後醍醐天皇はなぜ寺?… | コリー・ファルコン・スコットのブログ

さてさて…京都の天龍寺の庭園は…夢窓国師がつくった時の様相を…ほぼほぼそのままとどめているのだそうですよ…

 

こんな感じ…

 

で…その天龍寺は…後醍醐天皇の霊をなぐさめるために足利尊氏が夢窓国師に頼んで建立されたのですが…

 

なぐさめるというよりは吉野の山中で没した後醍醐天皇の霊魂が悪霊化するのを防ぐ目的があったとも云われいます…

 

菅原道真や崇徳上皇のように悪霊化した霊魂に災害をもたらされたら大変だよ…ということだよね…

 

でもでも…菅原道真も崇徳上皇も京都では神社に祀られているのに…菅原道真は北野天満宮、崇徳上皇は白峯宮…

 

後醍醐天皇はなんで寺?…帝は仏教に傾倒してはったから神社よりも寺がええか?…

 

なんて尊氏は思ったのか?…でも後醍醐が傾倒していたのは密教だけどね…天龍寺は禅宗…

 

後醍醐天皇肖像…密教の仏具、三鈷杵を手にしている…

 

当時、尊氏はまだ後醍醐天皇の血統をひく南朝と抗争中だったから…神として祀ることは政治的に都合が悪かったのか?…

 

 

ブログ村参加中っす…

ポチしていただけると励みになります…

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村