のり

デジャヴ

カリフォルニアのピノ

香りも良く程良い軽さで美味しかった。

店の女性に注文て持ってきて頂いたワインがあったのだが、

マスターが出てきて、「変えましょう」と言って出して下さった。

人には任せられないか。。。(笑)


MKの役年日記 ~MMM世界発信までの道のり
2本目がこのワイン

カベルネだったっけ?忘れちゃった。

チョット飲みすぎたな。。。

美味しかったですよ^^;


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ローストビーフやら何やら作ったので、開けたワイン

ジャック・カシューのボーヌ・ロマネ

元上司の方が松澤屋さんから送ってきて下さったもの。

うまい!

香りよし、柔らかく、味も落ち着いていて

非常に楽しめる文句の無い1本だった

MKの役年日記 ~MMM世界発信までの道のり

調子に乗ってデザートワイン

青森県は下北ワインのもの

甘くてリンゴの香りがして美味しかった。

誰の顔なんだろうか??


さて、明日はポンデュガールだ^^;

先日、久々のショートケースディスカッションに参加してきた。


お題は「ユニクロvsしまむら」

色々と特徴やら財務分析やらを比較した説明を聞いた後にディスカッションに入った。


色々とあれど、最も僕の印象に残ったのは

世界を目指すユニクロの直接の競合は、GAPだったりZARAだったり


しかし、国内で売り上げを伸ばす(海外では台湾に出店しているらしい)しまむらの直接の競合は見当たらない。


自ら狙って市場を開拓したわけではないので、ブルーオーシャンでは無いが

現時点ではそこに競合のいない世界があるということ。


村山先生のコメントでは次の2点が印象に残った。

ユニクロがいくら世界市場に出ようとも、ファッション業界においてはメイド・イン・ジャパンというビハインドがあること。

品質に磨きをかけてブランド力を構築していくことが良いのではないか?


また、しまむらにおいては、

雑然とした店舗の中から、一点一点選び出し自分なりのコーディネイトでおしゃれを演出する。

本来は最もおしゃれなのかもしれない。

そして、そのおしゃれの形態に類似しているのが、古着市場である。ということ。


それにしても、SCDに参加するたびに、

世の中のサラリーマンの視点の鋭さ、特異さに感銘を受けるばかりだ。

怒らないこと 2 (役立つ初期仏教法話11)/アルボムッレ・スマナサーラ
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大好きなアルボムッレ・スマナサーラ氏の本

講演会を聞きに行こうかな?と考えている。

前著「怒らないこと」は確か、親知らず抜く為の日本歯科大病院の待合室で読んでたっけ(笑)


やはり仏教というのは、人間の本質に最も近く、説得力があるなぁと思う。

いや、僕は生まれたり成長したりする上では神道、年に1~2回はキリスト教、弔事は仏教という平均的な日本人で、宗教に対してはいい加減、両部神道派だ。

それでも、仏教の教えはかなり説得力があると思う。


さて、

この本では怒りの種類について述べている。

詳細は本を読んでいただければ良いが、この項目を見ただけで反省というか思い当たる節はいくつもあるなぁ。


怒り①ドーサ:基本的な怒り

怒り②ヴェーラ:激怒

怒り③ウパナーハ:怨み

怒り④マッカ:軽視

怒り⑤パラーサ:張り合い

怒り⑥イッサー:嫉妬

怒り⑦:マッチャリア:物惜しみ

怒り⑧:ドゥッバチャ:反抗心

怒り⑨:クックッチャ:後悔

怒り⑩ビャーパーダ:激怒


この十種類のデータをしっかりと頭に入れてください。

犯人探しの例でいえば、「どこどこの場所に、こういう格好の人がいるよ」という情報が具体的であればあるほど、犯人をみつけやすいでしょう?

怒りも同じです。

種類ごとにしっかりと理解すれば、心を観察した時にすぐに発見できます。


いつも、何か嫌な気分になった時、

相手のどういうところが悪いのか?というよりも

自分はどの種類の怒りに今いるのか?

そう思う事は非常に有用だな。


キリスト教については手厳しい著者だが、一つキリスト教を認めている部分があるが、確かに本質だ。


間違いを犯さないものはいない


姦淫の罪である女性を裁くことになったのです。

ユダヤ人の決まりでは姦淫の罪を犯した者は石を投げて殺すことになっており、女性は柱に縛られていたのです。

その時、周りの人々はイエスさまに聞きました。

「ラビ。我々は姦淫の罪でこの女性を死刑にします。あなたはどう思いますか。」

そのときイエスは

「罪を犯していない人は最初の石を投げなさい。」と言ったそうです。


罪人同志、不完全な者同市で、他人の過ちに対して指をさす権利も、許す権利も基本的には成り立たない。

人の批判をしている自分が嫌になってきた^^;



