これでアナタも10日間で注音符号が読めるようになる!⑦声調記号など | 台湾華語と台湾語、 ときどき台湾ひとり旅

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最後は、実際に注音符号をどういう風に書くのかということと、声調記号のつけかたのお話です。

台湾の読みものは基本的に縦書き。日本のパターンと非常に近いです。雑誌は横書きのものも多いけど、国語の教科書、新聞、小説などの読み物系は基本的に縦書きです(ただ専門書は横書きが多い気が…)。

ということもあり、注音符号をルビとしてつける場合、普通は漢字の横に、縦に並べて書きます。

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私はこのブログで仕方なしに横に並べて書いていますが、普通は文章が横書きでも、ルビ(注音符号)は漢字の右横に、縦に並べて書くようです。

声調記号は基本的に漢語ピンインと同じで、違うのは次の二点だけ。

1)第一声の記号はないので、一声のときは何もつけない。(上の写真「七」と「媽」)。
※漢語ピンインでは第一声は母音の上に横棒。例えば ā とか ē。

2)軽声は黒い丸。(下の写真の「個」と「的」)
※漢語ピンインでは軽声は何もつけない。

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声調記号をつける場所は主母音を表す符号(或いは主母音を含む符号)の右上。上の写真の「人」や「候」を見てください。ま、符号がいくつあっても(と言っても注音符号は一つの漢字につき最大3文字しかない。最大5文字になってしまう漢語ピンインとの大きな違い)一番下の符号の右上につける、と覚えておくといいかもしれません。

ただし、上の写真の「四」や「時」のように母音の符号がない場合は、子音の符号につけますし、「個」や「的」など軽声の場合は、一番上の符号の真上につけます。こうやって文章で説明するとややこしいけど、実際の例を見れば一目瞭然ですね。

ちなみに台湾の小学校の「国語」の教科書は、4年生までは全ての漢字にルビがふってあります(5年生からは新出漢字だけ)。

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なので、中国語がある程度できる(台湾の小学4年生が学ぶ漢字くらいはスラスラ読めるし、それを漢語ピンインで表すことができる)外国人が注音符号を覚えようとするなら、この小学校の「国語」教科書は本当に最適だと思うのでありました。

おしまい。