憧れの水晶岳へ 1日目 | Windyの気まぐれ山歩

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 山歩きのはなし

 妻は 5,6年前までは年に数回 近隣の山に一緒に行く程度だった

 その頃 水晶岳の写真を見て この山に行きたいと言い出した

 水晶岳に立つには いくつかのコースがあるが どのコースでも 妻の足なら3泊はしないといけない

 水晶小屋に2日目に泊まれば 無理のない行程になるが 水晶小屋はキャパが小さく ハイシーズンには1枚の布団に2,3人となることが予想されるため 水晶小屋に泊まらない計画を立てる必要があった

 

 2014年に 妻には初めての北アルプスとして 折立-薬師岳-五色ヶ原-室堂を歩いた

 その後 2015年は笠ヶ岳 昨年は槍ヶ岳を歩き ようやく今年水晶岳に行くことになった

 

<予定の行程>

1日目 高瀬ダム-ブナ立尾根-烏帽子小屋-野口五郎小屋(泊)

2日目 野口五郎小屋-水晶小屋-水晶岳ピストン-鷲羽岳-三俣山荘-三俣蓮華岳-黒部五郎小屋(泊)

3日目 黒部五郎小屋-黒部五郎岳-北ノ俣岳-太郎平小屋(泊)

4日目 太郎平小屋-折立

 

 1日目と2日目がハードなので少し不安だ

 雲ノ平経由や新穂高温泉へ出るコースも考えたが 妻はこのコースがいいと言った

  

     ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 JRを乗り継いで信濃大町駅まで行き 駅前の七倉荘に宿泊

 

 朝起きると雨

 行くかどうか迷うが ここまで来たのだからと出発する 

 高瀬ダムまでタクシーで¥8300だった

 

ダムに着くと 雨は降っていないが 霧で真っ白だった

写真の男性は 扇沢からタクシーで来られた方

料金は同じ¥8300とのこと

読売新道を下るらしい

 

 高瀬ダムを6:50に出発

 

不動沢のつり橋を渡る

 

 ブナ立尾根の登山口に到着し ここで沢水を3リットルあまり給水した

 この先三俣山荘まで水場がないので 重いがしかたない

 

 ブナ立尾根は3大急登の一つと言われているが 一般登山道としてはまだ歩いていない最後の急坂である

 登山口に⑫の数字が書かれあり だんだん減っていって 烏帽子小屋で⓪なるようだ

 

 ブナ立尾根は直登すれば急だが ジグザグに道が付けてあり 妻のペースで歩くので さほどしんどくはない

  途中で雨が降り出したので 妻はレインウエアを着たが 自分は風もないので傘をさして歩いた

 

2209m三角点④で中休止

 

 ②あたりで雨が上がった

 

 花は 下のほうは センジュガンビ タマガワホトトギス オオヒョウタンボクなど 高度が上がると ミツバオウレン イワカガミ マイヅルソウ アカモノ ツマトリソウ ゴゼンタチバナなど さらに上がるとアオノツガザクラ キヌガサソウ ミヤマキンポウゲなどが咲いていた(花の写真は後でまとめて載せる予定)

 

烏帽子小屋11:35着

長くは感じたが コースタイムより早く着くことができた

 

 小屋周辺はお花畑が楽しめるが 展望はガスで残念だった

 中休止して 野口五郎小屋に向け出発

 

少しガスが晴れてきて 振り返ると烏帽子岳の先端が天空の城のように見えた

 

少し歩くと烏帽子岳の岩塔全体が見えた

 

 三ツ岳が近くなると 砂礫地帯にコマクサが点々と咲いていた

 花の名前をほとんど知らない妻は ピンクのが咲いていると言って スマホで写真を撮っていた

 

三ツ岳西峰に出ると ガスが取れて水晶岳や赤牛岳が顔を出した

 

まだ雲は多いが 展望と花を楽しみながら野口五郎小屋へ向け歩いた

 

水晶岳

 

赤牛岳

 

立山

 

 

野口五郎小屋15:03着

予約した時に遅くなるかもしれないと 伝えていたが早く着けた

 

受付をし 寝床にザックを置き一服した後 槍が見えればなーと期待して野口五郎岳山頂へ向かった

 

翌日歩く 真砂岳を経て赤岳に続く稜線

鷲羽岳も見える

 

山頂に出ると 

 

槍だ ヽ(゚◇゚ )ノ

朝の天気を考えれば これだけ見えれば十分

 

燕岳

燕山荘もよく見える

 

右奥に薬師岳

 

下に五郎池が見える

 

 夕食は 野菜の天ぷらがメインでおいしかった

 布団は 余裕で1人1枚だった