若手の為に


この年になると、若手が色々と悩んでいるのが何となくわかるし、とても気になる。

仕方ない状況であるかもしれないが、メンタルを病んだら非常に長くかかってしまう

誰かに相談して、なるべく自分を楽にしてあげて欲しいと思う。

そんな若手に、この記述を送りたい。


役に立っている実感があれば幸せ


目的にしがみついて、「なんとしてでも」と思うのはよくありません。

独りよがりで、誰の役にも立っていないのなら、精神的にキツイのです。

人には、「誰かの役に立っている」という実感が必要です。


社会の役に立っているといっても、大げさなことではありません。

誰かにお茶を入れてあげるとか、何かしら出来ることはありますから、それをしっかりとやればいいのです。

しっかりとやるべきことをやっていると、人の悪口を言ったり怒ったりしている暇はないと思います。


若手よ!キミは常に人の役に立っている。

自信を持って!余裕を持って!!

相談してきなさい^^

僕は、出来る限りのことをキミの為にしますよ!!

レイクサイド (文春文庫)/東野 圭吾
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あぁ、こりゃ面白かった。

さまよう刃の様な、怖さは無いけど、やはり大人の小説だな。


湖畔の別荘で起きた殺人事件

何故、一緒に居た数組の夫婦は、殺人を犯した女性を庇うのか?


読んでからのお楽しみだな^^

ゴールは偶然の産物ではない~FCバルセロナ流世界最強マネジメント~/フェラン・ソリアーノ
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読み応えがあったなぁ。徳の高い哲学者さんお勧めの一冊

なるほど、サッカービジネスというのがどういうものかよく分かる。

得点を多く得るには、選手を鍛えるということではなく、

きちんと経営を行うということなんだぁと改めて思った。

サッカーのゴールシーンの裏には、

きちんと科学的に練られた経営戦略が存在しているのだ。

2008年5月21日の23時ちょうどだった。

イングランドのビッグクラブ、マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーがUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦で対戦していた。

チェルシーのキャプテン、ジョン・テリーが試合の勝敗を決める5人目のPKを蹴ろうとしていた。


テリーはただ、左方向にシュートすれば良かった。

実際に彼はそうした。

しかしボールをける直前に左足を踏み込んだ瞬間、足を滑らせてバランスを失い、狙いが狂った。


ジョン・テリーがあのPKを外したのはただの不運だったと言い切れるであろうか?

もしかしたら、あのミスの裏に何らかの論理があったのではないだろうか?

もしあなたがコーチだったとしたら、あの極限のプレッシャーがかかる場面で、どんな判断を下しただろう?

なんていう出だしで始まる。

僕は、あまりサッカー事情に詳しくないが、知っている有名選手の名前が沢山出てくる。

戦績vs相対的な人件費

人件費vs収益の比率

等の分析も行われていて興味深い。

面白いのは、

各クラブチームが、自分のチームは欧州のリーグの中で、どういうポジションを目指すのか?

ということで、経営方法が全く変わってくるということだ。

マンチェスター、レアル、の様に常に勝ち、ワールドワイドで知名度もあり、高い収益を得るというポジションなのか、それとも常にリーグの中でトップを取る事だけを目指すのか?

それには、現有の経営リソースをきちんと判断して決めねばならない。

そして常勝を目指すのであれば、年俸の高い選手をきちんと集め、それを指揮できる監督やコーチを選んで契約しなければならない。

どこでどれくらいの収益を上げるのか?という事を考えねばならない。

サッカー特有のビジネスの話が満載で非常に面白い。

そして、我々への意味合いの深い記述も多い

1 リスクの無いイノベーションは無い

2 リスクは管理できる。

3 手持ちの地図では新天地にたどり着くことはできない

4 イノベーションとは発明ではない

5 勝者とは最初の到達者ではく、最初にその可能性を最大限に活かした人だ

まだ、色々と記したいが長くなるのでこの辺で。

雑誌 つり情報11月1日号に掲載されていた記事から


なんと感想を述べればよいのやら。。。。。


少し前の話題だが、世界各地の下水道などに垂れ流される抗うつ剤の影響で、エビの行動が変化し、捕食されやすくなっているという研究結果が発表された。


抗うつ剤の使用量は近年急増しており、いまや米国では10人に1人(2700万人)が抗うつ剤を使用しているというデータもあるそうだ。


いくら釣り好きでも、魚も薬の影響で釣れ易くなるかも....等と喜ぶひおてゃいないだろう。

いやはや人間社会が環境に与える影響の大きさを改めて考えさせられる。


先日のハンガリーのアルミニウム工場の有害物質流出事故は明らかに過失があると思うが、そもそも水環境の汚染の多くは、家庭用排水や工業用排水からなっている。


何気なく流す物が水環境を汚染する可能性があるという事実を認識しなければならない。

有機物、リン、窒素で河川が汚染されることは既に問題になっていた。


しかし、それよりも何よりも、

抗うつ剤を10人に1人が使用しているという事実に驚きだ。


チョットした気分の落ち込みで簡単に薬物を手にしているのか?

