高校の『國文』になると、さらに古文の割合が増える。
でも注釈もちゃんとついているので古文の勉強によさそう。さらに楽しいのが現代文。台湾の文学者、小説家、映画プロデューサー等の作品も採録されている。
例えば詹宏志氏のエッセイ↓。氏は台湾映画の代表的作品『牯嶺街少年殺人事件』や『悲情城市』のプロデューサーで、台湾映画好きにはたまらない人選だ。
それから黄春明氏。台湾郷土文学の代表的な作家で、映画化もされた『兒子的大玩偶(坊やのお人形)』や『蘋果的滋味(りんごの味)』の作者。度々出てくる台湾語や台湾独特の習俗についての解説もあるので勉強になる。
教科書だから1編が短いのもいい。古文も繁体字も台湾文学も勉強できる高校の『國文』教科書、最高ではないでしょうか。ちなみにこの三民書局の教科書は、台北駅前、重慶南路の「三民書局」で買いましたよ。