台湾あるある 迷惑な人にも寛容、というか忍耐強い | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

台湾華語は研究中、台湾語は独学中、台湾へはいつも一人旅!の、たまりが、台湾華語と台湾語、台湾旅行と台湾映画と台湾ドラマ、そして台湾文学について語り尽くします

あくまでたまり調べですが。台湾では、何度かそんな場面に遭遇しましたよ。↓は2013年の記事のリライトです♡


平溪線の中で

台湾の人の声はでかい。いつか平溪線の列車の中でものすごい大声で話す台湾のおじちゃんたちに閉口した話は前に書いた。車両は隣の車両だったのにもかかわらず、私は隣の人との会話もままならぬほどの大声だった、すごかった。でもまわりの台湾の人々は特に気に留める様子もなく、平然とやり過ごしていた。


台北のマックの中で

今回も、台湾の人は寛容というか忍耐強いなあとびっくりしたことがあった。それは早朝のマックでのできごと。朝早いにもかかわらずもうほとんど満席に近い状態。そんななか一人の台湾のおばちゃん、おもむろに携帯電話を取り出して、とにかくものすごい大音量の声で延々としゃべり続けるのである。


いや、その音量たるや並の大声ではない。ほら、大分かどこかで大声コンテストやって優勝者には牛一頭、とかいうのをとこどきニュースでみかけたりするけど、マジそのレベルの大声。そしてもうやむか、もう終わりかという期待をことごとく裏切り続け、計ってはいなかったがゆうに20分、いやもしかするともっとしゃべっていたかもしれない。


台湾の人々はどうだったかというと、さすがにみんなイライラしていた。面白いのでじっくり観察させてもらったが、一人は若いおねえさん、勉強しているのにそんなだから、あからさまにイライラした様子を見せていた。耳をふさいだりおばちゃんをにらんでみたり。もう一人テーブルに突っ伏して寝ていた男性も安眠を妨げられて何度かおばちゃんに鋭い視線を送っていた。


でも誰一人注意しようとする人はいない、店員さんも注意しない。みんな我慢づよくこの大声の嵐が通り過ぎるのを待っている。あまりの大声で私は頭が痛くなりそうだった。我慢も限界に近づき「もう出よう」と思ったとき、やっとおばちゃんの電話が終了。平和な空間が戻ってきた。


と、ホッとする間もなくまたおばちゃん、電話を始めてしまったのであーる。やはり、ものすごい大声。さすがにこれにはきれて、一人のおじさんが立ち上がった。そして「もういい加減にしてくれ!」とさけんだが、おばちゃんの大声にあっけなくかき消されてしまった。結果、何事もなかったようにまたみんなおばちゃんの電話を延々聞き続けたのである。


台湾の人々の忍耐づよさに、感服汗