やはり社会構造の変化によるストレスなのか。。。


僕が会社に入社した平成4年(17年前)には、担当班にパソコンが2台程度しかなかった。

それ以前の資料を見ると、手書きの表で様々な報告がなされていた。


定規を使って線を引き、電卓をたたいて数字を書きいれ、間違えたら消しゴムで消して。。。

おそらく表一つ作成するのに、1時間程度は要していたであろう。

それが、いまやEXCELを用いれば5分も要しない。

表一つとっても情報処理スピードは10倍以上だ。


うつのメカニズムの一つに、情報のオーバーフローがあるという。

処理能力をはるかに超えた情報過多がストレスとなり、病になってしまうということだ。

ここ10年で求められる処理スピードの向上に、人体の持っている処理スピードがついて行けてないのではないだろうか?という仮説を持ってしまう。


ここにも、資本主義の限界が見えている気がする。


葡萄を収穫し

ワインを作り

ワインを作ったあとの葡萄の果皮を蒸留してグラッパを作り

蒸留後の果皮のかすを乾燥させて薪にし、

その薪で暖をとったり、蒸留酒を作る燃料にしたり

燃やした後の灰を畑に巻いて葡萄の肥料とする。


こういう人間の営みの中に、

環境汚染や抗うつ剤の垂れ流しが入り込む余地は、

現代資本主義社会と比較して非常に少ないと思うな。

飛行機で移動でした。

途中、雲の上に突き出るアルプスの山々がみられるということで、僕は運よくアルプス側の窓際でした^^v



MKの役年日記 ~MMM世界発信までの道のり

飛行機の中からみる飛行機雲

ニアミスじゃないかと思ったり思わなかったり^^;


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遠くにアルプスの山々が見えてきた

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iphoneのカメラでチョットズーム

山の頂上とかが見えますねぇ


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ジュネーブの空港近く

川の色がやけに鮮やかな青というかグリーンというか


すでに、ジュネーブの空港に降り立った時点で、体力が無かった。。。

出張前から疲れきっていたからなぁ。

さてさて、つづいてミュンヘンへの出張報告

例によって、仕事以外の事だけ。


MKの役年日記 ~MMM世界発信までの道のり

レールジェットに乗って、ウィーンからミュンヘン(ハイプト・バンホッフ)へと

途中の風景は美しい

MKの役年日記 ~MMM世界発信までの道のり

駅に着いたレールジェット

お隣はドイツの新幹線ICE

何となくヨーロピアンな感じ


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BMWなんとかセンターだかプラザだか、

購入した人はここで納車らしい。

えらくバカでかい建物だった。
MKの役年日記 ~MMM世界発信までの道のり
BMWの本社だったかな?

上からみると車のタイヤみたいな感じのビル


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日本でもおなじみ、ドイツビールはレーベンブロイの建物


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からくり時計のある教会だったっけか、市役所だったっけか?

観光ではないので、名所を殆ど覚えてないのが残念


MKの役年日記 ~MMM世界発信までの道のり
覚えているのはこれだけ(笑)

ヴァイツェンビールが非常に美味しかった^^


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ラインガウのワイン(リースリング)

味はまぁまぁ。。。^^;


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スーパーでビールがやけに安い

100円しないんだもんなぁ。


ミュンヘンはあっという間だったので、こんな感じ

日本の「復元力」―歴史を学ぶことは未来をつくること (MURC BUSINESS SERIES.../中谷 巌
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いやいや、久しぶりに深みを感じる本に出会ったな。そんな感じ。

良い本に出会った時の感銘、充実、爽快感、そんなものを感じる。


日本全体に漂う不安感について、色々と要因はあるれど、日本人が自らのルーツを無くしてきている事について述べている。


江戸時代の事を述べて、日本は庶民文化であるという。

欧米の様にエリートによって確立された文化ではなく、庶民の間で花開いた文化であり、欧米のビジネススクールでの経営目線をそのまま日本に当てはめても無理があることを分かりやすく述べている。



■成果主義について


成果主義とはどれだけの仕事をすればどれだけの報酬が得られるかをあらかじめ示すことで、人々の勤労意欲を高めようとする考え方である。

しかし、武士道は「高い報酬を得るために懸命にはたくこと言う事は不名誉なこと」だと考えるのである。

善行や努力はそれ自体が「徳」なのであって、報酬の為にする善行や努力はむしろ恥ずかしいことだというわけである。


自分の組織でも、気付いたものが自ら行う。

やりたい奴が仕事をする。

誰も「やってくれ」なんて言ってないよな。でもやるんだろ??

