尾牙〔bué-gê(ぼえげー)/bé-gê(べげー)〕
村上先生の『台湾語辞典』によると、「土地公をその年最後に祭る日。旧暦12月16日」とある。
台湾教育部の『閩南語常用辞典』ではも少し詳しく説明。曰く、毎月(旧暦の)2日と16日に土地公を祭る行為が「做牙」。旧暦の十二月十六日は一年で最後の「做牙」なので「尾牙」と言う。商家や会社では通常この日にみんなで食事をして社員をねぎらう…。のだそうだ。
そしてねぎらうだけではなく、その年一番のダメダメ従業員に首を言い渡す日でもあったらしい(昔は)。その方法は、宴席のテーブルの上に鶏を置いて、クビにしたい人に鶏の頭を向ける……というもの。こわいこわい。