妻は 5,6年前までは年に数回 近隣の山に一緒に行く程度だった
その頃 水晶岳の写真を見て この山に行きたいと言い出した
水晶岳に立つには いくつかのコースがあるが どのコースでも 妻の足なら3泊はしないといけない
水晶小屋に2日目に泊まれば 無理のない行程になるが 水晶小屋はキャパが小さく ハイシーズンには1枚の布団に2,3人となることが予想されるため 水晶小屋に泊まらない計画を立てる必要があった
2014年に 妻には初めての北アルプスとして 折立-薬師岳-五色ヶ原-室堂を歩いた
その後 2015年は笠ヶ岳 昨年は槍ヶ岳を歩き ようやく今年水晶岳に行くことになった
<予定の行程>
1日目 高瀬ダム-ブナ立尾根-烏帽子小屋-野口五郎小屋(泊)
2日目 野口五郎小屋-水晶小屋-水晶岳ピストン-鷲羽岳-三俣山荘-三俣蓮華岳-黒部五郎小屋(泊)
3日目 黒部五郎小屋-黒部五郎岳-北ノ俣岳-太郎平小屋(泊)
4日目 太郎平小屋-折立
1日目と2日目がハードなので少し不安だ
雲ノ平経由や新穂高温泉へ出るコースも考えたが 妻はこのコースがいいと言った
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JRを乗り継いで信濃大町駅まで行き 駅前の七倉荘に宿泊
朝起きると雨
行くかどうか迷うが ここまで来たのだからと出発する
高瀬ダムまでタクシーで¥8300だった
ダムに着くと 雨は降っていないが 霧で真っ白だった
写真の男性は 扇沢からタクシーで来られた方
料金は同じ¥8300とのこと
読売新道を下るらしい
高瀬ダムを6:50に出発
不動沢のつり橋を渡る
ブナ立尾根の登山口に到着し ここで沢水を3リットルあまり給水した
この先三俣山荘まで水場がないので 重いがしかたない
ブナ立尾根は3大急登の一つと言われているが 一般登山道としてはまだ歩いていない最後の急坂である
登山口に⑫の数字が書かれあり だんだん減っていって 烏帽子小屋で⓪なるようだ
ブナ立尾根は直登すれば急だが ジグザグに道が付けてあり 妻のペースで歩くので さほどしんどくはない
途中で雨が降り出したので 妻はレインウエアを着たが 自分は風もないので傘をさして歩いた
2209m三角点④で中休止
②あたりで雨が上がった
花は 下のほうは センジュガンビ タマガワホトトギス オオヒョウタンボクなど 高度が上がると ミツバオウレン イワカガミ マイヅルソウ アカモノ ツマトリソウ ゴゼンタチバナなど さらに上がるとアオノツガザクラ キヌガサソウ ミヤマキンポウゲなどが咲いていた(花の写真は後でまとめて載せる予定)
烏帽子小屋11:35着
長くは感じたが コースタイムより早く着くことができた
小屋周辺はお花畑が楽しめるが 展望はガスで残念だった
中休止して 野口五郎小屋に向け出発
少しガスが晴れてきて 振り返ると烏帽子岳の先端が天空の城のように見えた
少し歩くと烏帽子岳の岩塔全体が見えた
三ツ岳が近くなると 砂礫地帯にコマクサが点々と咲いていた
花の名前をほとんど知らない妻は ピンクのが咲いていると言って スマホで写真を撮っていた
三ツ岳西峰に出ると ガスが取れて水晶岳や赤牛岳が顔を出した
まだ雲は多いが 展望と花を楽しみながら野口五郎小屋へ向け歩いた
水晶岳
赤牛岳
立山
野口五郎小屋15:03着
予約した時に遅くなるかもしれないと 伝えていたが早く着けた
受付をし 寝床にザックを置き一服した後 槍が見えればなーと期待して野口五郎岳山頂へ向かった
翌日歩く 真砂岳を経て赤岳に続く稜線
鷲羽岳も見える
山頂に出ると
槍だ ヽ(゚◇゚ )ノ
朝の天気を考えれば これだけ見えれば十分
燕岳
燕山荘もよく見える
右奥に薬師岳
下に五郎池が見える
夕食は 野菜の天ぷらがメインでおいしかった
布団は 余裕で1人1枚だった