そんな事を自分のセクションのトップはよく言うっけ(苦笑)


■戦後教育について


マッカーサーの行ったことについて述べている。

「歴史」「修身」「地理」の3教科を停止させるいわゆる「3教科停止命令」を出したのである。

一般に、民族を弱体化するための一番手っ取り早い方法は、民族の記憶、歴史を消し去って、愛国心をそぎ取ることだと言われている。

チェコの作家、ミラン・クンデラは「民族の記憶をなくすことがその国民を弱体化する一番の方法である。」という主旨のことをいっているが、実際、歴史を学ばなくなった国民は根なし草になって弱体化する。


あぁ、僕は中学のころから歴史と地理が嫌いだった^^;

今でも歴史の教科書を見れば分かるが、○○年に誰が何をした。という記述が延々と書かれていたりする。

しかし、歴史関係の本を読むとストーリーがあり、知略があり、魂があり、非常に面白い。

何故、歴史をそういう風にして教えないのかな?と常々思っていた。

(と、自分の成績の悪さを戦後教育のせいにするか。。。)



■日本人の性善説と内部統制について


行きすぎた内部統制などと言うものは本来、人間不信に基づく制度に他ならず、これまた日本人の完成には合っていない。

日本人は元来、お互いの暗黙の信頼関係を大切にしながら社会を築いてきた民族だからである。


例えば無人販売所というものがあって、欲しい人は100円玉を籠に入れ、大根を1本持って帰る事ができる。

日本人はこれを見てもなんとも思わないが、欧米人がみると一様に「何故そんな事をするのか」と驚いた顔をする。


確かに、とある国であれば、野菜もお金もすぐに無くなってしまうだろう。

こういう例をとり、日本のあるべき姿が見えなくなった日本人が、海外(アメリカ)からの圧力で「こうしなさい」と言われた時に、自国の文化や価値観に合わないもので、様々な障害がおこってくると言っている。

これは、先に紹介した本の様に、「アメリカを通してしか世界を見なくなった日本人」に通ずるものがあるな。



■民主主義や市場主義の限界


原油価格や穀物価格の高騰、派遣社員切り、ニート、オタク文化、2年前に獲った魚で作った干物、1年前に加工された冷凍の鰻の蒲焼き、等々、そんな話を聞くたびに、「資本主義の限界だよな」なんて事をよく言う。


色々と書かれているが、最も本質をついた一文はこれだと思う。

民主主義は個人の欲望を集計してそれを政策実行に移すシステムである。マーケットも個人の欲望が購買行動を通して資源配分を決めるシステムである。

どちらのシステムも、個人の欲望を最も効率よく充足させるシステムであるという事ができる。


個人の欲望は刹那的であり、その充足のシステムであればこそ、長期的な利益を考えた行動がなされ難いだろう。

また強者の欲望がどんどん判断基準として強くなった結果、貧富の差の拡大があるのだろう。

幸い、我が組織はまだまだ、短期的な利益のみを追求する組織では無い。

日本の良さを充分に生かして復活させることができると思っている。



さて、まだまだ書き記したいことは山ほどあるが、これから僕が仕事の上で進めていくことは、


第一に、西洋的価値観や市場主義を認めようと思う。我々がいくら日本的価値観を主張しても、それだけでは負け犬の遠吠えである。

西洋的価値観、現在日本を包み込んでいるグローバルな考えの主流をきちんと理解し、対応していくことが大切だ。


第二に、それと同時に、日本の組織への適合を行っていく。日本的価値観を最大限に重視しながらである。

つまりは、ずっと悩んできたロジックと情緒の狭間なのだと思う。


MMMの戦略は、成長だとか、利益拡大だとか、そういうものが目的ではない。

我々が、世界から必要とされる組織となり、必要としてくれる組織にきちんと価値を提供することである。

ヤマト運輸の小倉さんではないが、「あの会社が無くなったら不便で困る」と思ってもらったら絶対に会社は潰れないだろう。というのと同じ考えだ。

「サービスが先、利益は後」とまでは言わないが(笑)


ただ、我々が蓄積・創造した知見を提供したらそれでお払い箱になっては困る。

どんな状況でも我々が、必要とされるアドバンテージは

世界でも類を見ない程の高密度なサービス提供と、世界でも古い部類の資産、それに基づいた暗黙知の伝承、そして何よりも日本人の特質である共同を好むマインドだと思う。


このアドバンテージがある限り、我々は進化し続けることができるし、ちょっとやそっとでは追いついてこられない知見を創造できる”仕組み”を構築できると信じている。